天使の図書館ブログ

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聖竜SS☆

2011-12-28 | 創作ノート
【騎士号授与】(エドモンド・レイトン)

 いえ、本編書いてる暇ないので……でも溜まっている萌えを発散するのに、ちょっとした小話(?)っぽいものを書いてみようかと(^^;)

 まあ、頭の中で大体のところ出来上がってるものを書かないでいるのもつらいので、近いうちに少しずつ書きはじめたいと思っています(>_<)

 んで、↓の会話は、天空の島の美姫、第2章あたりにあった会話なんだと思っておいてください(笑)


 ~にほひ☆~

(馬上にて

 ミュシア:「(どうしよう。こんなに近かったら、汗くさいとか色々思われないかしら……もちろん、きのうも温泉に入ったけど、エルフって嗅覚が鋭いっていうし(//_//))」

 センル:「(くんくん☆とミュシアの匂いをかぐ)いつも思っていたが、おまえはいい匂いがするな。香水の香りというのとも違うし、石鹸の匂いとも少し違う。これは、なんの匂いだ?」

 ミュシア:「えっと、もしかしたら、神殿の香の香りかもしれません。小さい頃からずっと、香を焚きしめた部屋で寝起きしていたので……それが肌に染みついているのかも……」

 センル:「そうか(再びくんくん☆と匂いをかぐ)」

 ミュシア:「(//_//)


 ~翌日☆~

(再び馬上にて

 シンクノア:「あれ?なんだろ……なんか線香くさい匂いがするな」

 ミュシア:「す、すみません。もしかしたら神殿の香の香りかも……没薬とか菖蒲って、そういう匂いなんです

 シンクノア:「まあ、べつに気にすんなよ。イラチのセンル先生に、気分を鎮めるのにかがせてやりたいとこだけど、寝ずの番をしてて今日は最高マックスに機嫌悪そーだかんな」

 ミュシア:「あの、きのう何かあったんでしょうか?」

 シンクノア:「ちょっとな。邪霊つきオオカミってのが襲ってきて、一悶着あったってとこ。俺は故郷じゃ、オオカミたちのキンタマもんでやるくらい、奴らとは仲が良かったんだが、きのうのアレはセンルが切れても無理なかったかもなあ」

 ミュシア:「……………」(←どういうリアクションを返していいか、わからなかったらしい☆)

 シンクノア:「(ハッ!!よりにもよって俺、巫女さまの前でキンタマとか言っちまった!!)」

 ミュシア:「あの、すみません。ぼく……なんだかひとりでぐっすり眠ってたみたいで」

 シンクノア:「気にすんなって。つーか、それ言ったら俺だって同じだからな。なんにしても今日のセンル先生は、触らぬ神に祟りなしって感じだ」

 センル:「


 ~某峡谷の、川のほとりで休憩中☆~

 ミュシア:「あの、センルさん。もし良かったら、これ、嗅いでみてくださいっ!」

(藍色の小瓶と水色の小瓶を、それぞれセンルに差し出すミュシア☆)

 センル:「(くんくん☆と瓶の蓋を開けて匂いをかぐ)これは……」

 ミュシア:「えっと、水色の瓶が乳香で、藍色のがナタフ香の香りです。それで少しは、お気が鎮まればと思って

 センル:「どうやら私は、いらぬ気を遣わせてしまったらしいな。だが、一言いわせてもらえば、こんな香のかおりなどより、おまえのほうがもっといい匂いがする」

 ミュシア:「(//_//)

 シンクノア:「(うえっ!!よっく真顔であんな恥ずいセリフを言えるよな~。聞いてるこっちのほうが恥かしいぜ☆)
        あ~、はいはい!!俺っちが川で釣ってきた魚でも食いやせんかね、お二方。
        焼くと服が魚くさくなって、ロマンスの香りなんか吹きとんじまうでしょーが、香りじゃ腹は膨れませんや」

 センル:「なんとも美味そうな山女だな」

 シンクノア:「ついでに、岩魚と虹鱒も釣れましたぜ、旦那。これで少しは機嫌よくしてくんなまし☆」


 ~食後。~

 センル:「シンクノア、おまえが塩を忘れずに持ってきてくれていて助かった。礼を言うぞ」

 シンクノア:「なあ~に。旅に塩はなんと言っても欠かせやせんからね。聖書にも、塩気をなくしたら……えっと、なんだっけ?」

 ミュシア:「汝らにもし塩けがなくなったら、何によって塩けを取り戻せるのか、です。それに、塩は永遠の友愛の象徴でもあるんですよ。なんだかまるで、ぼくたちみたいですね(にっこり^^)」

 センル&シンク:「(互いに顔を見合わせる☆)」


 ~木陰にて

 センル:「おまえ、馬上であの娘に変な気を起こすなよ」

 シンクノア:「変な気って、どういう意味っスか、旦那。つーか、そんなこと言うんだったら、センルがあの子と一緒に馬に乗ればいいってだけの話なんじゃねーの?

