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※使用させていただいているイラストは、幻想素材サイトFirst Moon様のものです。利用規約を守らず転載or再配布したりされないよう、よろしくお願い致します。
蜜蜂さん お待ちしています
きのう あなたのお知り合いに
お話していたところです
そろそろあなたがいらっしゃる頃だと
蛙さん達は先週家に帰って来ました
そして落ち着いて お仕事中です
鳥さん達もほとんど戻って来ました
クローバーも暖かく繁っています
十七日までには この私の手紙を
受け取られることでしょう
お返事下さいね
でも早くいらっしゃればもっといいのだけど
さようなら <はえ>より
(『エミリ・ディキンスンの手紙』、山川瑞明さん・武田雅子さん編訳/弓プレスより)
ベルべら2の挿絵イラストとして使わせていただいたタロットの中で、<隠者>のカードって好きなのにどこにも入れられなかったので――こちらで使ってみました♪(^^)
ディキンスンの詩には自然を描いたものがとても多いんですけど、上記の詩は、わたしが特に気に入っているもののひとつです(笑)
<はえ>がミツバチ宛てに手紙を書いてるっていうのが、すごくメルヘンチックで可愛いというかww
まあ、ディキンスンの詩にヘヴォ詩は一篇もないと信じるとわたしですが、自分の書いた詩のほうが「ヘヴォボボボ☆」という感じなので、タイトルはそういう意味なのだと思ってください(笑)
では、次にディキンスンの有名な詩をひとつと、わたしのヘヴォ詩☆を並べて、今回の記事の終わりにしたいと思います♪(^^)
これは一度も手紙をくれたことのない
世間のひとびとに送るわたしの手紙です
優しくおごそかに
自然が語った素朴な便りです
わたしが見ることのできない手に
自然の言葉を委ねます
なつかしい国の皆さん――自然のために
わたしをやさしく裁いてください
(『エミリー・ディキンスン詩集』、新倉俊一さん訳/新潮社刊より)
朝になって 太陽が昇ると
あたたかな日差しの指が
地平線を駆け抜けてゆきます
それは山の斜面をのぼり
森の中を走り
丘を下って
あなたの家まで光の便りを届けてくれます
そして 人間たちが
寝床から起きる頃には
草花たちはすっかり日差しの恩恵を浴びて
風に揺れながら微笑んでいるでしょう
そんな夏の日の朝に
わたしはよく思ったものでした
「雷や嵐も素敵だけれど
やっぱり晴れの日が一番かしらね」
と――
そして自分を取り囲む
空や風や大地の匂いに向かって
こう話しかけました
「心から叫びだしたくなるくらい
大自然さん、あなたたちが大好きよ」
って――
蜜蜂さん お待ちしています
きのう あなたのお知り合いに
お話していたところです
そろそろあなたがいらっしゃる頃だと
蛙さん達は先週家に帰って来ました
そして落ち着いて お仕事中です
鳥さん達もほとんど戻って来ました
クローバーも暖かく繁っています
十七日までには この私の手紙を
受け取られることでしょう
お返事下さいね
でも早くいらっしゃればもっといいのだけど
さようなら <はえ>より
(『エミリ・ディキンスンの手紙』、山川瑞明さん・武田雅子さん編訳/弓プレスより)
ベルべら2の挿絵イラストとして使わせていただいたタロットの中で、<隠者>のカードって好きなのにどこにも入れられなかったので――こちらで使ってみました♪(^^)
ディキンスンの詩には自然を描いたものがとても多いんですけど、上記の詩は、わたしが特に気に入っているもののひとつです(笑)
<はえ>がミツバチ宛てに手紙を書いてるっていうのが、すごくメルヘンチックで可愛いというかww
まあ、ディキンスンの詩にヘヴォ詩は一篇もないと信じるとわたしですが、自分の書いた詩のほうが「ヘヴォボボボ☆」という感じなので、タイトルはそういう意味なのだと思ってください(笑)
では、次にディキンスンの有名な詩をひとつと、わたしのヘヴォ詩☆を並べて、今回の記事の終わりにしたいと思います♪(^^)
これは一度も手紙をくれたことのない
世間のひとびとに送るわたしの手紙です
優しくおごそかに
自然が語った素朴な便りです
わたしが見ることのできない手に
自然の言葉を委ねます
なつかしい国の皆さん――自然のために
わたしをやさしく裁いてください
(『エミリー・ディキンスン詩集』、新倉俊一さん訳/新潮社刊より)
朝になって 太陽が昇ると
あたたかな日差しの指が
地平線を駆け抜けてゆきます
それは山の斜面をのぼり
森の中を走り
丘を下って
あなたの家まで光の便りを届けてくれます
そして 人間たちが
寝床から起きる頃には
草花たちはすっかり日差しの恩恵を浴びて
風に揺れながら微笑んでいるでしょう
そんな夏の日の朝に
わたしはよく思ったものでした
「雷や嵐も素敵だけれど
やっぱり晴れの日が一番かしらね」
と――
そして自分を取り囲む
空や風や大地の匂いに向かって
こう話しかけました
「心から叫びだしたくなるくらい
大自然さん、あなたたちが大好きよ」
って――
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