なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

気になるパジャマの柄

2010年02月27日 23時58分30秒 | 一般記事
先日のブログに載せた ものみの塔 1989年3月15日号の32ページに「どうしても知りたいと思った少女」という記事があります。

その記事ではアメリカの15歳の少女が「啓示の書-その壮大な最高潮は近い!」の本を「今までに読んだ本の中で最も魅力ある本の一つ」で、「ときどき夢中になりすぎて,夜中の1時近くまで起きていることも」あると感想を寄せています。

あの本をおもしろいと感じる気が知れないですが、それよりパジャマの柄が気になりました。


ドラゴンボールに出てくるフリーザのようなキャラクターは一体なんでしょうか?

この頃流行した、某漫画家がエホバの証人になったというと何か関係があるのでしょうか?(んなわけない)

「忠実で思慮深い奴隷」が発行している出版物ですから、何か意味があるんでしょうね。

「1Q84」に描かれたカルトに迫る

2010年02月26日 23時53分02秒 | 一般記事
先日、新聞を見ていたら 2010年3月7日号(2月22日発売)の婦人公論が広告欄に載っていました。

その中にこんな見出しがありました。
「1Q84」に描かれたカルトに迫る 第一回エホバの証人 <緊急ルポ>米本和広

1Q84 は読んだことないのですが、「証人会」という名前でエホバの証人が登場するみたいですね。

この手の週刊誌に載る記事は輸血拒否や家庭崩壊など、よく知られた通り一遍な内容で終わることが多いように思いますが、今回はエホバの証人の子どもとして育てられた境遇に焦点を合わせています。

同氏の文庫カルトの子の要約に手を加えただけの内容のようなので、今回は立ち読みだけで済ませましたが、あと一週間位は店に置いてると思うので、気になる人は読んでみてはいかがでしょうか。

普通の研究生が組織崇拝者になるまで

2010年02月25日 23時56分12秒 | 一般記事
2月22日に始まる週の奉仕会で「関心を持つ人たちをエホバの組織に導く」というプログラムがありました。

「組織」の本99ページにある内容を討議したあと、インタビューがありました。
インタビューの内容が、ごく普通の主婦がどのようにして盲信的な組織崇拝者になるのか、理解するヒントになると思いましたのでここに紹介します。
司会者「では、ここで研究司会者がどのように導いてくれたのか、という点をお聞きすることができます。インタビューに応じてくださるのは、K姉妹です。では姉妹、お願いいたします。」

K姉妹「はい、えーと、研究の早い段階で『世界中で一致して神のご意志を行なうエホバの証人』のブロシュアーをいただいて、組織の説明をしていただきました。
しかし私は、学んでいる事柄には引かれていたのですが、宗教団体というものにあまり良い印象を持っていなかったので興味を持てませんでした。
研究には多くの兄弟・姉妹が参加してくださったおかげで、集会には出席してみたいと思うようになりました。
出席しやすい火曜の書籍研究からスタートすることができました。
また、『わたしたちの世界的な兄弟関係』のDVDもいただきました。このDVDを通して、この組織は富んだ国にも貧しい国にも同様に聖書教育を行っていること、その行為は文字通り利他的なものであることを知って、奇跡だ!と驚き、感銘を受けました。
しかし、すべての集会に出席するようになり『崇拝』の研究が終わってもその組織の一員になる気持ちにまではなれませんでした。
次に司会者は『エホバの証人-神の王国をふれ告げる人々』の本を用いて研究を続けてくださいました。
ラッセル兄弟から始まり、決して平坦ではなかった組織の歩みを知ることができました。
統治体の兄弟たちが全く私心なくエホバへの愛と忠節心から一生懸命働いてくださったことに心を動かされ、またこの組織が人間のものではなく神に導かれる組織であることを確信することができました。
いつのまにか宗教組織に対する抵抗が消えており、私もその中に入れるだろうかと考えるようになりました。
組織の一員となって早二年が経とうとしています。今ここにいられることを感謝しています。
研究中は愛というものを理解するのに本当に苦労しましたけれども、忍耐強く言葉と行いで偽善のない愛を示し続けてくださった司会者、そして会衆の皆さんに心から感謝しております。
また、忠実で勤勉な統治体の兄弟たちに敬意と感謝を申し上げたいと思います。
そして何より、私をこの組織に引き寄せてくださり、組織を通して日々養い、保護してくださっているエホバに毎日感謝をしています。」

