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吉田秋生著『十三夜荘奇談』より『きつねのよめいり』

2014年09月16日 00時50分25秒 | 急行特急TH発2007年→2019年5月1日AM11:59
先だって書いたこの記事『おおかみこどもの雨と雪』のコミックスを読んだ話の中で紹介した作品のタイトルを調べる為に、画像のコミック『十三夜荘奇談』を引っ張りだし、見てみると↓
↑『きつねのよめいり』と言う事が解った。そして、再読破を試みた。何回目は覚えていない。2回以上は読んだような――。

↑主人公の名前はオジロと言う。きつねや山猫等と言った生き物達と彼は住んでいて、周囲のきつねの特徴も山猫の特徴もない事が気になっている。尻尾の太さや毛並みが違うのがみて取れるだろうか?尻尾が細くてあまりふさふさしていない。

↑きつねびも出せないとか。

↑この場面で、主人公の名前が明かされる。


↑オジロの正体が割れていくシーン。彼はニホンオオカミだったと言う事が解るが当の本人には人間が語る言葉をりかい出来ないまま、物語は終わり行く。ニホンオオカミのオジロを見つけても、この取り上げた画像中に「ニホンオオカミ」と言う台詞を言った本当の人間はオジロを捕まえることなく野生に逃す。

この作品は昭和57年―1982年―に登場したものらしいが、その頃ってオオカミのブームか何かあったのだろうか?
居なくなった筈の生き物がもしかして――と、何故に「ニホンオオカミ」なのだろうか?と思う。犬以上に何か格好よいヒーロー性がそこにあるのだろうか?そんな一方で先述の『おおかみこどもの雨と雪』では出てくるが、おおかみは悪もの扱いされることもありつつ、狂犬病だか何か人類に悪い影響を及ぼす存在でもあり、うとまれることもある筈なのに不思議な話である。良と悪が同居しているような側面さえある――と言ったような所で、話の種に今回取り上げた次第。記事書けて良かったと自己満足の境地に今はいる。
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コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2022-09-02 14:39:26
>その頃ってオオカミのブームか何かあったのだろうか?
ニホンオオカミの目撃情報の年表でもあると考察できるかなと思ったのですが、流石に昭和の情報はネットに転がってなさそうでした。
しかしウィキのニホンオオカミに
>1970年代に捕獲された動物がニホンオオカミではないかと騒動になった事例が複数あった
ニホンカワウソですが
>生きた姿が最後に確認されたのは、1979年(昭和54年)6月
ツチノコには
>1972年、作家の田辺聖子が、ツチノコ捕獲に情熱を燃やす作家山本素石をモデルとした人物が登場する小説『すべってころんで』を朝日新聞夕刊に連載。翌年にはNHKでドラマ化され、ツチノコの名が全国的に知れ渡ることとなった。
>1973年、ツチノコに遭遇した経験を持つという漫画家の矢口高雄が、ツチノコをテーマとした漫画『幻の怪蛇バチヘビ』を発表。ツチノコブームのきっかけを作った。なお、同作品は『釣りキチ三平』と共に、1974年の第4回講談社出版文化賞を受賞している。
>1974年、漫画『ドラえもん』においてツチノコを描いたエピソード「ツチノコさがそう」(雑誌掲載時はサブタイトルなし)が雑誌「小学五年生」7月号に掲載され、翌1975年には「ツチノコ見つけた!」(雑誌掲載時のタイトルは「歴史に名を残そう!」)が「小学六年生」3月号に掲載された。後に『ドラえもん』が台湾へ輸出されたことで、台湾の多くの学生たちにはツチノコの姿として、これらの作中で漫画風にアレンジされたツチノコのイメージが定着している。

と言う事で、ツチノコを同列に扱うのかとツッコミが入りそうですが、
1970年代前半に、広島県でヒバコンって類人猿騒動があったり、
1977年に日本の漁船が腐乱遺骸を引き揚げ、「ニューネッシー」と話題となったり、
この漫画が描かれる下地になったであろう70年代は絶滅動物とUMAが混然一体となった時代なのかなと。
ブームというよりは…。
そして1978年から86年までの約10年間、少年達を釘付けにした伝説の番組「川口浩探検隊」が作られ、
90年代には終息した(少なくとも下火にはなった)と思います。
セーラームーンR21話「夏よ海よバカンスよ!戦士の休息」でネッシーみたいの出てたけど、
おジャ魔女どれみやプリキュアでは出てないと思います。

>何故に「ニホンオオカミ」なのだろうか?
狐にはカワウソより狼の方が合うと思うし、公害や開発により日本で初めて絶滅した動物だからなのでは?
 
 
 
Unknown (kyukotokkyu9190)
2022-09-24 08:04:54
unknownさん
考察有難うございます。
 
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