organic journal

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いちごの旬のこと

2010-05-24 | 食べ物のこと
もともとフルーツ好きのいちご好きだったのだが
ここ数年、積極的に買わなくなっていた。
フルーツのようなアイベリーなどはともかく
価格にかかわらず、おいしいいちごに出会えなくなっていたからだ。
ところが近くのスーパーで売っていたいちごの種類もいろいろだったし
久しぶりに買ってみたら、甘くておいしくビックリ。
しかもリーズナブル。
それじゃぁと調子に乗ったいちご好きは別の店でも買うが
これもなかなかいける。流通が違うのだろうか。
高級スーパーやデパ地下よりも、ぜんぜん安くておいしい露地物
ということなのだろうか。
いやいや本来の旬のものはおいしい、ということなのだろう。
この時期をはずすと味も落ち、またガッカリさせられるのかもしれない。
ところが、年末年始が近くなると、またデパートや
スーパーマーケットで、いちごがこれ見よがしに
美しさを誇って、価格も上がり登場する。
また旬がやってくるわけだ。
旬とは、その食材が最もおいしくて最も出回る時期のことな訳だから
栄養も高く、さらに価格も安くなる。
ところが、露地物の自然な旬とは別に、流通の旬なるものがあって
最もニーズが高く、最も高く売れるため、自然条件とは関係なく
生産者はそのいちばん売れる時期にあわせ、たいへんな時間と
労力をかけてもなお、季節はずれのいちごを作る。
花芽を冷蔵しビニールをかけ、日照時間を長くするために
ビニールハウスの中で電灯をつけ、暖房をすることもあるのだそう。
青いいちごを収穫し低温で保存し、出荷直前に温度を上げて
赤いいちごにして出荷をする。
冬の時期のため、日持ちもし、いたみにくく流通しやすいのだそうだ。
どうせなら、自然な旬の時に、安くておいしく
最も栄養のある時期にいただきたいものだ。
流通の旬は買う側のリクエストに応えてもいるのだから
だれもがなるべくなら旬にそくしたものを購入するようだと
環境負荷を軽減でき、なおかつ最もおいしいものを
おいしい時にいただけるのに、とつくづく思う。
せっかくある四季と旬を楽しんで
本物の究極の食いしん坊でありたいものだ。




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