この前、某タレントさんが
児童館で大人1名につき子どもは2名までということで
第3子の入室を断られたと話題になってました
ワタシは第3子なのですが(*'▽')
50年前の第3子が どのように育てられたか
我が家を例にちょっと上げてみたいと思います
ワタシの家は核家族でした
上2人が年子で、それより3年遅れの第3子 それがワタシでございます
4歳・3歳・0歳の子を持つ母が
小さいワタシを連れて3人で出かけるなんてことは
病院か近所の買い物ぐらいしかありませんでした
休日に父が上2人の子を連れて東京タワーとか
公園とかに連れて行ったりしていたようですが
第3子のワタシはいつも母とお留守番でした
姉たちが2人でお揃いの服を着て
いろんな所に出掛けた写真は たくさんありますが
確実にワタシが生まれているのに
それらのどこにも出演しておりません・・・
それに伴って
出先で買ってもらったような姉たちのおもちゃはいつも
お揃いで2つ
その2つに飽きたころ
かなり使い古された状態で
ワタシへ回されました
ワタクシの写真といえば
生後7日目?(退院した日?)と思われる写真1枚と
その次の1枚は
もう幼児服着てシャベル持って立ってます・・( ゚Д゚)
幼稚園生ころになると
上が小学校中学年となりましたので
やっと連れて行ってもらえるようには
なりましたが
ワタシはいつでも味噌っかす・・・
姉たちは 年子のため いつでも一緒。
話題も合うし 出来る事もほぼ同じなので
ワタシが寄れば
「こっちにこないで!
お母さんとお父さんのところにいってな!」
と、煙たがれる始末・・・(/・ω・)/
一番ひどいと思ったのは
田舎に行った時
親戚のおじさんが車で
お山の湖に連れて行ってくれるという話になり
車に乗れる&お山の湖 なんてステキなの!
と、前日の夜は ウキウキで寝付けなかったのに
朝7時半に 父の家から歩いて3分の所にある母の実家から
自転車で母がワタシを迎えにやってきて
有無を言わさず
「はい、のりなさい」
と、言われワタシは強制的に母の家に連れていかれました
後で聞けば定員オーバーだったとかで・・・💢
しかも全員ワタシが行けないと知っていたのに
ワタシが駄々をこねると思って母がワタシを強制撤去()しにくるまで
内緒にしていたという・・・💢
ワタシは早起きしておばさんの作るおにぎりまで
眺めていたのに・・
姉たち2人と従弟2人で
その日は1日ドライブを楽しんだようでした
そんなワタシを誰も同情してくれず むしろ
当たり前よって感じ・・・(/・ω・)/ ひどい・・(/ω\)
母は いつでもマイペースなので
実家にワタシを連れて行った後、
ワタシに何か特別な計らいをしてくれることはなく
祖母と、ご近所への用足しのお供に
行くハメになりました
そのお宅で 生まれて初めて黄色いスイカを食べました
そんなわけで 今でも黄色いスイカをみると
ものすごくイヤ~な気分になります・・・
戦後の核家族に生まれる第3子は
50年前でも こんな感じです
やっぱり3人て 大変なんですね
手は2本しかありませんから
近い年齢で3人育てるのは かなり厳しい
特にワタシは3姉妹
女3人なわけですから
いい加減 両親も飽きてるんです
同じことを3回やることに・・
七五三もお入学も もはや苦痛・・というか
めんどくさくなっていたのではないかとも思います
そんな感じで 第3子に生まれて
いつもオマケ扱いだったワタシですが
姉たちにしてみれば
自分たち中心で確立していた生活を
壊した存在なわけですから
いうなればワタシは この家庭において
永遠の新参者・・・
ワタシさえいなければ
母は姉たちの手を左右それぞれの手に
しっかり繋ぎ
いろんなところに連れて行ってくれたはずですので
姉たちに邪険にされても
まあ仕方がないと 言えましょう・・
そう思えば やっぱりお互い様かなってことになるわけですね
ワタシは 第3子に生まれて
新しいものは 全然もらえなかったし
一人前扱いされなかったので
不満もたくさんありました
特に、いつでも年上の者のほうが
勉強も部活も大変で忙しいのよ!という
絶対的に越えられない壁があり
結局 母が病気になっても
ワタシが家事をやるハメになりました
姉たちがワタシに家事を押し付けていた学年に
上がっても 姉たちは さらにその上へ行っているので
いつまで経ってもこえられない
どーゆーこと( ゚Д゚)
そういう面では ドラマか何かで
優しいお姉さんが弟妹に
「お姉ちゃんに任しておきなさい!」なんて
腕まくりしたりする姿をみては
こんなお姉ちゃんに会ってみたいよ・・・と
いつも思ってました
でも、第3子で良かったなぁーと
思うこともあります
それは 半人前扱いなので
ほったらかしで育ててもらえたことです
期待されたり、干渉されるのが大嫌いなので
そういう意味では
とにかく ありがたかったです
ところで
我が家の裏のお宅は
全ての部屋のカーテンをしめないお宅でして
実をいうと 我が家の窓からお部屋が全部屋丸見えです
もちろん極力見ないように努力はしていますが
窓の開閉はしますし
息子の部屋の雨戸は毎日開け閉めしますので
どうしても1日1回は お部屋を拝見さざるを得ないのですが
そのお宅に 今年第3子となるお子様が誕生いたしました
なんとワタシと同じ3女さんだそうで
ある日
雨戸を閉める為に窓を開けたら
目の前のリビングのソファのど真ん中に
生後1,2カ月くらいの赤ちゃんが どーんと
荷物のように置かれたままになっておりました
赤ちゃんは1人静かに目を開けて宙を眺めておりましたが
ワタクシ・・ 50年前の自分をみたような
ものすごい親近感を感じてしまい
「ワタシも三女だよ がんばれ・・・」
と 見えてないだろうけど
笑顔で挨拶してしまったのでした