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日本を捨てた男たち「フィリピンに生きる困窮邦人」~水谷竹秀

2012-09-26 | Book

ちょっとアメリカの話は一休みして読んだ本の紹介。
今回読んだのは、水谷竹秀の「日本を捨てた男たち~フィリピンに生きる困窮邦人」。

もう半年以上前と思うが、本屋に平積みになっていてタイトルに惹かれ、手に取ってみたところ著者は俺と出身が同じ三重県桑名ということで図書館予約。旅行前にようやく回ってきた。

日本で知りあったフィリピン女性を追いかけフィリピンに渡航するも、現地で金を使い果たし、帰国することさえできず貧窮する日本人男たちを取材したノンフィクション。2011年、第9回開高健ノンフィクション賞受賞作品。

フィリピン女性との出逢いの場はフィリピンクラブ。フィリピンに渡る過程から堕ちていくまでのプロセスを取材している。取材対象になった2人の男性は、日本に住んでいる時は、年収1000万円と高額所得だがフィリピンクラブにハマり、家庭は破綻、仕事を辞めフィリピンに渡っている。フィリピンは南国、物価も安くバラダイスではあるが、あっという間に金は減ってゆき、金の切れ目は縁の切れ目でフィリピン女性との生活もほぼ破綻。

日本に帰るための航空券を買う金さえなく、大使館に助けを求める人が多い。大使館側も、ハイ、わかりましたと航空券代を与えるわけではなく、現地の教会などに保護されるケースが多い。

フィリピンクラブはハマる世界らしく、ハマった男は何百万円も散財したあげく、フィリピンまで女性を追いかけ、それまで築いた人生を棒に振っている。中には偽装結婚ビジネスに利用されて、困窮生活に陥った人もいるし、人生もいろいろだな。

フィリピン人の知り合いも友人もいないから、フィリピン人のことはよく分からないけど、困った人がいたら助けるという魂は皆が持っているらしい。人生に行き詰まったら、フィリピンに行こう!と開き直れば怖いモノなし!


フィリピンでは切り詰めれば1カ月1万円で生活できるらしい

昨日は帰宅後に1時間ラン。3日ぶりのラン。今年の走行距離は1,481キロ。


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