La Ermita の記録

メキシコ隠遁生活の私的記録と報告
 @ユカタン半島。

通販と百均の恩恵

2024年07月20日 | 新築

いい加減、新築カテゴリから離れたいが、相変わらず「普通の暮らしの中で少し変えたいこと」レベルでなく「まだ不便」なことを片付け続けている。

ってか、水道管工事の不具合をまずは直す。とにかくこうなるようにしてほしいと言ったことを(電気も含めて)無視して、できることをできるようにだけしてある。工事中に気づいて問いただしたり指摘したところも、蓋を開けたら説明が嘘だったとか確認した通りしてなかったとか…(涙)

まずは水道管(水道じゃなくて井戸→タンクからの給水管ですが)の漏れ(前の記事のマンゴーの芽のとこ)を直す。1本になったのは、この下流の配管を変えるため。

  キッチンの外で1本にして

そもそもキッチンと浴室まわりの2ルートに分ける必要はなかったんだが、将来シャワー圧を増やしたいときポンプをかませるようにと頼んだのを「こうした」というので「ハイそうですか」と思ってたが、嘘だった。途中、ポンプも買ってつけてみたんだが、うまく水圧が上がらない。なんでだ?といろいろやってみて(ポンプの馬力を考えたりもした)、アレ?だからこういう不具合が出るのか?などと試行錯誤したところ、どうやらキッチンカウンターの下にかますポンプへのルートがおかしい。理屈に合ってない。

この設備屋は、市の水道管から低い屋根の上にあるタンクに上げるポンプくらいしか施工したことなかったのであろう。農業の散水用とか、うちみたいな井戸(役所の工事)とか、ポンプにもいろいろあるにはあるんですけどね。まぁ、引き方自体は単純か。ホント、分からないなら聞いてほしかった。2、3日無駄にした。疲れたし。

 その先で浴室エリアへ伸ばす。

もう家が建った後で、キッチンカウンター下部にポンプを置くには床や壁を壊さなければならないので、あとで給湯器辺りにかますことにした。

 

  物干し。

引っ越したらすぐ外に干したくなるよと相棒に言ってあったが、作業員追い出しのごたごたで生じた余計なことのため手が回らず、これから設置。そもそも棒っくいを立てて紐でも結わけば済むものを、我々も貧乏性で大量に余った鉄筋を利用しようとするもんだから、いちいち大変なことになるw。まあ、丈夫でいいです。置いといても困るし。

 

「まだ不便なこと」は他にもあって、

  1. トイレットペーパーのホルダーなど買ってあった小物やタオルや布巾を引っ掛ける物や調味料を置く小さい棚などの取り付け
  2. 建設中のチリやホコリや飛び散ったセメントなどで滑らかに動かなくなってしまった窓サッシの掃除
  3. 新しく買った棚の組み立て
  4. 浴室のドアの取り付け
  5. モップシンクの蛇口と排水口

などなど。ああ、細かい。でもって、なんでこんなに大変な気がするかというと、理由は3つ。新築工事に入っているはずだったという不満と、ブロック造では付けるのにいちいちドリルで壁に穴を開けて専用ネジを締めなければならないのと、入手が面倒なためです。

「さすがにこういう建設金物みたいなのでなくちゃんとした小物を…」となると、メリダに行って探すかアマゾンで買わなければならない。それも、日本だったら百均で事足りるような物なのに、なかなか見つからなかったり高かったり。便利系の物の充実度が違いすぎる。前の海辺の村の新築でも同じだった…というか、メキシコの田舎なら日常的にそうなんだが、これだけアレコレいろいろあると、本当に面倒だ。

おまけに、頼りのアマゾンも大して頼りにならない。メリダあちこち見て回るより探すこと自体はラクだが、日本のアマゾンや日本のアマゾンの配送とは違いすぎる。違うのは分かってたが、多少時間がかかったり何時に来るか分からなくても、どうせずっと家で作業しているので問題はない。困るのは「来ると思ってたら、10日後に来ないと確定した」といった物で、Fedex の配送票だけ作って肝心の荷物を持ち込まず、アマゾンが「売り手は送付済み、問題は Fedex にあり」の一点張りとか。

メキシコではこの手の問題が持ち上がると、問い合わせルートがなかったり(見栄えだけはいいHPなんかざら)、無視されて一切返答なしなんてことが平気で起こる。まぁ、それも日常的にそうで分かってたことなんだが、しつこいけど、「これだけアレコレいろいろあると本当に面倒」なんですよ。

 

 石鹸シャンプー台。

唯一うまくいったチュクム。バタバタして水切りの溝とか「落ちにくい」感のための縁とか一切忘れてたんだが、使った後ただ置いておくだけで、すっきりと水が切れるし滑って落ちたりもしない。ところで石鹸って、すぐ乾くとこういう形で減っていくのか? 四角いまま薄くなってきてビスケットですw。


落ち着いた生活

2024年07月15日 | ユカタン諸々

とにかく「早く新居で落ち着いた」生活を確立しないと、次の計画が始まらない。工事は終わらせたが、本当にいろいろあるもんですね。キリがないので書いておきたいことだけ書く。

