なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

世の中が悪くなってくれないと困る

2009年11月06日 01時39分47秒 | 一般記事
将来に不安を感じますか

今さら書くほどのことでもないですけど、エホバの証人って、世の中が悪くなってくれないと困ると思ってますよね。

野外宣教での証言のパターンが、
・最近の悲惨なニュースや景気の問題を引き合いに出す
・「この世の中はこれから良くなると思いますか?」と尋ねる
・「この雑誌では将来どうなるのか載せられています」と言って雑誌を手渡す
のような感じで、家の人が「世の中は悪くなる」と答えることを前提とした証言方法を準備しています。

王国宣教 2005年1月号 3ページにもあるように、「地元で知られている事件を引き合いに出す」ことが効果的なので、「野外奉仕の集まり」では最近地元で起きた事件を参加者に答えてもらい、どう証言したら家の人に訴えることができるか、などと話し合います。

以前から王国宣教では、悪いニュースが布教活動に利用できることが載せられていて、1997年7月号 8ページでは
悲惨なニュースは,証言を行ない,他の人を慰めるきっかけとなります。
とあったり、2000年9月号 4ページでは
世界各地で生じている破壊的な洪水,地震,内戦,政情不安についてのニュースも関心をかきたてる情報となります。
とあったりと、悲惨なニュースは不安を煽るのに打ってつけの材料というわけです。


以前、統一協会関連の「新世」が「印鑑を買わないと命がなくなる」と不安を煽って印鑑を買わせた事件がありましたが、エホバの証人もやってることは一緒ですよね。

「アーメン」のタイミング

2009年11月04日 00時21分46秒 | 一般記事
塔86 5/15

先日のブログで代表者が祈り終えたとき、どのタイミングで「アーメン」と言うのか統一して欲しい、と書いたところ personaさんから過去の資料を教えてもらいました。

1986年5月15日号のものみの塔で、家に資料がありましたので掲載します。

その囲み記事によると、
祈りをしている人が「アーメン」と言ってその祈りの終わったことを示すとき
とあるので、代表者が「アーメン」と言った後に「アーメン」と言うのが協会の方針というわけですね。

同時に「アーメン」と言う地域にいた人が、他の地域に行ったときに、一人だけ恥ずかしい思いをするんですよ。
(札幌は「同時」です)

このような記事があるにも関わらず統一されてないので、もっとハッキリ説明した方がいいじゃないですかね。
そんなことはどうでもいいのでしょうかね?


協会が指示しているにも関わらず会衆によって対応が異なること、他にもありますね。

公開講演の後に、司会者は感想を言わない。
司会者は,講演者の話した内容を要約することはせず,教訓的な話に対する短い感謝の言葉を述べます。
王国宣教 2007年5月号 3ページ「質問箱」

ものみの塔研究などで「前半と後半」に分かれている質問があったとき、分けて質問するのではなく、まとめて質問する。
(確かにそのような記事があったのですが、資料がどこにあるか見つけられませんでした。注解をかけるとき同時に複数の人にかけるな、という内容の指示と一緒だったと記憶しています。情報をお待ちしています。)


あまり細かいことをごちゃごちゃ言うと、こちらまでパリサイ人みたいに思われるかな?

皆さんを代表して祈ります♪

2009年11月03日 01時14分53秒 | 一般記事
ラオデキア会衆で熱心に奉仕しておられる、なまぬる兄弟が祈ってくださいます。

「天におられるわたしたちの父エホバ。
あなたのお名前が神聖なものとされますように。
あなたのご意志が天におけると同じように、地上においてもなされますように。

私たちはあなたが唯一導いておられる、この組織でお仕えできることは大きな喜びです。

この霊的パラダイスには真のさわやかさがあふれています。
それに対しこの世は悪に満ちており、良いことはありません。

あなたは忠実で思慮深い奴隷を通して、時宜にかなった霊的な食物を与えてくださいます。そのことを大変うれしく思います。

まもなくこの邪悪な体制は滅びようとしており、サタンは私たちを引き離そうと躍起になっています。

より多くの人を真理に導くことができるよう、力をお与えください。

全世界で 700万人ほどの神の僕たちが、空前の規模で宣べ伝える業を行ない、王国がすでに設立されたことを知らせています。
すべての仲間の上に、これからも導きがありますように。

