なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

妊娠中絶に対するエホバの証人の見方

2009年11月18日 02時26分43秒 | 一般記事
少し前の話ですが、ブラジル北東部ペルナンブコ州で 9歳の女の子がレイプによって妊娠し、中絶(堕胎)したところ大司教によって破門された、というニュースが話題になりました。

その後、反響や非難を重く見たバチカンが破門を取り消すというニュースがさらに報じられました。

エホバの証人は中絶をどう思っているのかというと、「聖書は実際に何を教えていますか」第13章ものみの塔 1990年11月15日号 28ページ等にあるように、前述の大司教と同じ考えでどんな状況でも中絶は許されない罪であると考えています。

つまり、
(1)妊娠が母親の生命を脅かす場合
(2)胎児に奇形の危険性がある時
(3)女性の健康が危険にさらされている時
(4)強姦によって妊娠した場合
のような、どんな理由・状況であろうと中絶をしたら排斥(破門)の対象となります。

これに関してさまざまな意見があると思いますが、僕個人としては、中絶するかどうかは本人が家族や医師に相談し、それぞれのリスクを考えた上、自己責任で決定するべき問題だと思います。

輸血もそうですが、宗教がからんで物事が複雑になることが多いですね。

そのくせ、後で問題が生じると「あなたが個人的に決定したことです」なんて責任逃れされちゃいますけど。