声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

久しぶりのシネコン

2024-03-02 21:31:00 | 映画・ドラマ
強風の毎日が続いている。

せっかく晴れているのに洗濯物は外に干せない。

というのも、
近くの空き地や田畑の乾き切った土が、
強風に煽られて砂埃となって飛んでくるから…

車で街中に向かう際も、この時期は否応がなしに砂埃の混じった強風がフロントガラスに襲いかかる。

その砂嵐の中を、今日は街まで出かけた。

「ゴジラを見に行きたいんだけど」

「Mはどうするの?」

「連れて行けないから今回は留守番してもらおう」

「3時間ぐらいなら大丈夫かな」

…と、
珍しく夫と意見が合った。

私は、ゴジラ映画が好きだ。
見逃した事は一度もない。

それに、
あの《らんまん》コンビが出演する話題作を見逃すわけにはいかない。

Mに留守番を頼んで出かけた。

ネタばらしはNGだと思っているのでしないが、

夫も私も途中で何度か泣いた。

こういう時、つくづく自分たちは昭和の人間なんだなぁ…と思う。

とは言え、

若者にもわかりやすい明快でタイパを意識したストーリー構成でありながら、

終戦直後の時代考証を含め、
人間ドラマとしての部分もよく考えられている…


主人公の神木さん扮する敷島が、
ノリコの写真を操縦桿の横に差し込んだ時、

「スエちゃん!」と呼ぶのではないかと一瞬思ったが、
流石に、それはなかった。
(当たり前か…) ^^;


久しぶりのシネコンは相変わらず空いていたが、

伊福部昭のテーマ曲も大音響ならではの迫力だったし、大満足だった。


トップ画像は、
我が家にあるゴジラのフィギュア、

下の画像は、
私が数年前に造った雪像のゴジラ


帰宅時、
M嬢は大騒ぎして迎えてくれたが、

怒ってキバをむいた顔はゴジラそっくりだ。











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Nostalgia for Maebashi

2024-02-20 01:17:00 | 映画・ドラマ
今さらだけど、

最近になってようやくココに骨を埋めてもいいかな…と思えるようになってきた。

母の菩提寺は広島にあるので、
半分は母の処に、半分はこっちでもいいかな…と。


とにかく住み心地がいい。
人も良い。

物価が安い!

ついでに老後は年金だけでも、たぶんOKだと思う…

今日は近所のカフェに設置された無人野菜販売コーナーで、
採れたてのキャベツとニンジン、それにカキ菜を買ってきた。

全て100円なので計300円ナリ。

そのカキ菜で夫が辛子酢味噌和えを作って夕食に出してくれたが、
歯ごたえと甘味が程よくて、とても美味しかった。
旬の野菜が味わえるのが何より嬉しい。

最近、M嬢の胃酸過多を改善するために茹でたキャベツを食べさせているが、

以前に比べると雑草を食べる頻度が減ってきた…
と言っても冬で草自体が生えていないせいもあるが、
このまま順調にキャベツを食べさせれば雑草を食べては吐くクセも治るかもしれない。

