万葉集ブログ・1 まんえふしふ 巻一~巻八

teacup.ブログ“Autopage”から引っ越してきました。

1618 湯原王

2010-06-07 | 巻八 秋相聞
湯原王贈娘子歌一首

玉尓貫 不令消賜良牟 秋芽子乃 宇礼和々良葉尓 置有白露

玉に貫き 消(け)たず賜(たば)らむ 秋萩の 末(うれ)わくらばに 置ける白露


湯原王が、娘子(をとめ)に贈る歌一首

「(薬)玉(に緒を通すため)に穴を通した。消えずに残っている“秋萩の”先端の若葉に、置いた白露よ」