【天使の女王】ウィリアム・アドルフ・ブグロー
あの、これネタバレ☆的なことに当たるのかどーかっていうのがビミョ~☆なんですけど、とりあえずウィキにも書いてあるしな……っていう感じで、フツーに書いてしまっていいでしょうかww
例の、D・Sがカルのピーッ!!だっていう話、わたしも最初知った時には「………」みたいに思いました。。。
やっぱりわたし以外にも「じゃあ、12巻でふたりの友情に感動したオレはなんだったんだよ☆」みたいな意見を持つ方はいらっしゃるみたいで……うん、わたしも最初は本当にそう思ったんだww
10巻の「――の子」の――の部分は、魔人とかじゃなくって、もっとすごい(?)読者が思いもつかないよーな単語が入ると思ってて。。。
というか、↑の次にわたしが思ったのは、それでいくとカルが母様を殺害したのって、ある意味D・Sのせいのような気もしてくるわけで……その事実をカルが知ったら、ショック☆のあまり、真っ先に父親殺しそうwwなんて思ったり(^^;)
まあ、わたし例のHAQ本持ってるわけじゃないので、はっきりとはわからないんですけど、でもネット情報によると、D・Sはカルの母様のことを本当に愛してた(え?D・Sには愛ってないんじゃなかったっけ??と思いつつ☆)、だから彼女に自分の子供を孕ませた……んじゃないか、みたいなことを読みました。
ん~、まあそれでいくと、カルの誕生は少なくとも両親が愛しあった結果っていうことになるわけで、そういう意味では救いがあるとは思うものの――それでもちょっと釈然としない感じが残ったり。。。
D・Sがカルの母様の元を去ったのは、それなりに事情や理由があってのことだったとか、そういうのは理解するにしても……そこらへんのことって、番外編的な形によってでも、語られることってあるのかなあ(^^;)
これが事実であるとするなら、わたしがカルの立場だったとしたら、D・Sに対する自分の感情ってかなり複雑なものになる気がします
だって、それまで「友」と思ってた人が突然「パパ☆」になるって……う゛~ん。でもこれってカル的には嬉しいことなのかなあww
逆恨みのように思われるかもしれなくても、わたしならやっぱりこの場合「パパ☆」を恨みますよ
「オマエのせいで、私と母様がどれほどの思いをすることになったか……!!」みたいな感じで(泣)
それでもまあ、「未使用・改訂版」読むと、カルがD・Sの出生の秘密を知る形になってるので、そういうことも考えあわせると、「赦せる」部分も出てくるとは思うものの……わたしがこの設定を知って良かったと思ったのは、原作者様の理解としてはカルとD・Sの関係ってそゆことなんだ☆ってわかった点かもしれませんww
母性系のほうでは否定されてしまったカルだけど、父性系のほうで肯定されることで、カルは心が癒されたのかなっていう(^^;)
まあ、だからといって、カルとD・Sの「……お、父さん……!!」、「息子よ!!」なんつー場面は特に見たいとは思ってないにしても(笑)、実の親子でも子供の年齢がある程度いくと、仲が良ければほとんど友達☆みたいになったりもするし、そう考えるとそんなにおかしくもない設定なのかなって、最近は思うようになってきました
なんにしても、↓のお話は、来週の月曜日で終わる予定です♪(^^)
それではまた~!!