今のところ3日ごとにキャベツを丸一個、消費する計算になるが、
わざわざスーパーまで行かなくても近所で調達できるのは何よりありがたい。

ここ数日の暖かさも手伝って身体も緩んできた。

気分に余裕が出てきたのは、
確定申告が終わったせいもある。

そろそろ5月に控えている2つのコンサートの練習を始めないといけないが、

主催者の都合もあるし、
予定は未定で決定にあらず…

スケジュールは常に流動的で、
直前になってみないとわからない…。


あれこれ先々の事を憂たり、悩んだり気にしたりすることにウンザリしている自分がいる。

ようやく時間的余裕ができたのだから
楽しまなくては…。

今週は仕事を午前中で終えて、
午後は録画したドラマを観ている。

昨日は『さよならマエストロ』と
『光る君へ』をみた。

ドラマに触発されて紫式部関連の本を図書館で借りてきたが、

やはり史実とは違うのだろうな…
虚実混交と割り切ってみるべきか。


『さよならマエストロ』では、

白石加代子さんが市民の役で出ているのに驚いたが、
お顔を拝見しながら、
百物語のインパクトある語りを思い出した。

しかし、どう考えても《ハバネラ》と金井克子さんの歌に共通点があるとは思えないのだが…

年齢と共に題名が思い出せない曲は多くなるが、
私の場合もメロディは口ずさめるのに題名を知らない歌がある。

そのうちの1曲の正体が、つい先日判明した。

ミシェル・ルグランの《ロシュフォールの恋人たち》で流れていた《マクサンスの歌》が原曲らしい。

ビル・エバンスの《You must believe in spring 》としても知られている有名なジャズナンバーだ。

英語とフランス語で歌われている。

私自身はフランス語の歌詞に惹かれるが
歌うのは難しいので、

スキャットでBGMにして、レトロな街並みや、寂れた感じに合うように編集してみた…

アタマの中をループしやすい曲ではNo.1だと思う。


一昨日、昨日と立て続けに動画編集したら目が疲れた。

今日は眼科に行かなくては…。
(−_−;)

新作UPしました。↓















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素晴らしき世界

2023-12-01 12:54:00 | 映画・ドラマ
( なんてタイムリーなんだろう!)

思わずTVを見ながら呟いた。

昨夜、寝る直前まで観ていたビデオの主人公を演じた有名俳優がTVに出ている…

「素晴らしき世界」は2年前の作品らしいが、
配役に惹かれて見始めた。

結末は予想どおりだったし、
ストーリーも予想に近いものだったが

最後まで飽きずに見終えたのは、恐らく主演俳優の演技力によるものだ。


その主人公を演じた俳優がドイツの監督による最新作でカンヌ国際映画祭で主演男優賞を獲った…

優れた演技は、言葉の壁を越える。

きっと、最新作も演技をしている事を感じさせない自然な演技なのだろう。

公開は今月下旬らしいが…渋谷の公衆トイレの清掃員を演じてるらしい。


昨夜みた2021年公開の「素晴らしき世界」は

社会の片隅で、普通に生活する事を願う刑期を終えた中年男と、それを支える周囲の人々の物語だ。

この映画の肝と思えるのは、

一歩間違えれば刑務所に逆戻りしそうな暴力への衝動を抑えようとする男の葛藤で、

激高しやすい感情を必死で堪えるシーンはハラハラドキドキの連続である。

原作には実在モデルがいたらしい…。

「素晴らしき世界」という題名は、
最初のうち随分と皮肉っぽく思えたものだが…

この主人公にとっては、
映画の後半は、心底そう思える世界だったのかも知れない。


犯罪歴のある人間にとって、塀の外の実社会は生きづらい世界だが、

いやいや、そう捨てたもんじゃないよ…

という事なのかもしれない。



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目標、そして完璧な1日

2023-09-04 08:36:00 | 映画・ドラマ
今年の8月は長かった…

公私共にやるべき事が多すぎて、
休暇中も心が休まる時間がなかった。

気がつけば9月…

来週の仕事の資料を送り
秋から始まる仕事の企画資料を提出し
8月の仕事の報告書をまとめた後で、

(今日は休む)

と、心に決めて、
何処かに出かけようかと言う夫の誘いを断り、
Amazonが配信中のビデオやドラマを一日中ダラダラと観た。

最初に見たのは『同窓会』という連続ドラマだった。

中学を卒業して30年ぶりに同窓会で再会した事がきっかけで、人生が変わっていく男女の物語…

ありがちなテーマでありながら、
この不自然な展開は何だろう?
と気になった。

その不自然さは後半に進むにつれて解明されていくが、
ありがちな不倫ドラマではなく、
事件がらみの展開になってくるところで面白みが増してくる…

当初、主人公たちの引き立て役?に思えた
三上博史さんと斉藤由貴さんの演技が印象的なドラマだった。

1作目から9作目まで見たせいで随分と時間がかかった。

結局、映画は一本のみ。

その一本が、
芦田愛菜さんと宮本信子さん共演の『縁側のメタモルフォーゼ』という映画だった。

偶然BL漫画を本屋で見つけて読み始めた宮本信子さん扮する80代の女性と、
同じくBL漫画ファンの芦田愛菜さん扮する高校生とのさりげない交流を描いているが、

この映画に出てくるセリフが心に沁みる。

私のような雑な人間には考えられないような、丁寧な日々の暮らし方や、

若い人たちの思いを描いているシーンで、あれこれ考えさせられた。

(目標って、なんだろう)
(完璧な1日ってなに?)

