レッツゴー!花輪ジロー!

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抱く女〜桐野夏生

2024-01-11 | Book

桐野夏生の「抱く女」読んだ。この人の作品は何冊も読んでいる、作品に外れなしで好きな作家だ。この作品は1972年9月から12月の東京・吉祥寺を舞台にしたストーリー。主人公は吉祥寺のジャズ喫茶でアルバイトをする女子大生の三浦直子。大学生の本来の姿である勉強に背を向け、麻雀荘に出入り、アルバイトに明け暮れる生活。酒屋を営む実家との軋轢、友情、バイト先での人間関係などに迷いつつ自分の生きる道を描いた青春小説。社会に出る前の、ちょっとしたホロ苦さを感じながら、すらすらと読めた。良い作品だ。

1972年は1960年代の高度経済成長期が終焉し、1974年のオイルショック前の経済停滞期。フォークソングが流行ったのはこの頃だ。作者の同世代の1970年代の生活。モデルとなった人物がいるかもしれない。1970年代の吉祥寺(井の頭公園)というと、中村雅俊が主演した「俺たちの旅」が思い浮かぶ。自分より一回り上の世代の人の大学時代~社会に出てからの生きることへの葛藤を描いた良いドラマだったね。

 

学生運動の話もあった。1970年代になり、学生運動はほぼ終焉していたと記憶。

昨日は朝3時半起きで仕事。仕事を終えてから都内でタンゴのレッスン。何と電車の中で大きく寝過ごす大失態。やはり寝不足で疲れていたか。レッスンは取り止めにして、そのまま帰宅。無理は禁物だ!
 
プロ野球の自主トレが始まった。ルーキーのインタビューは初々しい。スプリングキャンプで早く紅白戦、始まらないかな。