なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

社交場としてのエホ証コミュニティー

2011年08月26日 06時58分45秒 | 肯定的意見
僕の両親は僕が生まれた時からどちらもエホバの証人で、現在も熱心に活動しています。

僕が現役の頃にエホバの証人に関するさまざまな資料を読み、ショックを受けると共に両親にも目ざめて欲しいと思ったことが何度かありました。

毒になる親」に書かれている「対決」をしようと思ったこともありました。

いろいろ考えた結果、辞める理由を詳しく話さずこの組織を「自然消滅」という形で去り、親との関係はこのままなまぬるい関係を続けることにしました。

というのも、60代の親のことを考えるとショックを与えて病気になってしまったら困りますし、今さら人生の方向転換をするのも難しいでしょうし、本人たちが信じているのだから地上の楽園や永遠の命といった夢をいだきながら余生を過ごさせてあげるのも愛なのかな、なんて思っているんですね。

子どもに宗教を押しつけるのは今でも反対ですが、一部の人たちにとってエホバの証人という組織は社交場としてはアリなんじゃないでしょうか。

協会の出版物を読むことによって読書の習慣がつきますし、予習や割り当ての準備をすることで物を書く習慣がつきます。
集会に行けば人と会話し、歌を歌い、野外奉仕に行けば運動になります。
物をあげたりもらったり、一緒に食事したり、旅行する楽しみもあるでしょう。

こんなことを考えてみると、この組織に属している方が幸せな人たちやこの組織でしか生きられない人たちにとっては、家で一日中テレビを見ているより内容はでたらめと言えどこの組織は必要悪なのかなぁと思っています。