エンディング曲の、
宮本信子さんと芦田愛菜さんがデュエットしている歌がとても良い!

年齢や嗜好にとらわれない生き方は新鮮だ。

見終わった後で気分が爽快になった。

さて、
私の目標は…

何だろう…。






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異動辞令は音楽隊!

2023-07-03 10:14:00 | 映画・ドラマ
阿部寛さん主演の映画をAmazonで観た。

最初は、予想外の事件現場の映像から始まるので、
《事件捜査もの》《刑事物》かと勘違いしそうだ。

ネタバラシはしたくないので、
詳細は言えないが、

1番印象に残ったのは
『音楽隊って必要ですか?』という《偉いさん》のセリフ。

昔、私が若い頃、
2年間だけ音楽隊所属の女性自衛官として勤務したことがあったが、

その時も、
これに近い事を言われたことがあった…。

当時は音楽隊だけでなく
自衛隊の存在自体を疑問視する時代だったから、
(言われても仕方ないなぁ)と思っていたし、
演奏旅行に行く時はリクライニングもクーラーもない大型バスで管内を廻って演奏するのが仕事で、

主に高齢者施設や療育施設などでの《慰問演奏》や公共の場所での広報活動を目的とするのが、音楽隊の役目。

必要か否かは国民の判断に委ねるもので、

中には『税金の無駄遣いだ』と思っている人がいるのも事実…
そう意識しながら勤務していた。


ちなみに警察音楽隊、
特に各地の県警音楽隊は、(映画の中でもそうだが)、通常の警察業務との兼業だが、

自衛隊音楽隊は、他の部隊との兼務はない。

それゆえに世間から見れば、給与を貰いながら音楽をやっているプロの演奏家と同じ扱いである。

当然、音楽のレベルは高くて当たり前、
演奏が拙ければ、風当たりも強いはずだ。


それで最近、日本でトップと言われている中央音楽隊について、
少し気になることがある。

我々のような一般人が聴きたいと思っていても、なかなかチケットが手に入らないという事について、である。

先だって、
陸自中央音楽隊のOBに、
『今月7日の高崎市での演奏会のチケットが当たった』とメッセージを送ったら、

「以前、定演に応募したら抽選に外れた」
と返信があった。

OBだってチケットは簡単に手に入らないらしい。

陸上自衛隊中央音楽隊クラスになると、

本来は《国民みんなの音楽隊》でなければならないのに、
国民が演奏会で生演奏を聴くチャンスは非常に少ないのである。

コレは由々しき問題ではなかろうか?

国民皆が平等に演奏が聴けるよう、もっとチャンスを増やして貰えないものか?

