エースをねらえ!の劇場版DVD、届きました♪(^^)
そしたらまた、書きたいことが次から次へと……(ビョーキ☆)
このDVDをわたしが注文したのは、説明書きのところに>>「P.28のブックレット付き!」って書いてあったからなんですけど、このブックレットに出崎監督のインタビューが載ってて……すごく嬉しかったです♪
これぞまさしく、買った甲斐があったというもの
その中に、製作過程のことであるとか、何故ここをこーゆーふうにしたかとか、そういうことも載ってて、とても読み甲斐がありました(^^)
わたしこれでたぶん、劇場版見るのは7回目くらいなんですけど……昔、金ローで見た記憶がぼんやりあるのも含めると、8回目くらいになるでしょうか(小学△年生とか、そのくらい☆笑)
前にもどこかに書いた気がするんですけど、わたし、映像系のものって一度見て大体ストーリーが頭の中に入ると、暫くの間は見返さないっていうようなタイプなんですよ(たま~に例外はあるにしても、それはほんとにたまになので)。
それなのに、旧と劇場版に関しては、こんなにも繰り返し見返している、しかもきのう見たばっかなのに、また今日もごはん食べながら見ようとしている……オレ、どっかおかしーのか?とすら思うのですが、きのう劇場版見てて、その理由がなんでなのかわかりました(^^;)
まあ、それはどーでもいいようなことなので、どーでもいいとして(笑)、劇場版のオリジナルで一番いいところは、なんといってもまず、電話の存在だと思うんですよね。
最初にひろみの家へ電話☎をかけたのは、宗方コーチで、その時は「テニスルール第32条」がどうとか、「自分で打って走って考えろ」とだけ言って一方的に電話を切る宗方コーチ。
正直いってわたしがひろみの立場なら、「なんやねん、それ!」と思うと思います。「もっとなんかコーチらしく助言せえ!」みたいな(笑)
最初に劇場版見た時は、「まあ、約1時間半の枠に収めにゃならんわけだから☆」と思って見てたんですけど、そのあと旧を見て、「旧の宗方コーチは、もともとそーゆー人」だっていうことがわかりました(^^;)
そんで、二度目の電話はひろみから……「どうして自分にばかり目をかけるのか」と問うひろみ。そして、「絶対答えてください」とひろみが問い詰めたにも関わらず、「答える必要がない」とぶっきらぼうに答えるコーチ。
結果、「じゃあテニス部やめます」みたいにひろみは言うことになり、宗方コーチは「わかった」の一言。
まあ、この時宗方コーチは、
非っ常~にわかりにくいですけど、五日してひろみが自分の部屋(笑)へ来た時、宗方コーチは無表情ながらも、絶対すごく嬉しかったと思うんですよね(^^;)
そして三度目の電話もまた、ひろみから……二度目の時と同じく、「岡だな?」と言い当てる宗方コーチ。「どうしてわたしだってわかったんですか」みたいに問うひろみに対し、「俺が考えていることといえば、いつでもおまえのことだけだからだ」と答える宗方コーチ。
ここってたぶん、劇場版でもっとも高密度な萌えポイントだと思います(笑)
何故かっていうと、原作にも旧にも新にも、宗方コーチがひろみに直接愛の言葉を囁くような場面はないので(^^;)
それでも一番近いのはたぶん、原作の>>「俺に選ばれた自分を信じろ。何人抱きついてこようと、抱き返すのはおまえだけだ。お蘭でさえ抱いてやったことはない。おまえだけ、おまえだけだ」っていう言葉とか、>>「何が不安だ。こんなにそばにいるのに。俺はおまえにすべてをやった」っていう言葉などでしょうか(;ω;)
まあ、宗方コーチにとって、愛情っていうのは口で言うものじゃなく、ただ黙って感じるものというか、何かそういう雰囲気をすごく感じますよね。。。
練習の時もすごく厳しくて、鞭ばっかり加えて、(←違うぞ☆)をくれるなんてほとんどない宗方コーチ。
にも関わらず、そのコーチが珍しく飴的なことを言ってくれた……なんという進歩!!じゃなくて、ひろみにとってこの言葉って、何よりすごく嬉しいことだった思うんですよね(涙の雨)