Cool&Passion2-【8】-
(体のほうは、幾分か楽になったな……)
これまでシェラは、原因不明の奇病といったものを信じていなかったが(彼女はどんな病いにも、精神的・肉体的な原因がどこかにあるはずだと考えていた)、自分が一度そのような状態に陥ってみると、理由などどうでもいいから治りたいという一心であった。
(じゃないと、あの方に誤解をされたままだ……)
ただひとつ、今のシェラにとって唯一の慰めは、侍従のユノスが食事の盆を持ってくるたびに、ドア越しに主君の様子を話してくれることだったろうか。
『カル様はたぶん、ぼくを気遣って、自分からお召し物をさっさと選んで着替えたり、食事のほうもぼくがディロン様に叱責されない程度には、おとりになってくださっています』
そうか、とシェラは答え、少しだけ複雑な気持ちになった。
彼女の主君カル=スはもともと粗食で、料理長オレイユがいかに腕を振るって美味しいものを作っても――もともと、半分も食べればいいほうだった。
それをシェラがなんとか、あの手この手を使って主君に出来るだけ食事をとってもらえるよう、これまで随分努力を重ねてきたのだ。
(だが、もしかしたら、わたしがあれこれ手を焼くよりも……新しい侍従が仕えたほうが、適度な距離感によって、あの方も進んで食事をされるかもしれない。もしかしたらわたしは、分を越えてカル様に近づきすぎてしまったのだろうか?だから、最近に至ってはあんな淫らな夢まで見るようになってしまったのかも……)
シェラは熱のためではなく、頬を朱に染めた。
といっても、病気に臥せっていたこの三日ほどの間、シェラは主君カル=スと抱きあう夢を見てはいなかったけれど……。
(きっと、罰が当たったんだな……)
そう思い、シェラは重い体を起こすと、立ちくらみを覚える体を叱咤するようにして、バスルームへ向かった。
三日も風呂に入らず、またシャワーすら浴びていなかったそのせいで――病気の症状のせいばかりでなく、体に何かねっとりとした油の膜でも出来ているようで、気持ちが悪かったのだ。
それと、悪い汗がすべて出ていったようにシェラは感じていたので、体を清潔な湯で清めれば、温浴効果によって明日には体調が大分良くなるのではないかと、そう期待してもいた。だから、相当億劫ではあったが、無理に体を引きずるようにしながらバスルームへ向かい、シャワーを浴びると、体と髪を洗うことにしたのである。
それからシェラは、少しだけ水分補給をして、再びベッドで横になった。
体にレースの薄物を一枚まとい、そうして眠りにつく。
シェラは再び夢のない混沌とした意識世界を彷徨いはじめながら――その意識のどこか片隅のほうで、こんなことを考えていた。
自分にはまだ、万一に備えての覚悟が全然足りていない、と……衣服に関しては、確かに常に男物を着用してはいる。だが、下穿きのほうは女のそれだったし、もし寝室の衣裳戸棚を誰かが漁ったとすれば、大変なことになるだろう。
それにこのレースの夜着も――自分の吟遊詩人の一族に古くから伝わる織物であるとはいえ、病気が治ったらもう二度と着ることもあるまいと、シェラはそう考えていた。
これからはもっと、身も心も男として、誠心誠意あの方にお仕えしなくては……そうでなければ、魔戦将軍としての自分に値打ちなどどこにもない、そう思いながらシェラは深い眠りへ落ちていった。
>>続く……。
あの、これネタバレ☆的なことに当たるのかどーかっていうのがビミョ~☆なんですけど、とりあえずウィキにも書いてあるしな……っていう感じで、フツーに書いてしまっていいでしょうかww
例の、D・Sがカルのピーッ!!だっていう話、わたしも最初知った時には「………」みたいに思いました。。。
やっぱりわたし以外にも「じゃあ、12巻でふたりの友情に感動したオレはなんだったんだよ☆」みたいな意見を持つ方はいらっしゃるみたいで……うん、わたしも最初は本当にそう思ったんだww
10巻の「――の子」の――の部分は、魔人とかじゃなくって、もっとすごい(?)読者が思いもつかないよーな単語が入ると思ってて。。。
というか、↑の次にわたしが思ったのは、それでいくとカルが母様を殺害したのって、ある意味D・Sのせいのような気もしてくるわけで……その事実をカルが知ったら、ショック☆のあまり、真っ先に父親殺しそうwwなんて思ったり(^^;)
まあ、わたし例のHAQ本持ってるわけじゃないので、はっきりとはわからないんですけど、でもネット情報によると、D・Sはカルの母様のことを本当に愛してた(え?D・Sには愛ってないんじゃなかったっけ??と思いつつ☆)、だから彼女に自分の子供を孕ませた……んじゃないか、みたいなことを読みました。
ん~、まあそれでいくと、カルの誕生は少なくとも両親が愛しあった結果っていうことになるわけで、そういう意味では救いがあるとは思うものの――それでもちょっと釈然としない感じが残ったり。。。
D・Sがカルの母様の元を去ったのは、それなりに事情や理由があってのことだったとか、そういうのは理解するにしても……そこらへんのことって、番外編的な形によってでも、語られることってあるのかなあ(^^;)
これが事実であるとするなら、わたしがカルの立場だったとしたら、D・Sに対する自分の感情ってかなり複雑なものになる気がします
だって、それまで「友」と思ってた人が突然「パパ☆」になるって……う゛~ん。でもこれってカル的には嬉しいことなのかなあww
逆恨みのように思われるかもしれなくても、わたしならやっぱりこの場合「パパ☆」を恨みますよ
「オマエのせいで、私と母様がどれほどの思いをすることになったか……!!」みたいな感じで(泣)
それでもまあ、「未使用・改訂版」読むと、カルがD・Sの出生の秘密を知る形になってるので、そういうことも考えあわせると、「赦せる」部分も出てくるとは思うものの……わたしがこの設定を知って良かったと思ったのは、原作者様の理解としてはカルとD・Sの関係ってそゆことなんだ☆ってわかった点かもしれませんww
母性系のほうでは否定されてしまったカルだけど、父性系のほうで肯定されることで、カルは心が癒されたのかなっていう(^^;)
まあ、だからといって、カルとD・Sの「……お、父さん……!!」、「息子よ!!」なんつー場面は特に見たいとは思ってないにしても(笑)、実の親子でも子供の年齢がある程度いくと、仲が良ければほとんど友達☆みたいになったりもするし、そう考えるとそんなにおかしくもない設定なのかなって、最近は思うようになってきました
なんにしても、↓のお話は、来週の月曜日で終わる予定です♪(^^)
それではまた~!!
