声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

海軍さん

2015-02-21 16:47:01 | 最近の話題
マッサンの愛するエリーが特高警察に
連行されそうになったとき、


やっぱり助けに来たのは白馬の騎士ではなく


白い軍服姿の“海軍さん”、だったのですね。


あの時の“海軍さん”のカッコよかったこと!


そういえば、

あの白い軍服に

少女時代の実母が憧れていた話を

よく聞かされたものです。


今から70年前、

動員学徒として島根県の浜田高女から
送られた

呉の海軍工廠で、

若い士官とすれ違うたびに幼い胸を
ときめかせ、

「敬礼!」をしたのだとか…


そして、すれ違ったあとで、こっそり振り返ると

士官も自分の方を振り向いて見ていたのだと…

母は、いつも嬉しそうに話していましたっけ。



今日のマッサンを見て、

またまた

母の“海軍さん”の話を思い出したのでした。












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風立ちぬ

2015-02-21 08:36:51 | 映画・ドラマ

昨夜のTV初公開の「風立ちぬ」を観ながら


キャラクターデザインの仕事を
している長男が

「一度は見ておいた方がいい」

と言っていた理由がわかるような気がしました。


映画が公開されてからずいぶん経つのに

TV特番のメイキング版を観ただけで


すっかり観終わったような気分になって
いたこともあって、


ようやく今頃
この劇場版アニメ作品を観たわけですが


こんなにも 当時の技術者の矜持を描いた作品だったなんて…


プロジェクトXのアニメ版だ…


という思いと


まるで実写版を観ているよう…

カット割りが、とてもアニメだとは思えない

でも、

アニメだからこそ生々しさが緩和されて

ファンタジックな作品に仕上がっているのかな…


それにしても


切ない…この観終わった後の余韻は

なんなのだろう…


あぁ、そうか


息子が「一度は観ておくべき作品だ」

と言っていた理由が


コレだったんだ…。


戦争をテーマにした作品は

観終わった後、

しばらく重い鉛を飲み込んだような
気分になるけれど


この「風立ちぬ」は

不思議な“爽やかさ”に近い感情が残る

コレってなんだろう…


多分それは、きっと一つ一つ丁寧に描かれた絵のせいだ。


…と、

そこまで考えた時に


そうか、

これが、まさに技術者の矜持だ…


宮崎駿監督の「最後の作品」の意味に

ようやく気づいたのでした。




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