内壁の仕上げの雑さがどうしても気になるので手を入れた。色が違うのは明るくて目立ちやすいリビングだけ直していったが、本人たちは「フツーの仕事」をしたつもりになっている仕上げが、ムラがありすぎてどうにも気に入らない。

 元。

今思えばマシヤの混ぜ方が雑なのと、バケツの中のマシヤが少なくなってきてもかき混ぜて柔らかくせずにそのまま塗ってた作業員がいたのと、表面を均すのに硬いスポンジを使いすぎて粒々が出すぎたせい。塗り壁なんで「味がある」というかそういうもんなんだが、あまりに凸凹で雑なので、リビング以外のすべての天井と壁をヘラでこすった。

 削った後。

家全体が少し明るくなった。が、降ってきた粒まみれになるし、首や腕が痛くなるし、エライ大変だった。

 照明器具取り付け。

相棒は、親方チームがする予定だった、蛇口や金具などの取り付けで毎日ドリル。海辺の村で作り付けだった棚やフックなども、ないと物が収まらなくて細かいことなんだがいちいち時間を取られる。おまけに、年寄りなんで午後には力が入らないと文句を言っていた。

暮らすとこ(屋内)を優先してたので、これから敷地内をきれいにしていかなければならない。あと、先週は強力なハリケーン・ベリルが来るというので気が休まらなかった。なぜ休まらないかというと、建設ゴミをまだ片付けていないからである。そこらじゅうに転がってる小さ目の岩も不安材料。なるべく自然なままにしたいんだが、ハリケーンの風で吹き飛ばされたりしないんだろうか。

 ジャングルに戻ってしまった。

 うちで生まれたヒヨコ。

餌だけあげて放っておいたが、無事住み着いた。が、卵目的のちゃんとした小屋を作らなければならない。

 マンゴーの芽。

作業員がうちの木から採って手で皮をむいて食べて捨てた、殻付きの種からも芽が出ている。見ただけで10本くらいあるんじゃなかろうか。そんなのはいらないんで引っこ抜くが、マンゴーだけでなくとにかく敷地全体でガンガン芽が出て伸びているので、マジでどうにかしなければならない。

後ろに見えるパイプから、少し漏水している(ずさんな設備工事)のも直さなければならない。その辺に散らばってるのは飛び散らせて固まったモルタルとかだが、他にも型枠にした木材の切れ端とか、山のように積み上げたままの壊れたタイルとか、ずいぶん余った鉄筋とかパイプ(結構な種類と長さ)とかも、片付けなければならない。

でもまあ、借家が快適じゃなかった分、今の状態でも天国です。グラインドで飛び散ったチュクムの粉も、家中の床を水洗いしてなんとかキレイになった。ついでに作業が雑であちこちにこびりついてる各種モルタルや糊なんかも、今取る気になる分だけは取った。

現場として最後までやって竣工引渡しという形だったら、どんな状態まできれいにしてたんだろう。まさか壁中にこびりついたモルタルをいちいち削り取るとは思えない。こういうシミとか、本当に気にならないのか?模様程度に考えているんだろうか。そのくせ、借家のRをつけた窓だの仕切り壁だの宗教系のものだの、飾り付けには熱心なの、本当に理解できない。文化の違いといえばそれまでだが。

あと、出前からは解放されたが(ときどき疲れて頼むこともあるが)、借家よりはマシになったとはいえ、まだ限定的な炊事しかできてない。買ってある食器棚とかが届いて、まだ箱に入っている皿や鍋を収めたら、料理も本格的に再開できる。こういうの、気にならない人は気にならないのかもしれない。我が家は片付いてないとダメなんで、あと1週間といったところでしょうか。

 石垣にシール。

住んでいれば訪問者もある。「蚊を増やしそうな水が溜まる物(古タイヤやプラの器ゴミなど)が庭に放ってないか、あるなら水を捨てろ」という役場の指導が回ってきて、確認が終わったという印をつけていった。ラテンアメリカではデング熱が増えているが、まだ村では感染確認はないという。蚊に関しては、自然に囲まれている割には、近くにラグーンがあった海辺の村より圧倒的に少ない。


浴室チュクム仕上げ ②

2024年07月13日 | 新築

 好きなサイズと形の浴槽。

  完成したお風呂。

もっときれいに撮れないのが悔しいw。

 

撮り忘れたと思っていた写真があったので、少し遡ります。先日の記事に足しておいたので、この部分は後から消す。新しいことはその下に。

ーーここからーー

 チュクム液。

  完成より少し肌色が濃い。

乾くともう少し白くなる。ちなみに、20キロの専用セメント3袋と18リットルのチュクム液タンク1つのワンセットで買うのが便利。チュクム液は、表面仕上げに吹き付けたりするので、混ぜ合わせる必要な分より多めになっている。腕にもよるがw、1セットで10平米くらい塗れる。糊は、1セット分に合う量のボトルで売られている。

