なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

引用元を明らかにしないものみの塔協会

2009年11月21日 00時59分48秒 | 一般記事
僕が学生の時、物理の先生が実験レポートの書き方に非常に厳しく、よく書き直させられました。

よく言われていたのが、実験時に使用した道具の名前やそのシリアルナンバーをきちんと記録すること、レポートを書くときに参考にした本を参考文献として報告することでした。

自分で考えたこと以外は何かしらの文献を参考にしたはずで、それを参考文献として載せないのは盗作だ、とよく言っていました。
(10年近く前のことなので細かい言い回しは忘れてしまいましたが…

こんな指導を受けたせいかどうかは知りませんが、ものみの塔の出版物で「ある○○によると」という表現が非常に多いのが気になります。

「ある研究家によると」「ある百科事典によると」「ある専門家によると」…こんな感じです。

聖書を引用するときは何章何節まで載せ、その前後の文脈も研究するように勧めているにも関わらず、一般の資料に関しては「調べるな」とでも言いたげな扱いです。

すべての人のための書物」や「戦争のない世界がいつの日か実現しますか」のように文献のタイトル、発行年、ページまで書いてある出版物はかなりまれで、前述のように引用元を明らかにしない場合が圧倒的に多いようです。

世界中に配布されている雑誌なんだから、こういう基本的なことは守って欲しいですよね。
(配布されている=読まれている、ではありませんが。)

引用元の本など調べても結局のところ何にもならないんだから、「洞察」「霊感」「ダニエル書」「イザヤ書」「啓示の書」でも読んでなさい、とでも言いたいようです。
王国宣教 2007年9月号 質問箱


「ある評論家によると」なんて書かれたら文献を調べようがないので、自分たちに都合の良いコメントを適当に作っているんじゃないか?なんて言われても仕方ないと思います。

「エホバの証人が唯一神の導きを得ている真の組織であることは、疑問の余地のない明白な事実であると認めざるを得ない」とある学者は述べています。
なんて最もらしい書き方をすれば信じる人は多いかもね。