司会者「すばらしい経験、ありがとうございました。」

借りた録音テープをほぼそのままの内容でテキストにしています。

司会者や兄弟姉妹の「励まし」(圧力)、組織の本やビデオによる刷り込みによって普通の主婦がこのような組織に染まってしまうのは、悲しいことです。

このインタビューを聞いて、久本雅美出演の創価学会のビデオ「すばらしきわが人生」が思い浮かびました。

内容や口調が結構似てるんですよね。

宗教にのめり込んでいる人の雰囲気ってどこでも一緒なのでしょうか。

1914年に「終わりの日」が始まった

2010年02月22日 03時12分25秒 | 一般記事
「楽園をもたらす政府」20ページ

エホバの証人は、1914年にイエス・キリストが天で統治を開始し、1914年以来「終わりの日」に入っていると教えています。

1914年からだいぶ経過したので、さらに緊急感を煽るため「現代が終わりの日の最終部分に突入している」というフレーズもよく聞くようになりました。

この1914年はエホバの証人独自の教理なのですが、ものみの塔の出版物では あたかも聖書にそう書いてあるかのような印象を与えるような内容となっています。

例えば、ものみの塔 2009年5月15日号 18ページ「読者からの質問」で
聖書は「諸国民の定められた時」が終わって王国が設立されたのは1914年であることをはっきり示しています。(ルカ21:24
とありますが、参照されている聖句を見ても 1914年については「はっきり示して」いません。

最近のものみの塔では 2009年12月15日号 23ページにも
聖書の預言と世界の出来事は,イエスの王としての臨在,そして「事物の体制の終結」が1914年に始まったことをはっきり示しています。(マタ24:3啓11:15
と同じような内容があり、これもまた聖句を見ても具体的な年代については何も書いてありません。

この1914年というのは、イスラエルが荒廃した西暦前607年から数えて2,520年後という計算方法なのですが、この西暦前607年というのもエホバの証人独自の歴史解釈です。


ところで、なぜ一般的な歴史解釈である紀元前587年頃ではなく、それより20年ほど前の607年としているのか、具体的に説明できるエホバの証人がどれほどいるでしょうか。

むしろ、西暦前607年が独自の解釈であることすら知らないエホバの証人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。

なぜそのような解釈なのか具体的に説明しているのは、僕が調べた限りでは 1981年発行の「あなたの王国が来ますように」の「付録」185~189ページとそれを要約したものみの塔 1989年3月15日号 2122ページだけで、ここ20年ほど それらしい説明はありません。

何度も「忠実で思慮深い奴隷」や統治体を称賛する記事を載せたり、毎年寄付の方法について載せるくらいなら、これについて分かりやすく説明した記事を載せた方がよほどためになるのではないでしょうか。

下手に説明して信者の信頼を失うよりは、西暦前607年が既成事実であるかのような扱いにした方が都合がよいということでしょうか。

なお、この西暦前607年説については tokkennさんwhat-towerさんが以前に取り上げてますので、そちらもご覧ください。

エホバの証人はキリスト教?

2010年02月19日 23時13分23秒 | 一般記事
「エホバの証人はキリスト教ですか?」そんな質問をされたらエホバの証人はどう答えるでしょうか。

おそらく、キリスト教かどうか直接答えるより「聖書を研究しているクリスチャンです」などと間接的な答えをすることがほとんどだと思います。

というのも、エホバの証人もキリスト教なんですか?のスレッドにもありますが、エホバの証人が唯一キリストの教えを実践している「真のキリスト教」であって、それ以外の「世」のキリスト教はまとめて「キリスト教世界」と呼んでるんですね。

なので、「キリスト教です」と答えて他のキリスト教と一緒にされたくないという気持ちがあるためそのような答え方をするようです。

ところで、「キリスト教かどうか?」と聞かれて「キリスト教には属していない」と答えた場合、相手にはどのように映るでしょうか。
おそらく、エホバの証人が意図したことではなく「異端な宗教」や「新興宗教」と思われるかもしれません。

