舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

10月9日(水)のつぶやき

2013-10-10 03:29:41 | 徒然話

昼寝ゼロなのに未だ寝ない女児。一人で勝手に起きてるなら結構だが、私も付き合わされるからたまらないの(;_;)


刻々と少なくなってゆく睡眠時間(あああ明日も午前始動なのに)、空気読まずテレビ見てキャハキャハ言っている女児、ちゃっかり先に寝てる母、もういろんなモノに苛まれて震えが止まらない。


震えながらディズニーファンのハロウィーン増刊号を手に取ったら、モデルのお姉ちゃん達がヤケに'80年代風なんですが。今の流行りに乗って眉毛を太くしたつもりがW浅野時代になってしまった感じだ。寝不足のせいでそう見えるのかしら。


でもそのディズニーファン増刊号、明らかにレイヤーさんよねってお名前&メイクの方がいっぱいいらっしゃって萌えた。Dハロでツイート検索しても、私と同じ日に参戦なさる方が多くてウキウキ。今年もハイクオリティ仮装さんをガッツリ見たいわッ!!


しかし自分が男だったら、絶対キャプテン・バルボッサ様の仮装をしたいねぇ。それもあの芝居がかってて紳士的な立ち居振舞いを完コピしたうえで臨みたい。



「フラを見る目」を養おう!【ヴィジュアル編】

2013-10-10 00:18:12 | ダンス話&スタジオM
フラについてヤドクガエル的視点で書いた前回の記事が、お陰さまでわりかしご好評を頂きましたので、木に登って第二弾を書いちゃおうと思います。


踊りとしての側面に着目した前回とは趣向を変え、今日はヴィジュアル面、つまり衣装やメイクについてのお話です。
例によって毒も吐きますぜ(笑)。ただし、特定個人や業者を貶すつもりは毛頭ありませんという事は先に宣言致します。


今回のお話はステージ出演の際のヴィジュアルの事です。
普段のレッスンだったら、これはもう別に好きな格好でいいよ。スッピンで歩いても平気だと思っている人なら、化粧だって毎回キメる必要は無いし、服装も動きやすかったら何だっていい。
練習着を強制的に決められているお教室なんてのもありますが、ウチはそういうモノも一切ありません。


でもね。それはあくまでも練習のときの話です。
ステージで踊る…つまり人様に自分の踊りをご覧いただくなら、それに相応しい格好ってモノがあります。


フラというのは「リスペクトの気持」が大切な踊りだと私は思います。
フラ・ダンサーである以上、フラを今日まで伝えて来たハワイの人々、ハワイ文化そのものに対する敬意はつねに根幹にあるべきだと思っていますし、曲によっては神様とか王族、その歌の中で讃えられている人に対しても思いを馳せなければ当然気持は込められません。


しか~し(←あっサボさん@『みいつけた!』の口調が伝染った)、人前で踊る場合、まず真っ先に敬意を込めなければならないのは目の前のお客様です。
わざわざ自分のステージを観に来てくださった方はもちろん、関係ないのに足を止めてご覧くださっている方も、等しく敬意を持ってしかるべきです。

もちろん、あなたがプロでない限り、完璧な踊りを踊る必要はありません。
一生懸命に・楽しそうに踊る姿は、等しく美しいものです。
しかし逆に言えば、あなたがどれほど素晴らしい踊り手であったとしても、「人様にご覧いただくに相応しい装いをこらした上で踊る事」は、お客様に対する第一の、そして最低限の敬意であり礼儀です。


何でそんな事を力説しているかと申しますと、以前読んだとあるハワイ在住の日本人ダンサーのブログに、「ウチのハーラウは舞台でもナチュラルメイク!ステージでもハーラウTシャツにパウで踊ったのよ(ドヤァ」てな事が書かれているのを目撃し、背中に氷水を浴びせかけられたような衝撃を覚えたためです


なんかその方は他の記事でも「日本人はステージ衣装もやたら気合いが入っててファッションショーみた~い」的な事をおっしゃってまして、「Tシャツとパウにナチュラルメイクで踊るぁたしってホンモノ☆」などとお考えなのかもしれませんが、いやいやいや違うだろと(笑)。

Tシャツとパウ…そら完全に練習着です。
誰も観客のいない神聖な場所で踊りを捧げるのならまだしも、人前で踊るような服装じゃないよ。
「服装にこだわらないゥチらカッケー☆(だから何故ギャル語)」とか思ってないで、もう少しは人目を気にしていただきたいッ!!


ちなみに私は、古来の製法で作られるパウ(またはそれに限りなく似せて作られるパウ)と、ポリコットンみたいな現代の生地をミシンで縫ってゴムを入れたパウは、全くの別物と考えてます。
前者は、その装いが相応しい古い時代のカヒコには必須アイテムですが、後者は他のスカートやドレスなどと変らない現代の品物であり、必ずしもフラに必要不可欠な存在ではないという意見です。

後者の「現代的な」パウも、練習着として着るのは別に構わないけれど、それにしたってパウだけ着て練習しているとエレガントな踊りのために余り良くないよ、という話は以前あんな記事こんな記事にも書いたとおりです。

ましてステージで、人様にお見せする服装としてどうかと言ったら、私は躊躇無く「ナシ!!!」と申しますね。
カヒコだったらまだしも、アウアナの、それも楽器なんかも使う訳じゃないような曲をパウで踊るのは、ちょっと恥ずかしいレベルです。


百歩譲って、どうしてもパウで踊りたいならせめてトップだけでも形の良いブラウスなどを着れば救いもありますが、ココにTシャツが来ちゃうともう完全にアウトです(笑)。

これが社交ダンスだったら、普通のTシャツでステージで踊るのはちょっと違うんじゃないの?と誰もが感じるはずです。
それは社交ダンスがヨーロッパの上流階級のダンスから発祥しているからですね。
Tシャツというのは完全にカジュアルな(クルーズにおけるドレスコードのカジュアルじゃないよ、ホントに普段着って意味の)物なので、どう考えても社交ダンスの格に合いません。
浴衣を着てきちんとした日舞を踊っても、まったくきちんとして見えないのと同じです。

もし踊っているのが盆踊りだったら、浴衣でも無問題ですね。
盆踊りは基本的に、人に見せるものではなく、自分が踊って楽しむものです。
社交ダンスも、ステージでもパーティーでもなくスタジオや体育館で練習する、または仲間内だけで踊るのだったら、Tシャツで何ら問題ありません。
その辺りから考えて、フラにおいてもTシャツは練習着としては構いませんが、人前で踊るには相応しく無いと常識的に判断すべきです。


フラがこれだけ一般に浸透し、関係者以外の目に触れる機会も非常に多くなりました。
そういう時代だからこそ、一般の方の認識においてフラの品位を貶めるような代物を人前で見せてはなりません。
お客様は、たとえフラを見る目を持っていなくとも、装いの良し悪しは必ず分るものです。
まず、その部分からきちんとしたものをご覧いただくように努力する事が、人前でフラを踊るダンサーが最低限持たねばならない「フラへの敬意」「お客様への敬意」だと私は思います。


では、どんな装いでステージに立つべきなのかという具体的な話は後半の記事へ続きます(笑)。

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