 センル:「いや、流石に二日続けてはキツイと思ってな……」

 シンクノア:「ああ、そうっスか。じゃあまあ、これからも一日交替ってことで文句なしですぜ、旦那」

 センル:「まあ、いいだろう。これでもし相手が他の男なら、私はそんな奴は剣で刺し殺してるところだが、おまえならいい」

 シンクノア:「あ~あ、それでよく自分があの娘に抱いてる気持ちは恋愛感情じゃないとか、センルも言えるよな」

 センル:「何か言ったか?」

 シンクノア:「い~え!!なんでもござんせんよ。俺たちは永遠の友愛で結ばれた仲ってことで、早速お馬さんに乗って先を急ぎやしょーかね」

 センル:「そうだな」


 ――まあ、あんまり本編と関連づけて考える必要のない小話(?)だと思ってくださいww

 塩のたとえ話はわかりにくいかもしれないんですけど、マルコの福音書、第9章50節には「塩は、ききめのあるものです。しかし、もし塩に塩けがなくなったら、何によって塩けを取り戻せましょう。あなたがたは、自分自身のうちに塩けを保ちなさい。そして、互いに和合して暮らしなさい」とあります。

 それと、これはわたしが持ってる聖書の欄外の説明文なんですけど、「塩は親切、友愛、持続、忠誠を表わす」と書いてあったり(^^)

 旧約聖書、出エジプト記第30章に「あなたは香料、すなわち、ナタフ香、シェヘレテ香、ヘルベナ香、これらの香料と純粋な乳香を取れ。これはおのおの同じ量でなければならない。これをもって香を、調合法にしたがって、香ばしい聖なる純粋な香油を作る」って書いてあるんですけど……この香料がどんなものかっていうのは、完全にはわかってないらしいんですよね

 ネットで調べてみても、色々な意味が諸説あったりするのがなかなか興味深いです♪(^^)

 今回はただの小話なのでアレ(どれ?)なんですけど……本編でそういうお話が出てきた場合は、聖書の記述含め、そうしたことも少し説明していきたいな~と思っていたり。。。

 なんにしても、次もまたセンル先生キャラ崩壊気味☆です(笑)
 

 ~あの日。~

 センル:「ミュシア、そろそろおまえ、あの日だろう?」

 シンクノア:「あの日ってなんスか、センル先生??」

 ミュシア:「えっと、センルさん、どうしてそれ……(真っ赤☆//_//)

 センル:「気にするな。次の町では一週間くらい滞在して、月のものが終わってから出発することにしよう」

 シンクノア:「セ、センル……あんた、まさか!!」

 センル:「ああ、匂いでわかる」

 シンクノア:「だーーッ!!今までなんとか聞き逃そう、見逃そうとしてきたけどッ!!流石の俺も限界だッ!!
        もう言わせてもらうぞ、この変態のロリコン魔導士め!!
        あんたがミュシアに感じてるのが恋愛感情じゃなかったら、なんだっつーんだッ!!」

 ミュシア:「(シンクの言葉を聞いてない☆)センルさんは色々なことをご存知で、本当にすごいです

 センル:「まあ、それほどのこともないだろう……それより、つらかったらすぐに言え。馬は結構揺れるからな」

 ミュシア:「は、はい(//_//)

 シンクノア:「つーか、誰か俺の話をまともに聞く奴はいないのかッ!!(泣☆T T)」



 ……ほんと、シンクノアにしてみたら、ごちそーさまなふたりだと思います(^^;)

 まあ、本編のほうはもうちょっと真面目に、シンクノアが「あんた、あの子を生きたまま殺す気か?」とかって聞く場面があるかもしれませんww

 センルはミュシアのことを娘と妹の中間くらいの存在として愛しく思ってるらしーんですけど、シンクノアにはミュシアがセンルに恋してるっていうのはモロわかりなので……自分の好きなよーに優しくするだけ優しくするっていうのは、むしろ逆に残酷なんじゃないのかってシンクは言いたいんですよね。「あんた、もう三百年も生きてるんだから、そのくらいの分別はあるだろう」っていう。

 前に「処女と一角獣」っていう記事のところで、一角獣は処女が好きっていうウィキさんからの文章をコピペ☆したんですけど……センルは半分エルフなので、神聖で美しいもの、汚れのないものが好きだっていう気持ちがすごく強いんだと思います(笑)

 つまり、センルがミュシアのことを守ってるのって、ユニコーンが処女を守ってるのにも近いというかww

 自分はその膝に甘えるだけ甘えるわけですけど、外敵であるメンズ(笑)がやって来ると、その角で順に突き殺そうとするという(^^;)

 まあ、第Ⅲ部では、そんなふたりの間にひとりの人が入ることによって、ちょっとは関係が進展するかもしれません。。。

 いえ、関係が進展なんていっても、ほんとーにほんのちょっとなんですけどね

 ではでは、萌えをちょっとだけ発散できて、少しすっきりしました♪(^^)

 いつもながら、駄文におつきあいいただき、ありがとうございますm(_ _)m

 それではまた~!!






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