organic journal

生活が楽しくなるきもちのいい " organic life " を楽しもう *

ドキュメンタリー2本立て

2009-08-19 | 食べ物のこと
気になっていた映画をようやくレンタルビデオ屋さんから借りてきた。
「いのちの食べかた」「おいしいコーヒーの真実」の2本立てだ。
「いのちの食べかた」は「Our daily bread」という原題で
なるほど、私たちが日常普通に食べている、肉や魚、野菜などの
食べものが生産されていくようすを記録したドキュメンタリー映画で
ナレーション、台詞、音楽もまったくない。
工場での豚や牛の解体作業は、ちょっとビックリさせられるシーンではあるが
淡々と、効率よく機械化されている中、生産されていく作業は
食べものとは思えず、何か他のもの、自動車や電化製品を生産している
工場のようだ。
おおよそ「いのち」とは遠く離れた光景だった。
もう1本の「おいしいコーヒーの真実」もドキュメンタリーで
コーヒーの原産国、エチオピアの農家を束ねる
コーヒー農協連合会の代表の人が、働けど働けど、貧困に苦しむ
農家の人々を救おうと、公正な取引を求めて世界中を駆け巡る
フェアトレードの話でこれも興味深かった。
どちらも、生産する人と消費する人が完全に断絶されている、
という共通点があり、種からはじまり、だれがどこで、
どんな工程でどのようにつくられ、今ここにあるのか、
ということはきっと、この先もどんどんわからなくなっていくのだろう。
むかし普通だったことが難しくなっていくのは
私たちの勝手なわがままのせいでもあるのだろうか。
まずは、知ることがたいせつなこと。
8/8から「未来の食卓」という南フランスの小さな村の
ドキュメンタリー映画がはじまっている。
しばらくはこういう食にまつわる
興味深いドキュメンタリー映画が増えるのだろう。