声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

届かない情報

2014-08-21 08:35:06 | Diary
広島を出た直後の地面を叩きつけるような大雨…

あの雨がこんなに大きな被害をもたらしたことに愕然としています。


昨朝、実父から妹の家も心配だと電話があり、

斜面に建っている…けれど、広島の中心部に近い場所なので、
今のところ心配はなさそうだ、と答えたところですが、

広島には3万2千箇所も危険な箇所があると知って、他人事ではないかも知れないと思っています。


今回大きな被害の出たJR可部線沿線に拡がる宅地造成地は、

以前から危険だと言われていた場所だとわかっていながら、

被害が出るまで何もできなかった事実を
行政は重く受け止めるべきです。

地質も脆いと言われていれば、そこに家を建てようとは思わないはずですが、

情報がきちんと伝えられていたのかどうか…。

色々な事を考えています。


ハザードマップがあっても結局生かされない.…。


以前、東海地方の某自治体を取材した時、ハザードマップを下さいと言って市の土木事務所を訪ねましたが、


このハザードマップは、各自治体に
「あるにはあります」という類のものです。

地価が下がるので全家庭に配布できないという事情もあるようですが、

行政はもっと自分たちが作ったものを周知させる仕組みを作らなければいけないのではないですか?

避難勧告の遅れも問題視されていますが

勧告が出ていても聞こえない、という声は過去にも災害の起こった地域の住民から頻繁にあがっています。

緊急を告げるサイレンの音だって建物の中にいれば雨の音に消され実際には聞こえないのです。


私の実家や親戚が大きな被害を受けた昭和58年7月25日の山陰豪雨の時もそうでした。



防災行政に携わる方々にお願いです。


高齢者や子供を含め、全ての人に情報を届ける手立てを、早急に考え実行してください。


清水由美 










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