 グラインドかけて粉だらけ。

家中に粉が飛び散って掃除が大変だったが、快適な風呂には変えられない。

 高圧洗浄機で掃除。

グラインドをかけた面だけでなく、最後の最後に作った排水トラップの中も念入りにキレイにする。ちなみに、設備工事がひどくて施工中に出たゴミが結構パイプの中に残っていて、他のところも蛇口がすぐ詰まったりして大変だった。この後、栓をつけておしまい。

ーーここまでーー

 

風呂に関しては、とにかく苦労した甲斐があった。チュクムの足裏の気持ちよさだけでなく、日本から取り寄せたTOTOの混合栓にも感動している。シャワーと蛇口の切り替えの間にある「止める」に合わせると微かに聞こえるカチッという音、カチッという感触。あれ、日本にいた頃は気にしたことなかったが、感動ものです。こっちはカチッがない原始的な物でさえ結構すぐ壊れるし、漏れがないなどの心配をしなければならない。が、ほんの少しのことで、快適さ便利さ安心感が違う…というのは、日本の十八番ですね。マヤ人が体験したら、ほしいと思うんだろうか?

で、チュクムは浴室以外にも使えて便利だった。海辺の家の経験から、家の中でなるべく木材を使いたくない。喰われにくい木材がない上に防虫加工がいい加減なので、シロアリのリスクが半端ない。が、プラやPVC素材も、高い割にこの品質?というものが多くて使う気にならない。施工もそうだが、材料の製造にも難があると思われる。

左官仕事の練習台にもできたし、ほしいサイズにするためのちょっとした隙間埋めとか、親方チームの仕事を待っていてはキリがないもの(最後の方には、避けたいので伸ばし伸ばしにしてるとしか思えないとストレスを溜めたもの)など、全部チュクムで仕上げた。

 テレビ台の2層目。

 モップシンク。

この後、作ってなかった(パイプが刺さってるだけで穴が空いてなかった)排水溝を作って完成。大型で使いやすい。

 飲み物カウンター。

  キッチンカウンター。

カウンター面に大きいタイルを貼った奥と、側面。奥は、特に流しの奥など水が跳ねて掃除が面倒なところにバッチリだった。塗れてもすぐ乾く。それに加えてなめらかだけど滑らないという性質で、少しだけ余ったチュクムで石鹸受けを作ってみたんだが、これも正解だった。ヌルヌルしないようにどうやって水を切るかとか形の心配もないし、ヌルヌルしないんで石鹸が妙に減っていくこともない。

…というわけで、チュクムを使ったのは面白い体験、かつ大成功であった。マヤの素材、自然と共生するマヤのどうのこうのとオサレな住宅などで持て囃されているが、肝心のマヤの…の部分がイマイチ分からない。一体いつどこで使われていたのか。「多分昔モルタルを作るのに」と言う人がいるが、ピラミッドなどだろうか。それに、スペイン侵攻以降、どうやって生き残ってきたのか? 一旦忘れられて、マヤブルーの顔料のように復活させた人がいるのか? それとも細々と使い続けられてきたのか。今後、暇になったらこの辺の疑問をクリアにしたい。

あ、あと、最近読んだ記事には、保温性もあると書かれていた。気泡みたいなもののおかげだろうか。それこそお風呂にぴったりじゃないか。日本人にどのくらいもつのかと聞かれたが、そもそも耐久性は普通のモルタルより高いというのがウリである。素人の施工でも大丈夫かw、そのへんは今後の楽しみとする。

残念ながら、人気が出て人工物が増えただけで、本格的なチュクムの製造業者が増えたという話は聞かない。中にはヨーロッパまで送ってくれと言って買う人もいるらしいが、重いものだし輸送量が半端じゃないと思う。ユカタン半島で開発が進むせいで、生えている木も減っているらしい。エネケン(サイザル麻)といい建材としてのポテンシャルが高いんで、是非ともユカタンの企業家や政府に頑張ってもらいたいが、彼らは世界に向けて…となると明後日の方向を向きがちだからどうか。。。


浴室チュクム仕上げ ①

2024年07月07日 | 新築

コンクリとセメントの箱を家と認識するマヤ人土建屋が撤収してくれた後、いよいよ日本式の家として完成すべくニホンジンの我々で作業を開始した。まずは風呂。しばらく借家にシャワーを浴びに行ってたが、とりあえず湯水を使える状態になったので、そこまでの記録。ああ、きれいな風呂場のシャワーは快適だ〜。

湯船など滅多になく、あってもジャクジーしか売ってないユカタンで、日本のお風呂を作るためにチュクムというマヤの建材(漆喰の素)を選んだ話はこちら。内陸部に引っ越したので、海風のない暑い夏を水風呂で乗り切るのと、冬は結構寒いので温まりたいため、日本のお風呂を作る。

(7/13 追記 ないと思ってた写真を足しました)

 チュクムの店。

勇んで買ったのは確か5月上旬w。建材として本物を売るところは、メリダに3軒くらいある(他は人工セメントの紛い物)。オサレな現代建築で人気が出たのがここ数年なので、マヤの素材なのにマヤ人の親方たちは扱った経験がなく、左官工事を請け負いたくないという。まあ、当然だ。が、売ってる店ではメリダあるいはその近郊でしか施工まで請けない。動画をいろいろ見て、後はこの店のお兄さんが何か疑問があったらビデオ通話でフォローしてくれるという状況で、レッツゴー。