なぜこんなことを記事にしているのかというと、YouTube で聴覚障害者だけを集める エホバの証人という動画でそう答えていたからなんですね。

動画を見ることができない人のために、会話をテキストにしてみました。
「あの~、私キリスト教には属していないんですが」
「なんですか それは」
「私エホバの証人という…」
「撮影してよろしいですか」
「あぁ、どうぞ、はい」
「エホバの証人の方ですね?」
「はい、そうです」
「で、私エホバには関係ないんですが、他の階も回っておられます?あなたは」
「私は回ってないですね」
「ここだけですか?直接ここへ来られたんですね?なぜここへ来られたんですか?」
「私、手話ができるので、あの ろう者の方と…」
「なんでここに ろうあ者が住んでいるのを知っとるのですか、あんたは」
「あの、私の仲間が以前、あの、1件1件ここを回っていて、そのとき会って」
「いや、会ってないはずですよ、誰も」
「あぁそうですか、あの、その情報の経緯はちょっと私は分かんないですけれども」
「誰と、会ってないですよ、誰も。エホバの証人とは誰も会ってないですから、ここに ろうあ者が住んでいることも、お宅には情報は流れてないはずなんですが」
「そうですね、でも、あの~、なにか調べたわけではなくて、私たちの情報はそういう情報だけで」
「なんでそういう情報がお宅に流れるんですか?」
「なんでと言われても~
「だから、今回直接あなたがエホバの証人として、うちに来られただけですよね?」
「そうです、そうです」
「布教活動に。で、うちは毎回断ってるんですが、」
「はいはいはい」
「それでも来られるんですよね?毎回毎回」
「そうですね~」
「じゃ、すみません、そういうことで。はい。」
ちなみに、動画は色調が反転されていますが、画面をキャプチャーしてペイントに貼り付け、「色の反転」をすれば青いシャツを着た兄弟を確認することができます。

エホバの証人というのは年中区域を回っていますし、新聞やNHKの集金など、他の方法で知り得た情報も共有しているので、外国人や聴覚・視覚障害者など、どこに住んでいるのか区域の情報にはかなり詳しいんですよね。

それで「訪問してください」の用紙(S-43)を使って担当する会衆・群れに情報を送り、そこから直接訪問するわけです。

そういった仕組みを知らない人からすると、この動画のように「聴覚障害者だけを集める」と誤解されてしまうのかもしれません。

動画の音声から、何度断っても布教活動に訪問されるのが迷惑だということが伝わってきますね。(この様子だと「訪問拒否」になったかもしれませんが)


キリスト教かどうかの話に戻りますが、もし一般の方でこのブログを見ている方がおられましたら、エホバの証人が訪問したときに質問してみてください。

曖昧な答えをするようでしたら「キリスト教かどうかと質問しているのですが」と切り返し、相手が矛盾するような答えをしたらそこを指摘してやってください。
ま、そこまでして相手にする価値があるかどうかは分かりませんが。

バレンタインチョコを受け取ってよいだろうか

2010年02月17日 02時19分53秒 | 一般記事
バレンタインデー

先日はバレンタインデーで、僕も女性従業員からたくさんのチョコレートをもらいました。
(もちろん「義理チョコ」ですよ)

エホバの証人の中にはチョコを受け取ることすらいけないことだと思っている人もいるかもしれませんが、このような場合に参考になる資料が「自分を神の愛のうちに保ちなさい」159ページにあります。

「クリスマスボーナスを受け取ってよいだろうか」というタイトルで、クリスマスシーズンのプレゼントやボーナスを受け取るべきか辞退するべきかという内容です。

要約すると「相手に特別な意図がある場合以外、もらえる物はもらっとけ」といった内容です。

「義理チョコ」を送る側は単なる習慣でしかなく、宗教的な意味合いを持っているわけでも特別な感情を持っているわけでもありません。

なので、職場や学校でチョコを手渡されたら素直にもらうのが賢明というわけです。

「僕はエホバの証人なので受け取れません!」なんて突っぱねたら、それこそエホバの証人の印象が悪くなるのではないでしょうか。

風邪を引いてしまいました

2010年02月14日 22時18分56秒 | 一般記事
今日はまたいつものぐだぐだネタを載せようと思いましたが、頭と喉が痛いので もらったバレンタインチョコを食べて寝ます。

