すいません、どうしても衝動にかられて描いちまいました。
無意識のうちにやった。欲求を抑えきれなかった…とか通り魔の加害者みたいな言い訳してますが、正直、あんなん見せられたこっちが被害者です(笑)。
まあもう10年くらい前の話だから時効だろう。
今もどこかで同じ事が行われているおそれは否めませんが。
この絵について言いたい事はただ一つ。
ウリウリはハワイの楽器。
モレはタヒチの衣装。
いくら同じポリネシアンダンスでも、混ぜるな危険!!!
「フラとタヒチアン両方やってまーすっ☆(ドヤァ」と言われて見てみたら両方ってそういう意味かいという、本当にあった怖い話でございました。
さて、丑三つ時にピッタリの話題はこれくらいにして、真面目にご質問への回答へ参りましょう。
【其の弐】プリント生地の使い方
ご質問にあったのは、「大胆な柄が全体にプリントされている(いわゆる総柄)生地を、小柄で華奢な人が上手く着る方法」でした。
小柄な人はどうしても、大きい柄に拒否反応を示してしまうんですよね。「私には似合わない!」とおっしゃって。
普段の洋服の感覚でそういう先入観が出来てしまっているのだと思います。
でも、私達は(横方向にはともかく)縦方向は思いっきり小柄ですが、大胆なプリントが大好きです。
特に自分達のデモンストレーション用には全体でドーン!と巨大な柄が2つくらいしか入らないような生地を好んで用いますし、スタジオの衣装用には、満足の行く大きな柄が無かったので、オリジナルの柄を生地にプリントするところから作った事もあります。
(それはヒロ辺りにしか生息してなさそうな巨大なモンステラが1mおきにどーんどーんと入っている生地をスカート1枚に10mも使っているという、我らが狂気ここに極まれりといった風情の衣装でしたが、ウチの傑作の一つであり、生徒さんが個人的にイベントなどで穿いて行くと、必ず余所の人に熱烈に欲しがられるという伝説の代物です。)
ともあれ、自分達自身はもちろん、本当にタテもヨコも小柄なメンバーを見ても、彼女よりずっと背の高い人と同じように綺麗です。
大きい人にしか似合わないかって、決してそんな事は無いですよ。
ですから小柄な人でも「私には大きな柄は似合わない!」と決めつけず、せめて舞台の上だけでもと思って積極的に大胆なプリントにチャレンジしていただきたいのですが、どうしても抵抗があるという場合には、デザインの面で工夫してみましょう。
一番簡単なのは、顔の近くに柄が来ないようにする事です。
右上のようにツーピースにして、ブラウスを無地で作ってもいいですね。
またはワンピースでも、左のイラストのように胸の下辺りで切り替えて、上を無地・下を柄の生地にすれば、けっこう身長や体型が関係なくなります。
あと柄が総柄でなく一部に入っている生地ならもっと簡単で、右下のように裾に入るようにすればオッケーです。
縦に入れるのも古来良く使われて来た手ですが、あまりにも昔ながらの手法ですので、色柄デザインに余程工夫が無いとダサイ感じになりがちです。
「生地の柄」と「柄の入れ方」の相性が良ければ、縦の線を強調できてスラッと見せられるんですけどね。
大きなプリントの総柄を一種類のみ・全体に使う場合、できるだけ首周りをスッキリさせましょう。
まず肩は出来れば出して、胸元を大きめに開け、袖も無い方が良いです。
ストラップを付ける場合も極細で。
逆に裾は出来るだけ長めがおすすめです。特に小柄の人の場合。
耐えられる限界まで長くしておきましょう。
くるぶしより長いのは我慢ならない、という人には無理強いできませんが…。
そんな感じで、小柄・華奢な方でも大胆なプリントを美しく着こなす方法は無数にありますので、是非とも食わず嫌いにならず、ステージ衣装のラインナップに取り入れてみてくださいまし。
あともう一つ、私は有難い事に不本意な格好で踊らねばならぬシチュエーションというのが殆ど無いのですが、もし望まぬ格好で踊らなければならなくなってしまったときのお話です。
たとえば、いわゆるパウブラウスとパウスカートで踊ることになってしまったとしたら…。
まだしもTシャツでなかった事に感謝しつつ、自分で精一杯打てる手を考えてみました。
慣れぬタイプの衣装ですのでデッサン崩れ切っててすいません(笑)。