  下地のモルタル。

ここまでは親方チームの仕事で、チュクム仕上げにすると言ったところは手を抜いてあるのできれいにするのは結構大変だった。凸凹を取って、出た粉などを払って(洗い流して)、水を含ませる。ここまでは普通のモルタル仕上げの準備と同じ。その後、糊を塗る。素人がするんで、一応、この店で専用の物を買ってきたが、保水性のモルタルの下地材ならなんでもいいんじゃないですかね。

  混ぜる。

チュクム液と専用のセメントを混ぜる。

 チュクム液。

  完成より少し肌色が濃い。

乾くともう少し白くなる。ちなみに、20キロの専用セメント3袋と18リットルのチュクム液のワンセットで買う。チュクム液は、表面仕上げに吹き付けたりするので、混合割合より多め。腕にもよるが、1セットで10平米くらい塗れる。糊は、1セット分に合う4リットルボトルで売られている。

 

 まずは簡単なテレビ台で練習。

 続いて本番の浴室。

当たり前だが、素人なんで左官仕事が難しいのなんの。まずは表面をチュクムで均す的な1層目を塗る。

 設備の不具合が発覚したとこ。

混合栓がきちんと付くように壁の形状を変えたところも、漆喰なので対応できる。浴槽の形といい、好きなように成形できてかつ水回りにバッチリという素材に出会えたのは本当にラッキーだった。

 キッチンカウンターの端。

 洗面台。

浴室の2層目に入る前に、また練習。細かいところは手こずるかと思ったが、広い面の方が下手がバレて難しい。まして、浴室となると凸凹していては使いにくいし掃除もしづらいんで、ここはつるんと仕上げたい。

 真ん中の部分が合格。

 

  このくらいまでが限界。

素人のコテ使いでは全面満遍なくつるんとまでは行かない。試行錯誤(恥ずかしいので写真なし。というか、撮ってる余裕なし)を繰り返して、結局一部グラインダーをかけることにした。

 粉だらけ。

家中粉だらけで掃除が大変だったが、快適な風呂には変えられない。

 ほぼ完成。

 高圧洗浄機で掃除。

グラインドをかけた面だけでなく、最後の最後に作った排水トラップの中も念入りにキレイにする。ちなみに、設備工事がひどくて施工中に出たゴミが結構パイプの中に残っていて、他のところも蛇口がすぐ詰まったりして大変だった。この後、栓をつけておしまい。

いやあ、素晴らしい!  水がだいたいはけた後、残りは染み込んでいって、それからすぐ乾く。だから全然ジメジメしない。表面は滑らかだけどまったく滑る心配なく、足裏がとても気持ちいい。えーと、天気がいい日の、高級ホテルのプールサイドみたいな感じです。

後は小物を取り付けて完成。


終わらせた工事 ③

2024年06月30日 | 新築

無理やり工事を終わらせたのは、いつまでに…いつまでに…が何度も延びてキリがないと思ったのもあるが、それが原因でストレスを溜めたくなかったのが大きい。彼らが今日は来ているか、明日は何をするかと考えるのも面倒くさい。彼らがするはずだった作業が残ってでも、バイバイして自分たちでする方がラクだと考えた。作業自体も、完成して落ち着くのがまだ先なのも、改めて頼んだらかかるコストもムカつくが、これ以上他人に振り回される生活よりはましだ。

 

家中ぐちゃぐちゃだが、一歩ずつ。まずは設備屋がやり残していったことに着手。

 ガス湯沸かし器の設置。

井戸のポンプを設置してくれた彼に頼んで、まずはガス管を繋げてもらう。やろうと思えば我々でもできるんだが、エアコンの取り付けについて話したかったのと、元の設備屋と親方が無視し続けた電気の配線も変えてもらいたかったので、まとめて頼むことにした。さらに、給水管が排熱パーツの真上を通っていたので、そこも直してもらう。

 完成。

 キッチンのガスコンロの下も。

きちんと繋いで動作確認をしてもらった。元の設備屋の仕事については、さすがの彼も苦笑いしていた。電気の配線は、元設備屋が何をしたか分からず、後日我々が壁を壊して確認してから、ということになった。

 

 浴槽周り。

まずは養生w。

 枠を作る。

元設備屋の作業が雑で混合栓と壁との間に隙間がある。せっかくの日本式風呂だし混合栓も日本から取り寄せたんだし、ここはビシッと仕上げたい。よって、仕上げのチュクムの前に、モルタル仕上げの形を直す。

  石鹸置き。

バスタブや排水口や混合栓の段階でゴタゴタして忘れていたので、ついでに作る。

 

キッチンのチュクム仕上げは、彼らの作業が終わっていたら着手できてたはずなんだがこれから。なので、コンロと流しは使えるが皿とか鍋とかまだ出せない。他にも、ランプシェードなどのための金具取り付けや旗を差すためのとこなど、代金に入っていたはずの細かいことが今後の作業として残った。洋服棚やら洗面台の棚やら、親方に頼む予定にしていた(追加工事で頼むとすでに話してあった)細かいものも、これから。もうそれらはおいおい片付けていく。