…と、
かつて『陸自の歌姫』になり損なった私は思う。


話は飛ぶが、

私が年に数回、先輩ヅラして偉そうに講演する高崎市にある陸自新町駐屯地ではPX(売店)が無くなり、

営内で暮らす隊員たちは、いちいち外出許可を貰って買い物に行く不便な生活を余儀なくされている。

防衛予算を増やすなら、
こうした福利厚生をしっかりやるべきだろう。
そうしないと、ハラスメントや乱射事件のニュースと相まって、ますます入隊者は減る一方だ。 

先だって読んだ《防衛大学校の中途退学者、任官拒否者が増えている本当の理由》を述べた告発者の記事も、
民間ならとっくに解決している内容だった。

今の時代、民間企業は時代に即した柔軟性がないと生き残っていけないが、

大きな国家組織は、その点に於いて民間に随分と遅れをとっているような印象を受ける。

かつて自衛隊の中のことは《塀の中》のことで外からは見えないのが当たり前だった。

今は、時代に合わせた広報活動が必要だ。
音楽隊が親しまれ、必要とされるためには、

誰でもが平等に音楽を聴く機会を増やして欲しい。

そんな話を夫にすると、
「妙なヤツが聞きにきたらマズイから選別しているんじゃないか?」と言う。

それも多少はあるかもしれないが、
一般の音楽ファンが定期的に聴きに行けるシステムは、ないものだろうか…。


映画《移動命令は音楽隊!》の話に戻るが、

阿部寛さんのドラムは、
初心者で短期間で仕上げたにしては、なかなかのものだった。

(やっぱり音楽はイイなぁ…)
と言うのが見終わった時の感想だ。

星は3つ半かな…。










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純愛に感動した朝

2023-06-02 18:40:00 | 映画・ドラマ
今年もクレマチスのプリンセスダイアナが咲き始めた。

可憐なピンク色を帯びた赤が今は亡き元妃の、愁を帯びた美しい表情を思い起こさせる…

薔薇ほどの派手さはないが、可憐さでは優っている。


昨日の朝ドラでは久々に『庭の千草』を聞いた。
実母がいつも歌っていた事を思い出し、懐かしさで胸がいっぱいになった。

白菊が実は薔薇だったという事実も初めて知った…


今朝の《らんまん》では、一途な万太郎の潔い姿勢と言葉に感動した。

演技のうまさもあるのだろうが、
純愛とは、きっとこう言うものなのだ、

今の世の中では、あり得ないが
昔の日本人はこうだったのだ…と、

ひとり納得した。

歳とともに感動が少なくなってきている今、ドラマに、まだ感動できる自分がいる事に驚く。

雨の季節で気分がスッキリしないが、
これからの朝ドラが楽しみになってきた。

ささやかな楽しみがあるのは幸せなことだ。


我が家の愛犬M嬢にBFができました。









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何度も生まれ変わる

2023-02-26 16:19:00 | 映画・ドラマ



このところ立て続けにAmazonプライムで映画をみている。

星の数が4つ以上のものを選んではいるが、途中でツマラナイと思ってやめることもあるのは、
私自身の集中力が続かないからだ。

好きなタイプの映画はファンタジーだが、
最近は雑食で、話題作はとりあえず見ておこうと思う。

一昨日みた『新聞記者』は後味の悪さだけが残った。
現実と重なる場面も多く生々し過ぎてしんどい。

昨夜は、犬の映画で大泣きした。

邦題がイマイチなので、最初は見るのをやめようかと思ったが、
出てくる犬達の演技に惹き込まれた。

ひと言でいえば、最初の飼い主に会いたくて3度も転生する犬の話だ。

最初から予想はしていたが、予想を上回るほど泣けた。

息子にメールしたら、ラジオで伊集院光さんも大泣きした映画だと言っていたとか。

主人公の犬の気持ちを上手く表していて笑える場面も多いし、
改めて犬の目線って、そうだったのか…と驚かされる。

犬の生態をよく研究して脚本にしているのも頷ける。


Halが旅立って1か月、
私はいつかHalが他の犬に生まれ変わって、
また私たちのもとにやってくるのではないかと思っている…

この映画『僕のワンダフルライフ』によれば、
ダルメシアンとは違う犬種になっている可能性大だが、

きっと私には、わかる。

それまでは、がんばって長生きしたいものだ。
(^_^;)

画像はHalとよく散歩した敷地内の竹藪。

むかし話のように、竹から出てこないかな…
竹取の翁でなく媼は大喜びするのだが…。

3年前に作った動画。↓




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PLAN75

2023-02-25 07:39:00 | 映画・ドラマ
ツラいな。
こう言うのを擬似体験というのだろうか…

ますます落ち込みそうで、
途中でみるのをやめようか…とも思ったが、
78歳の独居の主人公、倍賞千恵子さんと一緒に悩み、絶望し、諦めの境地を体験した。

(日本のために…ねぇ)