ともかく、問題はパウブラウスのデザインなんですよね~。つーかスカートの方はアレ以上手の施しようの無い形状だからね、せめてブラウスを何とかしていこうと。
ブラウスが普通のドレスと同じく、きちんとした形に出来上がっているなら、何ら心配はありません。
ウチはカヒコやタヒチアンのチューブトップも胸の形がキレイに出るよう立体的に縫製してもらってます。
シルエットを良くする方法は色々ありますので、デザイン担当の方はそこんとこ是が非でも手を抜かず、綺麗な形を追求してくださいね。
ここでは、襟と袖口にゴムが入っているシンプルな形状のブラウスだった場合の話です。
ブラウスが胴体と袖にほとんど分れていて、ワキの下のところでくっついてるデザインならまだ良いのです。
襟元を出来るだけ下げて、胸の開きを大きくするとたしょうスッキリします。
袖がしっかりくっついてるデザイン(たとえは悪いけど幼稚園児の上っ張りみたいな状態)の場合、肩を出して良いなら出しましょう。ダメなら、何らかの方法で襟のあきを出来るだけ大きくしましょう。
そして袖。
腕が最も太く短く見えるのは普通のTシャツの長さの袖です。それはなんとしても避けましょう。
普通に着ると二の腕の真ん中あたりにくるようなら、できるだけ短く着ます。
ちょうど肘くらいのデザインなら、ちょっとのところで肘より下までの長さがあった方が、腕がたしょう長く見えます。
さらに髪型ですが、自由が利くならアップで。
髪を下ろさなければならないならハーフアップにし、決して後ろ髪が前に来ないようにします。
とにかく首周りをスッキリさせる事、これが肝要です。
いずれにしてもこういうブラウスを着て踊る場合、普段以上に姿勢良く、首を長く保って踊る事が重要です。
表現の関係で肩をすくめたくても、いつもより抑えめにしておきましょう。
あとスカートですね。
パウの下のペチコートが好きな物を自由に着用できるのであれば、ぜひ柔らかく分量の多い物を選びましょう。
フラ用の既製品はほとんどダメですので、オーダーで作るのも一案です。
仮定の多いシミュレーションですのでお役に立つか分りませんが、何かの参考になれば幸いです。
無意識のうちにやった。欲求を抑えきれなかった…とか通り魔の加害者みたいな言い訳してますが、正直、あんなん見せられたこっちが被害者です(笑)。
まあもう10年くらい前の話だから時効だろう。
今もどこかで同じ事が行われているおそれは否めませんが。
この絵について言いたい事はただ一つ。
ウリウリはハワイの楽器。
モレはタヒチの衣装。
いくら同じポリネシアンダンスでも、混ぜるな危険!!!
「フラとタヒチアン両方やってまーすっ☆(ドヤァ」と言われて見てみたら両方ってそういう意味かいという、本当にあった怖い話でございました。
さて、丑三つ時にピッタリの話題はこれくらいにして、真面目にご質問への回答へ参りましょう。
【其の弐】プリント生地の使い方
ご質問にあったのは、「大胆な柄が全体にプリントされている(いわゆる総柄)生地を、小柄で華奢な人が上手く着る方法」でした。
小柄な人はどうしても、大きい柄に拒否反応を示してしまうんですよね。「私には似合わない!」とおっしゃって。
普段の洋服の感覚でそういう先入観が出来てしまっているのだと思います。
でも、私達は(横方向にはともかく)縦方向は思いっきり小柄ですが、大胆なプリントが大好きです。
特に自分達のデモンストレーション用には全体でドーン!と巨大な柄が2つくらいしか入らないような生地を好んで用いますし、スタジオの衣装用には、満足の行く大きな柄が無かったので、オリジナルの柄を生地にプリントするところから作った事もあります。
(それはヒロ辺りにしか生息してなさそうな巨大なモンステラが1mおきにどーんどーんと入っている生地をスカート1枚に10mも使っているという、我らが狂気ここに極まれりといった風情の衣装でしたが、ウチの傑作の一つであり、生徒さんが個人的にイベントなどで穿いて行くと、必ず余所の人に熱烈に欲しがられるという伝説の代物です。)
ともあれ、自分達自身はもちろん、本当にタテもヨコも小柄なメンバーを見ても、彼女よりずっと背の高い人と同じように綺麗です。
大きい人にしか似合わないかって、決してそんな事は無いですよ。