細かい作業w

2024年06月22日 | 新築

【6/14の作業】 風呂桶、階段タイル

 

 風呂桶のエプロン。

 階段タイル。

ここまでが数人で来てちんたら作業をしていた先週で、その後ハリケーンの影響の雨で昨日まで作業なし。内装と設備なんで仕事しようと思ったら来られたんだが、なし。水曜日にちょろっと来てたかもしれないが、こちらはパスポート更新のため、丸一日かけてメキシコシティに行っていた。引っ越して落ち着いた頃にと思ってたが、とんでもない。

いくら細かい作業しか残ってない(親方曰く)とはいえ、結構あちこちにあるしいろいろ忘れてるしごまかしてるし、こんなちんたらじゃいつまでたっても終わらない。で、昨日の木曜、親方を呼び出し、今までの「早く終わらせてくれ」とは違うモードでテコ入れした(また)。会う前に、同じメキシコ人のLさんにメキシコ人を説得する方法について聞いてみたが、「米人、カナダ人方式で怒鳴りつけろ」などと言う。他人事だと思ってこのヤロw。

結論だけ言うと、やっぱり功を奏したのは「助けて、アミーゴ」方式で、本日と明日の土曜で終わらせると「約束する」と言わせることができた。どう考えても、全員で来ても2日では終わらない。が、「大丈夫、任せとけ、アミーゴ」と気を良くしている人間に細かい工程を聞き出してクリティカルパスを指摘して…なんてのはやらないほうがいいので、やめておいた。おそらく日曜出勤することになると思う。

…というわけで、

 

【6/21の作業】 風呂桶、壁の色違い修正、ドア枠、湯沸かし器の台、

 

 エプロン、完成。

待った無しなので、排水口のトラップについて、指摘。とにかく何度言っても忘れているかすっとぼけているかなので、そうじゃなくて前から何度も頼んでいると、ここでもアミーゴ方式で訴える。が、親方と最後に確認して一緒に行って買った蛇腹が、案の定使えない。すでにアミーゴなのでw、俺が知恵を絞ってやるとばかり周りから口を出す人間が出てくるw。

 出てきた人。

 スラブを壊す設備屋。

ほら、やっぱりコンクリなんか打っちゃうから大変だ。ってか、地盤を埋めるときにもその後にも何度も話してあったのに。ついでに言えば、この設備屋にも何度も。

 トラップ完成。

 栓の付け方の相談。

 どうにか完成。

まぁ、市販のパスタブと違うので、このあたりは検討が必要なのは分かる。が、プッシュ(押して開け閉めする栓、この記事の最初)もずいぶん前に買って現物を渡してあった。

ともかく、風呂桶自体はできた。あとは、明日設備屋が混合栓などを取り付けるのと洗い場のスラブ、最後に我々がチュクムを塗って完成。

 

  壁の色違い修正。

結局、白セメントと石灰を混ぜて薄く溶いたものを上から塗る方式にしたらしい。この色違い(この記事の後半)については、完全に端から端まで同じトーンになることはもう諦めている。広くて明るいリビングだけは責任持って直してもらい、あとは折を見てどうにかと考えていた。この白セメント+石灰はよさげなので、我々でもあまり苦労なくできそう。最悪ペンキ塗りと覚悟していたがともあれホッとした。

 こんな感じ。

 

 ドアのサイズが合わない。

が、これは承知の上。親方の勧めで屋内のドア+ドア枠は市販のセットを買ったんだが、この国の工事で買ってきたものがピタッと嵌るわけがない。一応、ブロックや目地など考慮に入れて部屋の寸法を考えてあったが、ピタッと…というのは無理である。で、このベテランが「普通はドア枠は木工業者に現場で作らせる」とブーブー言い始めたが、「あんたの上司に言ってくれ」である。

というか、海辺の家では木のドア枠にしたが、我々が引っ越したあと1週間くらい業者が来て夜中までノコギリその他の爆音を響かせていたので、このベテランに苦労してもらったほうがいいw。

 隙間が小さいところは問題なし。

あるところは壁を延ばす。

 型枠を作って

  仕上げを削って

  モルタルを塗る。

お疲れ様だが我々のせいじゃない。

 完成。

 取った巾木を付け直す。

 

  給湯器を置く台。

洗濯場の角に台を作って、上にガス湯沸かし器、下にプロパンボンベを置く。そのための台も前から言ってあるんだが、壁の仕上げが終わって床タイルも貼った今になって。お湯用の配管とかキッチンへ続くガス管とか、壁から出てるんですけどね。基本的に作業員はその日にしろと言われたことしか頭にない。が、そういう作業員達をまとめてる上の責任というか能力なので、彼等に罪はない

  コンクリ。

その手前が洗濯機で、その手前に掃除用の流し(最近日本ではスロップシンクと呼んでるそうですね)を作る話も忘れていた。そちらは明日以降。

 

その他、細かいところ。

 