Cool&Passion2-【8】-
(体のほうは、幾分か楽になったな……)
これまでシェラは、原因不明の奇病といったものを信じていなかったが(彼女はどんな病いにも、精神的・肉体的な原因がどこかにあるはずだと考えていた)、自分が一度そのような状態に陥ってみると、理由などどうでもいいから治りたいという一心であった。
(じゃないと、あの方に誤解をされたままだ……)
ただひとつ、今のシェラにとって唯一の慰めは、侍従のユノスが食事の盆を持ってくるたびに、ドア越しに主君の様子を話してくれることだったろうか。
『カル様はたぶん、ぼくを気遣って、自分からお召し物をさっさと選んで着替えたり、食事のほうもぼくがディロン様に叱責されない程度には、おとりになってくださっています』
そうか、とシェラは答え、少しだけ複雑な気持ちになった。
彼女の主君カル=スはもともと粗食で、料理長オレイユがいかに腕を振るって美味しいものを作っても――もともと、半分も食べればいいほうだった。
それをシェラがなんとか、あの手この手を使って主君に出来るだけ食事をとってもらえるよう、これまで随分努力を重ねてきたのだ。
(だが、もしかしたら、わたしがあれこれ手を焼くよりも……新しい侍従が仕えたほうが、適度な距離感によって、あの方も進んで食事をされるかもしれない。もしかしたらわたしは、分を越えてカル様に近づきすぎてしまったのだろうか?だから、最近に至ってはあんな淫らな夢まで見るようになってしまったのかも……)
シェラは熱のためではなく、頬を朱に染めた。
といっても、病気に臥せっていたこの三日ほどの間、シェラは主君カル=スと抱きあう夢を見てはいなかったけれど……。
(きっと、罰が当たったんだな……)
そう思い、シェラは重い体を起こすと、立ちくらみを覚える体を叱咤するようにして、バスルームへ向かった。
三日も風呂に入らず、またシャワーすら浴びていなかったそのせいで――病気の症状のせいばかりでなく、体に何かねっとりとした油の膜でも出来ているようで、気持ちが悪かったのだ。
それと、悪い汗がすべて出ていったようにシェラは感じていたので、体を清潔な湯で清めれば、温浴効果によって明日には体調が大分良くなるのではないかと、そう期待してもいた。だから、相当億劫ではあったが、無理に体を引きずるようにしながらバスルームへ向かい、シャワーを浴びると、体と髪を洗うことにしたのである。
それからシェラは、少しだけ水分補給をして、再びベッドで横になった。
体にレースの薄物を一枚まとい、そうして眠りにつく。
シェラは再び夢のない混沌とした意識世界を彷徨いはじめながら――その意識のどこか片隅のほうで、こんなことを考えていた。
自分にはまだ、万一に備えての覚悟が全然足りていない、と……衣服に関しては、確かに常に男物を着用してはいる。だが、下穿きのほうは女のそれだったし、もし寝室の衣裳戸棚を誰かが漁ったとすれば、大変なことになるだろう。
それにこのレースの夜着も――自分の吟遊詩人の一族に古くから伝わる織物であるとはいえ、病気が治ったらもう二度と着ることもあるまいと、シェラはそう考えていた。
これからはもっと、身も心も男として、誠心誠意あの方にお仕えしなくては……そうでなければ、魔戦将軍としての自分に値打ちなどどこにもない、そう思いながらシェラは深い眠りへ落ちていった。
>>続く……。
でもD・Sって、カルにそーいう存在が出来たらしいって知ったらどうするのかって、結構謎☆ですよね(笑)
今日はちょっと更新できないので、月曜日でほんとに終わりになりますww
カルはレース一枚しか着てないシェラの格好を見て、鼻血出して終わりとかだったらヤダなあ(^^;)
なかちーさん、ここまで読んでくださってて、本当にありがとうございます♪