インフルエンザじゃなければいいんですけど。

インフルエンザといえばワクチン。
ワクチンについて興味深いページがありました。
インフルエンザワクチンは打ってはいけない! 前半後半
このページの内容を全面的に信用するわけではないですが、特定の情報だけを鵜呑みにするというのは、ときには危険な場合があるのかもしれないですね。

そのページに引用されている格言
大衆は、小さな嘘より大きな嘘にだまされやすい。
なぜなら、彼らは小さな嘘は自分でもつくが、
大きな嘘は怖くてつけないからだ。
アドルフ・ヒトラー
はどこかの組織に当てはまりそうですね。

P.S.
気遣いのコメントありがとうございます。
普通の風邪のようなので、時間が経てば治ると思います。

ものみの塔 公式サイトの子ども

2010年02月13日 02時36分04秒 | 一般記事
ものみの塔の公式サイト
あなたにもお勧めします
聖書についてもっと知るために,ご自宅で聖書を学びたいと思われませんか。
[ はい ]
という研究申し込みのボタンがあるのですが(「いいえ」のボタンはない)、そこにはブロンドの女の子が使われています。

また、他の言語をクリックすると黒人の女の子が出てきます。(地域によって変えてる?)

この家庭聖書研究の申し込みボタンの場所に女の子を使っている意図は何でしょうか?
そこから申し込んでも子どもが雑誌を届けに来るわけではないですし、家庭聖書研究の申し込みと子どもは直接関係ありません。

おそらく子どもがかわいいからとか、ページの見栄えが良くなるから、とかそんな理由で載せているのだと思いますが、what-tower さんが以前ブログで載せているように嫌悪感を持つ人もいるのではないでしょうか。

僕も最初見たときは「子どもをだしに使ってる」と思ってしまいました。

ちなみに子どもの写真は3枚あるようで、URLを変えると男の子の画像も出てきます。
この男の子は2000年発行の「エホバの証人 - どんな人たちですか 何を信じていますか」の 15ページに出てきます。

他の女の子も10年近く前の写真なのかもしれません。時間がある方は過去の資料を探してみてください。

P.S. 2010-02-21 追記
今確認したところ、どの言語でも男の子の画像になっていました。
ランダムに変えているのかもしれませんが、子どもを使っていることには変わりません。

聖書の中でエホバが殺した人数

2010年02月12日 02時10分08秒 | 一般記事
[注意] この記事はエホバの証人や組織ではなく、聖書そのものについて疑問に思っていることを載せています。
「エホバの証人は嫌いだけど聖書は信じている」という方にとっては不快な内容かもしれません。


神と悪魔が聖書内で殺した人間の数を比較で紹介されている Dwindling In Unbelief: How many has God killed? のページを日本語の表にしてみました。

結構な量なので、別ページに載せました。
聖句・人数・累計は英語のページをそのまま日本語にし、リンク先を新世界訳聖書にしています。

この表を見て、ヘブライ語聖書(旧約聖書)は血生臭い描写がとても多いなぁとあらためて思いました。

このような聖句を読むと、エホバはすぐにキレてささいな罪でも殺しちゃう残酷な神様なんだなぁという印象を受けます。

ものみの塔 2010年1月1日号 13, 14, 15ページではエホバを擁護する記事が載っていますが、それを踏まえてもやはり残酷なことには変わらないなと思います。

例えば、列王第二 2:23-24 でエリシャのハゲをバカにした子どもが熊に殺された話。
子どもなんて一人がやり出すとみんなマネするでしょ。それで42人も殺すなんてひどくないですか?