ですから小柄な人でも「私には大きな柄は似合わない!」と決めつけず、せめて舞台の上だけでもと思って積極的に大胆なプリントにチャレンジしていただきたいのですが、どうしても抵抗があるという場合には、デザインの面で工夫してみましょう。
一番簡単なのは、顔の近くに柄が来ないようにする事です。
右上のようにツーピースにして、ブラウスを無地で作ってもいいですね。
またはワンピースでも、左のイラストのように胸の下辺りで切り替えて、上を無地・下を柄の生地にすれば、けっこう身長や体型が関係なくなります。
あと柄が総柄でなく一部に入っている生地ならもっと簡単で、右下のように裾に入るようにすればオッケーです。
縦に入れるのも古来良く使われて来た手ですが、あまりにも昔ながらの手法ですので、色柄デザインに余程工夫が無いとダサイ感じになりがちです。
「生地の柄」と「柄の入れ方」の相性が良ければ、縦の線を強調できてスラッと見せられるんですけどね。
大きなプリントの総柄を一種類のみ・全体に使う場合、できるだけ首周りをスッキリさせましょう。
まず肩は出来れば出して、胸元を大きめに開け、袖も無い方が良いです。
ストラップを付ける場合も極細で。
逆に裾は出来るだけ長めがおすすめです。特に小柄の人の場合。
耐えられる限界まで長くしておきましょう。
くるぶしより長いのは我慢ならない、という人には無理強いできませんが…。
そんな感じで、小柄・華奢な方でも大胆なプリントを美しく着こなす方法は無数にありますので、是非とも食わず嫌いにならず、ステージ衣装のラインナップに取り入れてみてくださいまし。
あともう一つ、私は有難い事に不本意な格好で踊らねばならぬシチュエーションというのが殆ど無いのですが、もし望まぬ格好で踊らなければならなくなってしまったときのお話です。
たとえば、いわゆるパウブラウスとパウスカートで踊ることになってしまったとしたら…。
まだしもTシャツでなかった事に感謝しつつ、自分で精一杯打てる手を考えてみました。
慣れぬタイプの衣装ですのでデッサン崩れ切っててすいません(笑)。
ともかく、問題はパウブラウスのデザインなんですよね~。つーかスカートの方はアレ以上手の施しようの無い形状だからね、せめてブラウスを何とかしていこうと。
ブラウスが普通のドレスと同じく、きちんとした形に出来上がっているなら、何ら心配はありません。
ウチはカヒコやタヒチアンのチューブトップも胸の形がキレイに出るよう立体的に縫製してもらってます。
シルエットを良くする方法は色々ありますので、デザイン担当の方はそこんとこ是が非でも手を抜かず、綺麗な形を追求してくださいね。
ここでは、襟と袖口にゴムが入っているシンプルな形状のブラウスだった場合の話です。
ブラウスが胴体と袖にほとんど分れていて、ワキの下のところでくっついてるデザインならまだ良いのです。
襟元を出来るだけ下げて、胸の開きを大きくするとたしょうスッキリします。
袖がしっかりくっついてるデザイン(たとえは悪いけど幼稚園児の上っ張りみたいな状態)の場合、肩を出して良いなら出しましょう。ダメなら、何らかの方法で襟のあきを出来るだけ大きくしましょう。
そして袖。
腕が最も太く短く見えるのは普通のTシャツの長さの袖です。それはなんとしても避けましょう。
普通に着ると二の腕の真ん中あたりにくるようなら、できるだけ短く着ます。
ちょうど肘くらいのデザインなら、ちょっとのところで肘より下までの長さがあった方が、腕がたしょう長く見えます。
さらに髪型ですが、自由が利くならアップで。
髪を下ろさなければならないならハーフアップにし、決して後ろ髪が前に来ないようにします。
とにかく首周りをスッキリさせる事、これが肝要です。
いずれにしてもこういうブラウスを着て踊る場合、普段以上に姿勢良く、首を長く保って踊る事が重要です。
表現の関係で肩をすくめたくても、いつもより抑えめにしておきましょう。
あとスカートですね。
パウの下のペチコートが好きな物を自由に着用できるのであれば、ぜひ柔らかく分量の多い物を選びましょう。
フラ用の既製品はほとんどダメですので、オーダーで作るのも一案です。
仮定の多いシミュレーションですのでお役に立つか分りませんが、何かの参考になれば幸いです。