 洗面台。

洗面ボウルを乗せて配管して、我々がチュクム仕上げ。

 キッチンの流し。

固定が終わったので、あと配管。

 車庫の奥の作業台。

 車庫の入り口。

何やらやり直しをするらしい。疲れたので明日聞く。


停電時対策

2024年06月06日 | 設備/外構/庭

【6/5の作業】 上水タンク設置(続き)

 

 蓋も作ってあった。

井戸周りのコンクリの蓋がもうできていて、この後、親方チームは土間スラブを打った。取っ手をつけてくれたけど、我々には重すぎて1人では持ち上げられない。どうせなら…ということで、井戸周りと蓋の間をしっかり閉じて、ポンプが壊れたらその閉じたところを壊して蓋を開けることにした。

  作業開始。

ポンプの業者がちゃんと来て、井戸からの給水パイプをタンクに接続して、動作を自動にするための水位センサーを付ける。

 完了。

続いて、非常時に回すジェネへの接続。ここで、ジェネ用のブレーカーが足りない、じゃなかったら何それが足りないと言われて疑問に思い、よく話し合った結果、まず業者は親方から非常時にジェネでポンプを動かすと聞いてはいたが、竣工時に使える状態にしておくとは思っていなかったらしい。後からブレーカーを追加できるようにしてあった。

さらに、全自動(停電時と復活時に自動で切り替わる)から全手動(各々のブレーカーを上げ下げしてジェネを回す)までやり方はいろいろあり、業者と親方と我々で想定が違うことが発覚した。さらに、停電時に避難部屋となるキッチン(冷蔵庫が動き続けて、明かりもあって、扇風機も回せて、携帯の充電などもできる)の配線は110Vなため別の設備業者がやってるんだが、そっちがどうなってるかも確認したほうがいいということになった。

我々は、停電時にあちこち行ってブレーカー落としたり発電機を作動させたり、回復時に通常電源に切り替えるために逆作業を繰り返したりと、多少不便なのは想定済みである。海辺の村のようにしょっちゅう停電するなら面倒だが、本当にこの村では問題が少ない(水道も問題なし)。とはいえハリケーンが来たら数時間じゃ済まないかもしれないので、本当に非常時に…のつもりなのであった。

確認が終わり、それに合わせて上手くやってくれることになった。

 必要になったコンセント部品。

この辺ではよほど特殊なのか、親方と相棒で買いに行ったら店の娘にないと言われて帰ってきたんだが、業者がそんなはずはない!ともう一度店に行って店主に掛け合ったらあった。「中国人の顔」タイプという。そう呼んでるだけかと思ったら、袋にもそう書いてある。

 中国人(チノ)の顔。

メキシコじゃなかったら、人種差別だなんだと騒がれそうな名称w。「中国人の顔」じゃなくて「中国式表面」という意味の可能性はあるが、買い手である業者側の認識は「中国人の顔」なんで、メーカーも言い逃れできないと思う。

スペイン語の勉強を始めた10年ほど前、アメリカ人が書いた「スペインに来て嬉しいこと」というタイトルの文章を読んだんだが、スペイン語では黒人をネグロ(黒)と簡単に言うという例が書いてあった。アメリカじゃそうはいかない、スペインではガタガタ言わなくていい…という論調。今ではもうスペインでもダメそう(黒人は黒と言い続けてるかもしれないけど、顔はアウトじゃなかろうか)。

 ジェネ側に差せるチノの配線。

この時点で、壁には110vと220v用のケーブルが両方バラバラに出ている。よくわからないんだが日本でいう三相4線とかの話じゃないかと思うんだが、110vもいっぺんに差せるように壁にあるコンセントを変えてケーブルもいじってくれると言う。それ用のケーブルや壁側のチノも買わなければという話になったが、110vの業者が資材置き場にしてる部屋に何やらいろいろ余りものがたくさんあったので確認したら、全部あった。220v用のケーブルもw。

 110vの業者も来た。

仕事があるときあんなに来なかったのに、説明するのに電気業者同士直で話した方がいいと親方が呼んだら、来たw。

 完成。

いやはや、盛りだくさんな1日だった。最終的に上手いことしてもらえてよかった。これで井戸と上水のすべて完成。非常時の110vのサーキットも確認できたので、明日からはいよいよ日本式風呂!

 現状。

砂が入らないように長くしてある排水管を切って、コンクリで床スラブを張って、コンクリとブロックで浴槽のベースを作り、配管を終わらせる。それが終われば、いよいよ我々の佐官(チュクム)。

ーーー

工事の話じゃないが、今日行った店の紹介。

 建材屋。

セメント、鉄筋、ブロックなどの建物用資材から基本的な設備工事用の材料まで扱っている。相手によっては掛売りもする。配達用の車が数台、一台はオンボロピックアップ。

 おかみさんは食事中。

 水道工事用の店。

こちらは特化している分、この辺ではあまり使わないタイプも取り揃えている。

 暇なときはハンモックで昼寝。


4つの「あ」

2024年05月10日 | 設備/外構/庭

【5/8, 9の作業】 電気コンセント等取付、配管、間違い修正モルタル

 

