篠原美也子の2004年のセルフカバーアルバム“everything is passing”より、“Keeping my step”を聴いてみる。
自信に満ち溢れ、これで何が悪い、と言う力強い魂とみずみずしさをもちあわせた心は、度重なる叶わず終いで、自信を失い行く。しかしそれでも確かに、そんなどうにもならなくても次へ進もうと言う力強いものがあったのは間違いない。
ある者が遠い日に吐いた、
1995年の篠原美也子のアルバム『河よりも長くゆるやかに』より、“Fool in the Rain”を聴いてみる。
ひとり放り出された雨の街で、打たれた雨は何の修行にもならなかったかもな、と思うが、雨の降る直前の灰色の空に出た太陽を見上げて、この曲の事を思い出したのは、2年前だったか、と思う。あの日も今日の今と変わらぬ私がいた。