それも選択肢の一つなのかなぁ…

年寄りは邪魔者か?
酷いなぁ…

お荷物にはなりたくない…。

だけど、まだ生きることへの希望を捨てずにいたい…
最後は、そんな思いで見終わった。


高齢化率が加速度的に進んでいる日本の近未来を予想して作られた?
とても重いテーマだ。

そういえば、かの有名な若手研究者が「年寄りは集団自決をすればいい」と言ったとか…で物議を醸しているが、

まさにその過激な発言を、ソフトに言い換えてみれば《安楽死の選択》になるのだろうか。

救われるのは、
《PLAN75》を選択する高齢者を時に淡々と手続きする一方で、
親身になって世話をする若いスタッフ達の姿だ。

いくら世の中が変わっても変えられないものもある。


高齢者が社会保障費を圧迫する2025年問題が迫っている事を考えれば、

度々出てくる『日本の未来のために』というキャッチコピーは、決して皮肉ではないが、

分け隔てせずに国民を守ることが国家を守ることではないのかな…


認知症で家族に迷惑かけたり、病気で苦しむのなら、安楽死を選ぶこともあるかもしれないが…。

75歳からの命の選択…

本当にそんな事になったら、私はどうするかな。






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初めてみた映画は…

2023-02-25 07:35:00 | 映画・ドラマ
咲夜のこと、
息子からの着信に気づいてかけ直すと

「ちょっと聞きたいことがあって」
と言うので、

何かと訊けば

「オレが初めてみた映画って何だっけ?」
と言う。

「たぶん、ゴジラ映画だったような…」

そうだ、90年代に作られたゴジラvsキングギドラとかの怪獣映画だ。

その後はエヴァンゲリオンだっけなぁ…。

なぜ、そんな事を知りたいのかと訊けば

「仕事関係で映画ネタを話すことがあるので」…なのだとか。

そういえば息子は昨年、ゲーム部門からアニメ部門に異動になったと言っていたが、

映画に関わる仕事でもしているのだろうか…。

フリーター時代に川崎の映画館で映写技師のバイトをしていた息子にとって、
たぶん映画は1番やりたい仕事だったはず…。

ゲーム部門にいた時よりストレスも多少は減っているようだし、
以前よりは体調も良さそうだ。

で、どうせ興味はないだろうと思いながらも
「母が最初にみた映画はね…」
と話し始めると、

「えっ?あんな田舎に映画館あったの?」
と訊いてきた。

たぶん、3歳の頃にみたと記憶しているが
東海道四谷怪談…お岩さんだ。

「椅子じゃなくシートが敷かれてある映画館で、お岩さんが出てくるシーンが怖くて近所のオバサンの背中に隠れながらソッとみたんだよ」

「で、その次にみた映画がね、森鴎外の山椒大夫を原作にした安寿と厨子王ってアニメだったかな…当時はカラーの事を天然色って言っていたんだよ…」

その次は、
父に連れられて見に行ったウィーン少年合唱団の『のばら』だ。

美しい映画だったなぁ…

あぁ、私も映画が好きだ…映画の話をするとキリがないんだ。

結局、この日の電話も1時間くらい映画談義に花が咲いた。

top画像は、この前、民家カフェでランチした時のもの。

デザートの抹茶ケーキとピスタチオのモンブラン…、

糖質依存かな。

(−_−;)






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ビューティフル・レターズ

2023-01-13 10:50:00 | 映画・ドラマ
昨日は暖かい…と言うよりも
暑い一日だった。

日中は日向ぼっこが甲羅干しになりそうなほど我が家の南向きの窓際は暑い。

図書館から借りきてきた本を何冊が読んでいるうちに昼寝したらしい。

暑さで目を覚ますと
室温は32℃まで上がっていた。



セーターを脱いでTシャツ1枚で丁度良い気温だ。

Halは、時どき起きては舌をペロペロさせる。
これは「ハラヘッタ、ナニカナイノ?」

のサインだが、

今日のHalは動物病院で取り寄せて貰った腎臓サポート用のドライフードを全く受け付けない。

仕方ないので、

10時ごろ、
犬用の栄養ドリンクを湯煎して人肌に温めて飲ませた後、

市販の腎臓サポートのペースト缶を食べさせ、

お昼過ぎに塩分ゼロの手作りパンケーキを食べさせると、

これも美味しそうに食べた。

朝は少しだけ胃液を戻したが、
午後はHalの体調も安定しているので、

映画を一本見た。

ビューティフル・レターズという85分のアメリカ映画だ。

先だっての邦画《ラストレター》とタイトルが似ていたので、

同じようなストーリーかと思ったら全く違っていた。

期待していなかった分、
予想外の《名作》で感動してしまった。

いわゆるサクセスストーリー物ではなく
ささやかな日常の出来事を扱っているのだけれど、

まさに心温まるストーリーだ。

見終わった後で、気分が良くなる…
こんな映画は久しぶりかもしれない。

今日は異常に暖かい1日だったが、

乾燥したこの時期には、
この手の心が潤う映画が1番かもしれない。






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