斎藤由香の「窓際OL トホホな朝 ウフフの夜」読んだ。サントリーに勤めるエッセイスト(現在も勤めているか不明)の文庫本。作家で故・北杜夫の一人娘と言った方が通りが良いかもしれない。
8年前に書かれたエッセイ。サントリーと言えばウィスキー、ビールが主力だが、近年は健康食品にも積極的に進出。思い浮かぶのが、アンチエイジングに効くセサミ何とかとか、グルコサミン。それとマカ!精力剤。ペルー原産のマカというED回復に効く薬があるというのは聞いたことがあるが、サントリーが発売してるのか。
そのマカの販売部署に著者の由香さんが異動となったことで巻き起こる珍エピソード。有名作家の実名、社員のイニシャルも続々、登場するけど大丈夫?と思ってしまうけど、笑える。
サントリーはアルコールを売っている会社だけに営業マン中心に飲む接待が多そうな会社。この人自体、ウィスキーボトル1本空けてしまうほど、酒豪らしいから入るべきして入った会社というべきか。
北杜夫の娘がエッセイストとは知らなかった。僕と同級生らしい。
後半は斎藤家の回顧。父親の北杜夫は躁病で荒れた生活を送って、家族はちょっと大変だったらしい。
北杜夫は株で破産するなど波乱の人生。でもさすが作家だけあって軽井沢に別荘を保有。北杜夫は2年前に他界したらしいが、晩年は生きることに、ちょっと悲観的だったようだ。
前半のマカの話とか、交友関係のエピソードの方が面白いけど、家族のエピソード、親子でランパブに行った話とか笑える話もある。
昨日は仕事を終えてから1時間半のラン。今年の走行距離は1,733キロ。朝晩は寒くなったので、昨日から長いナイロンパンツでのラン。初冬はあっという間にやってくる。