天使の図書館ブログ

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Wait&See~リスク~

2011-10-05 | 音楽

 最近よく宇多田ヒカルさんの歌を聴いてるきゃんり人☆なんですけど……前までは宇多田さんの歌って、聴いてるようで実はあんまり聴いてなかったのかなって思います

 ドラマの主題歌とか、超ヒット曲については、TVとかで流れてるのを聴いて、なんとなく耳に残ってるくらいでいいや、と思っていたいうか(^^;)

 でも何度も聴いてるうちに、耳ではっきり聴きとれなかった歌詞が気になって、ネットで検索したりしてるうちに――自分的にようやく宇多田さんの書かれる詞の深さに気づいたような次第です(遅っ!!☆)

 本当はひとつの記事に宇多田さんの歌を何曲か貼って、「この曲のここが好き!!」っていうのを2~3行か5、6行書くっていうことをしようと思ってたんですけど……今回はちょっと1曲まんま取り上げることにしようかな、なんて。

「Wait&See~リスク~」は、2000年に発表された、宇多田さんの5thシングルです。

 2000年というと、今から約11年前でしょうか。たぶん宇多田さんが17歳頃の曲なのかな♪(^^)

 ウィキに>>渋谷をマシンを操って駆け巡る宇多田ヒカルが当時話題になった……とあるとおり、このPVをTVで初めて見た時、「おお、カッコいい!!」と思った記憶がなんとなくぼんやり残ってます。

 でも今ようつべ☆でこのPVをあらためて見てみると、一番感じるのが実は「閉塞感からの脱出」ということかもしれません
 
 わたしの記憶に間違いがなければ、この頃宇多田さんはマスコミなどにすごく騒がれてたと思うので(なんか今さらな過去ネタですけど^^;)、もうこの時にはすでに「この閉塞感から脱出したい!!」みたいに思われてたのかな~なんてぼんやり思いました。

 そしてPVのラストは「でもおまえたちなんかに負けないぜ!!」的雰囲気で終わってる、みたいな(笑)

 まあ、こうしたことはわたしが勝手にそう思ってるってだけの話なんですけど――この歌詞のキモ(?)は、


「どこか遠くへ
 逃げたら楽になれるのかな
 そんなわけないよね
 どこにいたって私は私なんだから」

 と、

「変えられないものを受け入れる力
 そして変えられないものを
 受け入れる力をちょうだいよ」 
 
 それに、

「歌は変わらない強さ持ってる
 悩みなんてひとつの通過点
 大きすぎるブレスレットのようにするり」


 っていう、このあたりなのかな~と、自分的には感じたり。
 
 基本的に、宇多田さんがこの曲に当時どんな思いをこめて歌詞を書いたかなんて、宇多田さん本人にしかわからないわけですけど(当たり前☆)……有名になるっていうことには、リスクが伴う、みたいに聴こえる部分があると思うんですよね(^^;)

 人に色々誤解されたりとか、それで彼女が孤独を感じたとしても、誰もわかってくれなかったり……歌詞の>>「待って、もう少しわかってくれたらきっと、もっといい雨が降るから」とか、聴く側は自分にも当てはめながら当然聴いていて、それと同時に「ヒッキーみたいな天才でも、自分たちと同じように感じるんだ」っていう親和性が同時に持てるというか。

 これはわたしの個人的な解釈ですけど、>>「廻らないタイヤが目の前に並んでるけど、アクセル踏まずにいるのは誰だろうね、矛盾屋」っていうのは、アクセルを最大限踏みこんで相手を徹底的にやりこめることも出来るけど、腹が立ってもあえてそうしない、みたいに感じるかな、なんて。

 頭がよくて優しい人は大抵そうですけど、もし仮にそんなことをしたとしても、先に「そうしたあと、後悔してる自分が見える」っていうことが結構ある。そしたらアクセルなんて踏もうと思えば踏めるけど、そんなことをしてどうなるんだ……って思ったり。

 最初のサビの部分では「たまには痛さもいいよね」と歌い、そして次のサビでは「やっぱ痛いのは嫌だけど、リスクがあるからこそ戦うほどに強くなるのさ。怖れないなんて無理」と歌う。

 それから>>「待つのは得意じゃないけど、決めつけるのは早すぎるんだ。占いなんて信じたりしないで」は、「暫く待てばマスコミの騒ぎも静まって、自分に対して決めつけの誤解をした人もわかってくれるかな」みたいに聴こえなくもなかったり……まあ、マスコミの言うことなんてある意味、占いみたいなものですよね。そのくらい当てにならない(笑)

 そして次の>>「癒せない傷なんてない。リスクがあるからこそ、愛するほどに切ないのかな。そんなに悪くはない」は、「有名になって傷つきもしたけど、こういう種類の傷なら、いつかは癒える。わかってくれる人はわかってくれるし、そういう人は本当に自分を愛してくれる大切な人。失ったものもあるけれど、それ以上に得たものも多かったことを思えば、悪くもない」――わたしの耳にはそんなふうに聴こえたり。

 でもまあ、別の意味では「癒せない傷」っていうのは、間違いなく確かに存在する、とも思います(^^;)

 それが恋愛でも恋愛じゃなくても……でもギリで許容できてるうちは、「癒せない傷なんてない。不安定でもそれなりに幸せを感じられるし、曇り空でも悪くない。そのうちきっといつか晴れるから」みたいに楽観視も出来るかな、なんて。

 そして最後は、宇多田さん本人によるカラオケ指南――!!(違うから☆)

 >>キーが高かったら下げてもいいよ、は、「そんなに自分でハードルを上げる必要はない」っていう意味なのかなって思ったりします。そしてこれは、宇多田さんがみんなに向かってそう歌いつつ、自分にもそう歌ってるように感じられるというか。

 >>歌は変わらない強さを持ってる……いえ、本当にそのとおりですよね♪(^^)

 だって、発表されて11年たっても、これだけのメッセージ性と強さを持ってるんですから。

 >>悩みなんてひとつの通過点。大きすぎるブレスレットのようにするり、は、曲中とても好きな歌詞

 ほんと、悩みをひとつ通過して成長すると、ブレスレットがするりと抜けるみたいな感じ、しますよね(^^)

 なんにしても、宇多田さんの歌は、「自分のことをみんなに向かって歌ってる」というよりは――「みんなに向かって歌いつつ、同時に自分のためにも歌ってる」、その部分がなんていうか50:50でピタッと普遍的に最初から最後まで変わらない(デビューしてから今も全然変わらない)みたいな印象をすごく強く受けます。

 仮にどの道を選んだところでリスクは付き物。痛い思いをして雨が降っても、いつかはきっとまた晴れるし、どうせなら笑って生きよう!!というように、最近この曲を聴いていて強く思うわたしです(^^;)

 それでは、最後にようつべ☆の「Wait&See~リスク~」を貼ってこの記事の終わりにしますね♪(^^)

 ではまた~!!








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