以前から「別の現場に行っていて来ない」と書いていたが、ちょっと「なめんなよ」レベルになってきたので親方を呼んでテコ入れした。その少し前に、人工代の最終支払いをヨロと言ってきたんだが、それまでに払った分でカバーされる作業のうち、設備と壁の色違い修正が終わってないと突っ込んだところ、その後1週間、誰も来ず。ヘソを曲げていたらしい。

親方チームにとっては次の一大工程は床スラブで、その分はこっちが支払ってから…というのは承知している。が、設備の配線配管が終わらないと着手できないので、金がないから人を寄越せないという理屈は成り立たない。それはともかく設備はなぜ来ないのかと聞くと、こちらは言い訳できないのでごにょごにょ。要は、壁の色違いが目の上のたんこぶで、悪いのは自分なのでやらなきゃならないんだが臭いものに蓋で逃げてるうちにますますうちに来づらくなって、基礎工事など気分良く進められる別の現場にかかりきりだったわけですね。子供かよw。

とはいえ、日本の会社相手に非を指摘して「ちゃんとやれ、責任とれ」と言うようにはいきません。メキシコ人、面倒臭い。途中、色修正のための材料をこっちで買うつもりはないと言ったら、一時険悪になった。が、基本的に文句をぶちまけたいところを我慢して相手を追い込まないようにしつつ、逃がさないようにしなければなりません。とても難しかった。

まぁ、最終的には気持ちよく翌日から作業を再開した(壁の修正のための材料も自分でどうにかすることにした)。が、理詰めで攻め合うような会話じゃなかったんで、後から考えても何をどう言ったら話がまとまったのか、さっぱり思い出せないw。

 玄関脇トイレの排水管の穴。

 その他の排水管も繋がる屋外の管。

  トイレ完了。

  浴室エリアのトイレも。

ここのバスルーム(トイレ・シャワー・洗面台のあるエリア)と違って、便器と手洗い用の小さい洗面台だけの狭いトイレが2カ所あるので、彼らにとっては非常に面倒くさい。メリダや海辺だと各寝室に比較的ちまちましたバスルームがついてる家もあるんだが、田舎のマヤの村にはそういう家はない。絶対に面倒くさいと思っている。

  風呂場もほぼ完了。

 

 扇風機の取付位置を直す。

 忘れていた廊下のダウンライトを付ける。

あとはスイッチやコンセント類の位置なども直す。勝手に誤解したままつけていた話はこちら

 書斎のダウンライトの位置。

穴の右にある色の濃い部分が、もともとつけようとしていた場所。どう考えたって扇風機の羽が壁にぶつかる。が、こっちが言っても大丈夫大丈夫と無視し続けた親方と、何も考えずに天井の仕上げを終わらせた作業員。でもって、直すならちゃんと真ん中につけろと思うんだが、微妙に右寄り。もう、諦めた。

 こちらの壁付き照明の位置も、もう諦めた。

スイッチやコンセントのプレートも傾いてるが、それももう諦めた。海辺の家でカランがあっという間に緑青まみれになったのをそのままにして、面白がって日本からの客に「メキシコ品質」と言って見せてたんだが、今度は「ユカタンの田舎品質」になりそう。

 車庫の照明は、位置変更なし。

代わりに明かり取りの穴を埋めた。

 

 気温のとこ、見てください。

連日40℃超だが、ユカタン南部の内陸が暑いのは、引っ越す前から承知している。が、建ってる向きが悪く天吊扇風機もないアホ借家は灼熱地獄である。室内で38℃を超えている。「もう諦めた」が増えてきたのは、早く新居に移りたいためw。

昔どこかで、メキシコの4つの「あ」という話を読んだ。「慌てず、焦らず、諦めず、当てにせず」。確かにそうの通りなんだが、慌ててほしいときには諦めも必要だ。

 

 チュクムを買いにメリダに行った。

マヤの奇跡の漆喰(詳しくはこちら)。日本のお風呂をこれで造る。


どこをどう間違えるか

2024年04月20日 | 新築

【4/17-19の作業】内壁仕上げ(続き)、2階屋根しずく処理(続き)

 

  納戸。

実はこの納戸の奥に隣のゴミ一家の鶏が入り込み、毎日卵を産んでいた。不法侵入なのでその日の終わりに卵は没収していたが、午前中は母鳥が抱いているため、なんとなくマシヤ仕上げが後回しになっていた。が、もう残しておけないということで、着手。ちなみにその後、別のところ(門の脇の木の根元)で卵を見つけた。3つあって、古いのはもう3日経っているがそれがどれか分からないので、みんな放ってある。そのうちヒヨコがわらわら歩き出すのであろう。

 

2階屋根のゴテロ(しずく処理)が着々と。

  東面に続き、北面。

  西面。

 南面。

ベテラン2人でちゃちゃっと作り、残すはマシヤでの仕上げだけになった。

 

さて、いよいよ生活そのものに関係したり住んでいて目に付いたりする部分が始まる。基礎工事やブロック積みなどは、この地震のないユカタンでは彼らに任せておいて問題ない。日本と工法が違うんだし、親方も自信満々である。が、これからは結構厄介…というか、よく見ていないといけない。

