エホバの証人同士ではよく「楽園になったら何がしたいか」「どうなると思う?」のような、くだらない話で盛り上がることがあります。
僕が以前聞いた「希望」は
「○○(聖書中の人物)と直接会って話がしてみたい」
(奉仕中、畑に生えた雑草を見て)「楽園に行ったら雑草の心配がいらなくなる」
(スタイルの話題になって)「イケメンになる」「足が長くなる(かっこよくなる)」
などなど、いろいろなファンタジーが飛び出します。
2009年の地域大会でも、「楽園に行ったらどんな動物と触れあいたいか」「復活してきた人にどんな証言をしたか」のような「質問リスト」を作るよう励まされました。
ちょっと現実的な見方になりますが、楽園に行って聖書中の人物が復活したとして、そこまでどうやって行くのでしょうかね?
(言葉は共通となるようです。目ざめよ! 2000年8月8日号 13ページ)
エホバの証人の出版物にある楽園の絵には、飛行機や車は存在しません。
むしろ、近代文明はすべてハルマゲドンで滅ぼされることになっています。
永遠の命という途方もない時間があるので、すべて船で移動ですかね?
こういう具体的な質問をすると決まって「楽園に行ってみないと分からない」「想像力が足りない」などと言い返されてしまいます。
楽園と言えば、今年アメリカで行われた国際地域大会に行った姉妹の写真を見せてもらいましたが、その1枚に「See you in Paradise!」(楽園でまた会いましょう)と書かれた横断幕を持っている人たちがいました。
楽園を待たなくとも、会いたきゃまた会いに行けばいいじゃん、と思いました。
エホバの証人の言う「楽園の希望」を本気で信じている人なのかどうかは、このような会話の時の表情で分かりますよね。