休日に出かける用事が出来ましたが、自家用車が修理中で家に無かったので、
レンタカーを予約して出かけることになりました。何度かレンタカーは借りたことが
ありますが、今回初めてハイブリッド(HV)車を借りてみることにしました。今回
借りたレンタカー会社の料金表によると、24時間の大衆車クラスでガソリン車
7020円、HV車9180円とのこと。差額は2160円。初めてのHV車なので、
借り出すときに「レクチャーをお願い」と運転の仕方を教えていただきました。
車種にもよるそうですが今回の車は、とりあえずガソリン車と同じようにキーを
スタートの位置まで回すと準備OKとのこと。エンジンは運転者の意思とは無関係に
車側の意思で勝手に回ったり止まったりするとのこと。シフトレバーは一般のAT車と
ほぼ同じで、普通は「D」でOK。詳しく聞かなかったけど「2」や「1」レンジが無く
代わりに「B」というのがありました。これは「ブレーキ」ってことかな?。とりあえず
レンタカー会社を出発。エンジンが動いてないのに「ウィーン」って走ったり、時々
勝手に「ブルン」とエンジンがかかったり「ストン」て止まったり不思議だなぁ。運転
しながら判ったことは、エンジンが適温になるまではエンジン回転中。でも、水温計が
無いのでなんか不安。通常停止時はエンジンも停止。「D」レンジにして停止中は
エンジン停止中でもクリープ現象は起こる。スタート時はきわめてゆっくりスタート
しない限りはエンジンが動き出す。一度エンジンが回転を始めると、ダラダラ加速
しているとなかなかエンジンが停止しない。これは、前方に車がいない時は、少し
強めに加速して希望する速度に達したら、スパッとアクセルを戻すとエンジンが
停止してくれるようなので、そこから一定速度を保つようにアクセルを調整したほうが
エンジンを使わないで済むようです。おおむね60K/Hを超えると必ずエンジンは
回転するようですが、モーターも補助で動いているのか?、それともATミッションの
特性なのか?、下り坂など負荷の少ないときのエンジン回転の低さはちょっと
驚きました。そして、シフトレバーの「B」レンジはやはり、エンジンブレーキの
ようでした。低い速度から少しずつ試してみると、一般のAT車の「1」「2」の中間の
ギヤ比で、ほぼ「2」のほうに近い感じでしょうか?。エンジン停止中でも
「B」にするとエンジンが目覚め本物のエンジンブレーキでした。HV車なので、
もしかして電気的な仕掛けで、エンジンブレーキを演出するのかな?とも思いましたが
そんなことは無かったようです。返却前にガソリンを給油すると約220キロ走行で
10L弱の給油。約22K/Lで、これはメーターパネル内に表示された燃費計と
ほぼ同じ値でした。HV車の借り始めの基本料金は高くても、走行状態や距離により、
ガソリン代が安く収まり、結果として同じクラスのガソリン車より安くなる場合も
あるかもしれません。もし、今後赤帽車にもHV車とガソリン車で選べるようになったら
「最初が安いガソリン車」と「長く乗ればトータルで安くなるHV車」の間で、どちらを
選ぶか迷うことになるでしょう。HV車にすでにお乗りの方には「今頃、そんなことで
感心するなよ」って言われるかもしれませんが、初めてのHV車の感想でした。