ブックレットのインタビューによると、出崎監督はここのシーンを思いついた時に「映画として出来た!」って思われたっていうことなんですけど、それってなんかすごくわかるなあ、なんて思いました(^^)
この電話って、ある意味象徴なんですよね。ひろみと宗方コーチを繋ぐ……それも、宗方コーチが亡くなったあとでも、きちんと魂のコードは繋がっていて、ひろみはその後も何度となく宗方コーチに心の中で電話をかけるだろう、という。
テニスのことで助言を受けるとすれば、桂コーチもいるし、藤堂たんもお蝶夫人もいる……でも、ひろみが心の中で電話をかけて、一番色々な話をしたいのは宗方コーチだっていうことですよね(;ω;)
そして、「母さん、岡の奴がまた電話をかけてきたよ」と言って息を引きとる宗方コーチ。。。
この点については、「えっ!?それで終わり(;゜Д゜)!」っていう意見もあると思うんですけど、わたし自身は原作のアレコレのシーンやセリフが入ってないっていうことで、がっかりはしなかったんです(^^;)
ただし、これはあくまでわたしが<今>エースをねらえ!っていう漫画&アニメにハマってるからそう思えるのであって――<当時>ハマってたとしたら、たぶん不満だったんじゃないかなとは思います
う゛~ん。エースをねらえ!って、なかなか製作過程が複雑というか、すごく珍しい過程を経て、旧・新・劇場版が作られてると思うんですよね。
基本的に当時も今も、漫画の原作がある場合は、アニメってそのストーリーに沿って作られることが大半なわけですけど……旧エースってそうでありながら、オリジナルの要素がすごく多くて。
そして質的・ストーリー的にどうこうっていうことじゃなくて、たまたま時間枠が悪かったというか、何かその種の理由で視聴率のほうがあまり良くなかったわけですよね(なんといってもあの時代はネットなんてないし、みんながほとんど同じTV番組見て、次の日にそのことを話すっていう時代だったと思うので)。
ところが夕方の再放送で人気を獲得し、その後新エースが作られることになり……ところがこの新エースには、出崎&杉野監督が不参加で、見る側としては旧のあの<絵>で何故ひろみたちが動いてないんだという、かなり不満な内容だったと思うんです(^^;)
いえ、新には新で、もちろんいいところもあると思います。でも旧を見た人は大抵、「何故この<絵>で第1部の終わりまでいってくれなかったんだ(泣)」と思うものなんですよね
そして次に作られる<劇場版>では、念願叶って出崎&杉野監督による映画になるって聞いたら……ファンとして一番気になるのはやっぱり、あのラストはどうなるのかっていう、その部分だと思うんです。
でも、わたしが勝手に思うには、原作に極めて近いラストについては、すでに自分とは別のクリエイターというか、新のスタッフさんたちがやってるので、それと同じことを違う形でやるっていうのも、少し難しい気がしたり
なんか出崎監督のインタビュー読んでると、「新でやったことをまたやってどうする!俺は俺のエースをやる!」っていう、出崎監督って、そういうタイプの方なのかなって思いました(^^;)
それから、劇場版のオリジナルで有名なのが、「宗方コーチは何故岡ひろみを選んだのか」っていう点が明らかになってるってことですよね。
え~と、その点は原作では明らかになってないってネットでも読んだんですけど、自分的には「え?描いてあると思うけどww」とか思ったり(^^;)
まあ、それはどうでもいいとして、「お母さんに似てた☆」って、すごくわかるような気がするんですよね。
原作の宗方コーチのお母さんが泣いてる顔って、少しだけひろみに似てたりして……この点に着目した出崎監督はすごいと思う(そう言われて、そう言えばって初めて気づいたので)。
そんでもってここからは、わたしが思う「宗方コーチが岡ひろみを選んだ理由」を書きたいと思うんですけど、ここまででも鬱陶しいくらい長くなったので、そのことについてはまた次回にまわします
それではまた~!!
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