吾屋前之 芽子乃下葉者 秋風毛 未吹者 如此曽毛美照
我が宿の 萩の下葉(したば)は 秋風も いまだ吹かねば かくぞもみてる
右二首天平十二年庚辰夏六月徃来
「私の自宅の、ハギの下葉は、秋の風がまだ吹かないのに、すっかり色づいたよ」
右の二首は、天平12年(西暦740年)・庚辰・夏6月、(坂上大嬢の元に)往来(したさいに詠む)
我が宿の 萩の下葉(したば)は 秋風も いまだ吹かねば かくぞもみてる
右二首天平十二年庚辰夏六月徃来
「私の自宅の、ハギの下葉は、秋の風がまだ吹かないのに、すっかり色づいたよ」
右の二首は、天平12年(西暦740年)・庚辰・夏6月、(坂上大嬢の元に)往来(したさいに詠む)