それと、殺し方も残酷ですね。
民数記 25:8 では、子槍でイスラエルの男と女の陰部を刺し通した、なんて書いてあります。
(この「挿絵」が過去の資料にはあるようです。お持ちの方はメールで送ってください)

ところで、このような描写を幼いときから聖書朗読させられているエホバの証人の子どもはどう感じてるのでしょうか。
情景を思い浮かべながら朗読し、内容を黙想しているのでしょうか。

上に上げた虐殺もそうですが、それ以外にも裁き人 19章の集団レイプや 2人の娘と性関係を持ったロトや、酔っぱらって陰部丸出しで寝ていたノアの話のように性的な描写も多いと思います。

『史実であっても戦いや武術を呼び物とした暴力的な映画やビデオは暴力に対する抵抗感が薄れる』と「エホバの日を思いに留めて生きる」の本にはありますが、聖書中の殺戮を思い浮かべるのと大して変わらないような気がします。

ちなみに、歴史の戦闘モノでグラディエータートロイアレキサンダー300 など有名な映画は大体 DVDで見ましたが、古代の戦闘シーンなどは聖書の内容をよりリアルに思い浮かべるのに役に立つかもしれません。

世を最大限に利用する組織

2010年02月08日 04時02分40秒 | 一般記事
インターネット

少し前のブログに紹介した2010年 エホバの証人の年鑑を少し読んでみました。その感想です。

10ページからの「現代の技術によって業を速やかに進める」では
興奮を誘う今の時代に,エホバがご自分の民の増加を速めるために新しい技術を用いておられることに疑問の余地はありません。そのため統治体は,世界じゅうのすべての支部で使える管理用のソフトウェアの開発を承認しました。
とあります。

自分たちが在庫管理のソフトを作る口実を「エホバが新しい技術を用いておられる」なんて言っちゃうあたり、あいかわらずすごいなぁと思いますが、このソフトによって他の支部にどの文書が在庫しているか、野外からの過去の依頼に基づいて今後の必要量を予測する機能も備わっているのだそうです。

このような内容を読むと、この組織は宗教の名を借りた出版業なんだなぁとあらためて思います。

なお、知らない人にとっては「組織はすごいソフトウェアを作ってるんだな」という印象を受けるかもしれませんが、物流の世界では当たり前のことで、店舗間の在庫の調整・過去の売り上げデータを元にした発注など、普通に行われています。


12ページからの「インターネットを通して霊的な光が輝く」では
・外国語を話す女性に公式サイトから文章を印刷して渡して良い結果になった
・どんな場所でも jw.org から録音ファイルがダウンロードでき、雑誌の到着が大幅に遅れる地域でも最新の記事を聞くことができる
・会衆の長老たちは用紙類や講演の筋書きを直接印字することができる
・これらの備えが組織にとって時間と費用と労力の節約になる
とあります。

このような内容や王国宣教、会衆への手紙を読むとインターネットに対する見方が以前と比べてずいぶん変わったなぁという印象を受けます。

インターネットといえば、エホバの証人ではない人と「チャット」などを通して有害な交わりに陥りやすい、背教者が狡猾な文章で真の崇拝者をだまそうとしている、ポルノに容易にアクセスできる、など とにかくマイナスなイメージを植え付け、できるならインターネットは使わない方がいいという風潮すらありました。

現在ではものみの塔や目ざめよ!の録音CDはダウンロードに変更するように指示され、外国語を話す人にはまず公式サイトから該当する言語のページを印刷して渡すように提案されています。
また、視覚障害者向けにフロッピーディスクで送られていたテキストデータは2010年2月からメールでの配信に切り替わると2010年1月号の王国宣教に載せられています。

ここまでインターネットに関する見方が変わり、ネットの利用によって協会の負担を減らすことができるとなると、今まで接続したくても費用の面で、また「霊的保護のため」に我慢していたインターネットを利用せざるを得ないと感じる人もいるのではないかと思います。

僕の知っている長老兄弟に、以前「インターネットには接続しないの?」と聞いたことがあります。そのとき「私はいろいろと興味があり、何にでも頭を突っ込む癖がある。ネットをつないだら背教者のサイトとか見てしまうかもしれないねぇ。」なんて言っていました。

今でもつないでないのかは分かりませんが「長老は会衆の奉仕報告をまとめてネットで報告するように」という指示が始まれば、少ない収入の中でネットにつなぐ必要があるかと思います。

ネットの利用で便利になり協会の費用が節約できる反面、個々の利用者には新たな費用が発生する場合があること、またパソコンすら持っていない人や、経済上ネットに接続できない人は、ネットを利用した経験や仲間の話を聞いて疎外感を感じているかもしれないこともを忘れないでほしいと思います。