1つは浴室エリアなど「間違える」可能性。もう一つはメキシコ品質。

で、間違えることについて。彼らが日本の家を知らないのは分かっているが、説明したのにどう間違えるか…は、ハッキリ言ってこちらには想像がつかない。というか、想像の範囲を超える間違い(例:高さ15センチの敷居)をしてくる。知らないのはしょうがないが、前にも書いたが「知らないことをしているんだから、自信がなかったら念のためもう一度確認する」ということをしない。やり直しは時間の無駄だし、仕上げに表れる(例:時間差があったため色が違う内壁など)ので、いちいちこちらが確認する必要がある。

浴室に配管するときとバスタブを作るときは、ビッチリ張り付いてないとダメだと思う。

玄関は図面通りだし、親方以外の作業員も事あるごとに三和土(段差)の話題には触れていたので、細かいこと以外は大丈夫かもと思っていた。で、庭で作業をしているときにカンカンと音が聞こえてきたので何を壊してるんだ?と思って見にいったら、玄関の土間下。

 こういう状態。

聞くと、床下を埋める岩混じりの砂を入れすぎて、居室部分と同じ高さにしてしまったので掘り出すと言う。この岩混じりの砂は、圧をガンガンかけなくても自然に比較的締まって固まる。それで、でっかいタガネで突いていた。

が、ふと見ると、玄関上がったところを壊している。つまり、外の車庫から入った部分は室内より低いのは分かっていたが、玄関というスペース自体はよく分かってなかったのである。(一応書くと、どこで何するという説明は親方にしてあった)

こちらの家は、マヤの家はハッキリいって中も外と変わらない環境。現代式の家は邸宅クラスじゃない限り、入ってすぐにリビングとか下手するとキッチンもすぐある(タイル貼りだが日本人にとってはこちらも外と変わらない環境)。で、うちの場合、リビングがどこかは分かるので、その手前までが三和土だと思ったらしい。岩混じりの砂を掘るのは結構大変なんで、お互いアチャーという感じだったが、全部掘り出してなかったのが不幸中の幸い。

それで、玄関こそ間違えたが、現時点で彼らが「岩混じりの砂を入れ終えて、床スラブを打てる高さになっている」と認識しているということに気づいた。床に関しては、コンクリ打つ前にゴミ拾いするぞ(一緒に埋めるなよ)と思ってた程度だったんで、これを機会に確認してみた。

 開口部の奥が脱衣所。

洗面所(手前)より低くなっている。入って右側に浴室だが、脱衣所とレベルが同じ。このエリア全体を、確認するのを後回しにしたまま忘れてるのかもしれない。浴室はタイルじゃなくてチュクムというユカタンが誇る漆喰(この記事)を使うので、どこからどこまでマシヤでどこからチュクムか…などで頭がいっぱいだったから、しょうがないと言えば言える。

 洗濯場(土間)。

土間なんだが、ドアを出てすぐ一段下がってるわけはない。当然彼らも、内外で床の高さが違うドアが危ないことは知っている。けど、やっぱりここも「よく分からないけど聞くの後回し」になってたんじゃないかと思う。一応、この日玄関を担当してた中堅に伝えたけど、まぁ親方が来てみんなに指示を出してるときにもう一度言わないとダメだな。


壁仕上げ

2024年03月25日 | 新築

【3/15-20の作業】窓ドア枠左官、電気の配線

 

21日から作業なし。壁の仕上げ材料をまだ買っていないので、二、三人来てほんのちょっとの作業をするより別現場に集中しているんだと思う。

ところで、壁の下地1層目二層目と書いたが、予算削減のため二層目で終わりにすることにしたんだった。つまり二層目は下地じゃなくて仕上げとなる。元は、モルタル層(ペチペチ)を二層、その後マシヤと呼ばれるこの辺の家の仕上げ材(こちらもモルタル)の予定だった。下地であるペチペチを通常以上に丁寧にやってもらうことで一層だけにし、その後マシヤで終わり。

というのも、どの家もペンキ塗装仕上げだった海辺と違い、ここではマシヤ仕上げの家が多いが、要は塗り壁なので、雨や湿度に関して認識が違いすぎるマヤ人にいつまでも「この点は大丈夫か?」と質問&確認を続けていても、完全に納得するまで行かないのだ。後からペンキででもチュクムででも防水塗料ででも仕上げればいいので、現時点ではその分節約する。

この辺ではブロックを積んだだけの家どころか、細い丸太で囲っただけのマヤ小屋に住んでいる人もいる。気密性能がいいだ何値だなんてのは、何それ美味しいの?な世界なんです。

 浴室ペチペチ完了。

 キッチンも。

 浴室電気配線。

 2階も。

 リビングも。

 玄関も。

 ドア枠が付く面の仕上げ。

垂直も念入りにチェック。海辺の家では正確な長方形じゃない開口部で寸法を合わせるのに入居後夜中まで建具屋が苦労してたが、ここでは微調整で大丈夫そう。

 隣のゴミ一家の鶏。

階段の下の納戸の奥にいた。朝、作業員が追い立てたら

卵を産んでいた。

不法侵入なので、当然没収。産卵小屋?でも作りたいが、防犯目的で我が家の犬くんを庭で放し飼いにするので、どこにどう作ったらいいか。。。