それでは、すべての感謝を 1914年に天で統治を開始された、イエス・キリストのお名前を通してお祈りいたします。アーメン。」


…意外と普通の祈りになっちゃった。


P.S. (2009-11-09 追記)
このブログを載せた後に「エホバの証人の子どもたち―信仰の子らが語る、本当の姿」を初めて読んだのですが、偶然にも?似ている祈りが載せられていましたので、こちらに転載します。
高い天にまします、われらが父よ。あなたの御名が清められますように。そしてあなたの王国が一日も早く到来しますように。今は邪悪な世にあってますますサタンの罠が巧妙になっています。ここにいる若者たちも、そのような邪悪な世にあってあなたの御手により保護されますように。そして今日サタンの用いる性の罠についても学ぶことができます。このようなことから彼らが十分に備え、健全な道筋を歩めるよう、この家族研究にもあなたの霊の導きがありますように。そしてこの研究を始めるにあたり、あなたの御子であられ一九一四年以降、天で王として支配しておられるイエス・キリストの名を通してお祈りします、アーメン。

P40「家庭内での宗教教育」より。

集会で代表して祈るとき

2009年11月01日 02時02分26秒 | 一般記事

天を創造され、この地をも創造され、そして私たち人間をも創造して下さった、偉大な創造者エホバ。あなたのその、偉大なみ名に、賛美と栄光が返されますように。

そしてこの地においても、あなたのご意志が、どうぞご予定の時に、なされますように。

人間の永い歴史の中で、現在は、最も重要な時期にあります。それは、この邪悪な人間の体制が、もうまぢかに滅びて、新秩序へと向かう時期だからです。世の多くの人々は、サタンから惑わされて、滅びの道を歩んでいます。どうか私達が、そうした世の人々を、正しい道に導くことができますように。

今日も、新しい人達や、子供達もたくさん、このように集い合うことができました。一人ひとりの上にあなたからの導きがあり、十分に霊的な糧がいただけるよう、聖霊のご援助をお願いします。

このような有益な講演会が、世界中で行われています。そのすべての上に、あなたの祝福がありますように。

また、この集会に参加するために、まだ途中の道にいる人がおられるなら、その人達の足を早めてあげて下さい。

それでは、全ての感謝を、み子イエス・キリストのお名前を通して、み前にお祈りいたします。

この公開講演前の祈りは、「説得」の74-75ページから引用しました。

1985年に起こった「大ちゃん事件」の真相を探るために、筆者がエホバの証人の「研究生」となって見聞きした内容をまとめ、1988年に刊行しています。

今から20年近く前の内容ですが、エホバの証人の行動は今とまったく変わらないんだなぁ、とつくづく思ってしまいます。

エホバの証人は、エホバの証人以外がエホバの証人のことを取り上げた本はすべて「背教者が書いた本」として拒絶しますが、この本はぜひとも読んで欲しいと思います。

当時、事件はどんな状況だったのか、両親はどのような状況で輸血を拒否したのか、両親はどんな人なのか、事件後の会衆の様子など、まるでその場にいるかのように描かれています。


で、今回は輸血拒否の話をしたかったのではなくて、集会での祈りについて取り上げたいと思います。

冒頭の祈りは当時、筆者が集会で聞いたものだと思いますが、現在でもほとんど同じような内容で祈りが行われています。

冒頭の祈りにもありますが「現在こちらに向かっている仲間の足をも強めてください」のような内容って必要ですかね?

そう祈ることによって、王国会館に早く着くようになるのですかね?
それによって早く歩けるようになったり、渋滞に引っかからなくなったりするんですかね?

祈りを聞いている聴衆に「毎回こんな祈りをしてるんだ。だからあなたたちも遅刻するなよ」というプレッシャーを与えることには成功しているかもしれませんが。


聞いていて嫌なのは、その日のプログラムの要約を祈る人ですね。

うちの長老もそれが嫌なようで、会衆の関係者に「祈りの仕方」という通達を配っていました。

それによると「講演者をねぎらう必要はない」とのことで、
「講演者が多大な時間をかけて講演を準備してくださいました」
「講演者の唇の上にあなたの導きがありますように」
のような祈りは不要ということだそうです。

僕も必要だとは思いませんけどね。

そんなわけで、僕も「祈りの特権」が与えられていたのですが、現在はなぜかまったく割り当てられなくなりました。

ところで、祈りの後に代表者が「アーメン」と言いますよね。
代表者と同時に「アーメン」と言うのか、「アーメン」のあとに「アーメン」と言うのか、日本ではバラバラなんですね。

「質問箱」に載せて、統一したらしたらいいと思います。