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Lions blog!! 2019

2019.11.21 つまりのところ…

2019-11-21 08:29:21 | 日記
今年の夏は日本列島がラグビー一色となり、物凄い盛り上がりでした。
感覚的に2002年のサッカー日韓ワールドカップと同じぐらいの雰囲気になったなと思います。
で、そのあと行われた野球の世界大会プレミア12は週末の試合こそお客さん入りましたが、平日の日本の試合でもスタンドの空席が目立つ始末。
まぁラグビーワールドカップと野球のプレミア12では大会の規模や権威が全く違うので比べるだけ酷ですが、ラグビーの試合の満員の観客席を観たあとにガラガラのZOZOマリンや東京ドームの観客席を観たときはちょっと寂しさというか、危機感を覚えました。

と、いうわけで、今日は「野球離れ」について一言。

先日、スポーツライターでライオンズに対するコアな記事を書くことで有名である中島大輔さんの「野球消滅」(新潮新書)を読ませていただきまして、その辺の内容も少し紹介させて頂きたいのですが、やはり「野球離れ」について色んな角度から分析されてました。
全部は紹介出来ないのですが、気になったトピックスを少し書かせて頂きます。

野球が他のスポーツにどんどんプレイ人口、特にこどものプレーヤーを取られているのは有名な話ですが、いろいろな理由を書かれていた中で、やはり大きいのが「野球ってお金かかるよね」ということ。

他のスポーツは始めるのにそんなにお金かからない、つまり敷居が低いものが多いのですが、野球はとにかく道具揃えるのが大変。
先日、ちょっとしたキャッチボール用に硬式グローブを買いに行ったんですが…
まぁやっぱり高いです。2万、3万は当たり前で、さらにバットも竹バットとかなら5〜6000円で買えたりしますが、木製バットや金属バットは軽く1万円近くすることがほとんど。
そこからバッティンググローブや守備グローブ、スパイクやレガースなんかも全部揃えていったら諭吉さんが何枚あっても足りません。

中島大輔さんの著書の中でも野球はお金のかかるスポーツであると指摘されていて、道具以外にも強豪校に入れば遠征費などの費用もバカにならないですし、シニアに入るお金もタダじゃない。日本では経済格差が絶賛拡大中なわけで、「プロ野球選手」というのが、一部の金持ち階級しか目指せない競技になってしまわないか、とても不安になりました。

今シーズンのドラフトでも指名された何人かの選手は「契約金で奨学金返済できる」であるとか「妹の学費を払える」で、あるとか、そういう選手はもう無条件で応援したくなるのが日本人の性なのですが、今後、こういった選手もなかなか出てこなくなるかもしれません。

で、グローブ買ったお店でふと「なんでこんなに価格高いんだ?」と思ったんですが、「これ、もしかしたら価格競争が生まれてないんじゃないか…?」という1つの仮説が生まれました。ちょっとこれはどうやって検証してみようかなと思ったのですが、手っ取り早く、10年前、20年前とかを遡ってサッカーのスパイクとか、道具の価格と野球の道具の平均価格がどのように推移したかみたいなのを調べてみようかなと思います。(ちょっと時間かかりそうなので、検証結果はまた後日)

さらに仮定すると、野球って世界的に見ても競技人口があまり増えてないわけで、サッカーなんかは世界中に競技人口が散らばってますが、野球は一部の国と地域に限定されます。こうなってくると、その一部の国と地域だけを相手に商売してればいいわけなので、価格って硬直しやすいですよね…?逆に世界の色んな場所にマーケットがあれば競争がかなり活性化されますし、一度、ヒット商品が生まれればドカーンと売り上げも跳ねるでしょうし。

競技人口が少ないから道具の価格が高いのか、
道具の価格が高いから競技人口が少ないのか、
卵と鶏の関係みたいですが、なんとなくこの辺の関係性は複雑に絡み合ってそうです…

もうちょい書きたかったんですが、長くなってしうので、続きはまた次回に…

急に寒くなったのでいそいで冬物コートはじめました!風邪引かないように、頑張りましょう!

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