organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

うれしいミニ美術館

2011-11-17 | 暮らしのこと
スゴイ!キレイ!ステキ!コンナトコロニ!?
大手町の地下を歩いていると目に飛びこんできたブロンズ像。
東郷青児の立体?だれだれ?
それにしても何故こんなところにこんなスゴイ作品が?
地下の歩道にある階段の手すりにあるポッと
置かれているオブジェを不思議に思い胸が高なる。
いいなぁ・・と興奮しながら数歩進むと
また手すりに同じ作品が反対向きにある。
なるほど、対になっているのか~と関心しながらも
予期せずにいい作品に出会えてちょっと得した気分に
なりながら約束の場所に向う。
あとから調べてみたところ
ちょっとシッタカブッてしまった作者ではなく
笠置秀男という方の作品で、しかも東京メトロ前身の
今から60年も以前に創られた地下鉄のシンボルということだった。
ギリシア神話に出てくるスピードと商業の代表者の
「マーキュリー」をモチーフにできた作品なのだそうだ。
銀座駅の出入り口に設置されたのをはじまりに増えていったそうだが
今では駅の改築に伴いどんどん減ってしまって
今では銀座駅改札や銀座線の日本橋、上野、浅草の他、大手町など
限られた場所にしかないのだそうだ。
予期せずしてこんなモダンで躍進的な作品を見られて
まるでミニミニ美術館だ。
その後もなんだかうれしかった。
思う以上にあちこちの公共の場にある作品たち。
知らない間になくなることのないように願う。