オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

オーストラリアで救急車

2024年06月06日 17時11分05秒 | オーストラリア

今日は木曜日ですので、元の職場でアルバイトに行って来ました。今日の仕事は1時間半程しかなかったのですが、、、いつもの5時間分の時給が出ますので、有難いです。暇な時間が出来たのでヤフーニュースをチェックしたり、携帯に溜まった要らない写真やメールを消去していました。

さて、今日のお題はオーストラリアの救急車。今日のヤフーニュースで「三重県の松坂氏の3つの基幹病院で、救急車を呼んで入院しなかった場合は、7700円徴収することになった。」とありました。コメント欄を読んでみると、救急車の有料化すると利用を躊躇してしまう人がいるという批判的な意見もあるようです。

今まで日本では救急車を呼ぶと無料で来てくれたのに有料化はショックだと思われた方もいらっしゃると思いますが、、、医療制度が充実しているオーストラリアも救急車は無料だとお思いでしょうか?実は、州に依って費用は異なっていて、タスマニア州とクイーンズランド州では州政府が負担していて無料。他の州は費用がかかります。

例えば、メルボルンで救急車を1回呼ぶ費用は5千円?1万円?それとも2万円?実はメルボルンで救急車を呼ぶのは皆さんの想像をはるかに絶する金額がかかります。今、ググってみたのですが、、、メルボルン市内だと1306豪ドル(13万円)、田舎だと1927豪ドル(19万円)です。(ただし、国民年金生活者や低所得者は無料。)

この様に、メルボルンで救急車を呼ぶのは目の飛び出るような金額ですから、救急車を呼ぶのは躊躇するのでは?と思いますよね。それは緊急の場合に困るので、実は多くの人(多分殆どの人)は救急車の保険に入っています。保険の費用は家族で年に1万円程、個人なら年に5千円くらいです。

でも、実際に救急車に乗る可能性はどのくらいでしょうか?僕は今までに救急車に乗ったことはありませんが、これから高齢になるにつれて救急車を呼ばなければならない可能性は増えていくと思われます。人が一生の内に救急車に乗る回数はどのくらいか調べた所、次の事が分かりました。

「日本で救急車の呼び出しが年間500万件くらいあるそうですので、人生80年とすると、日本中で4億件。 日本人1億人とすると、一生に平均4回です。」

つまり、僕がこれから死ぬまでにメルボルンで救急車にお世話になる回数を4回とすると、自腹で払ったら13万円x4で52万円かかります。これから30年間生きると仮定して、このまま救急車の保険に入っていれば、5千円x30年=15万円ですから、、保険に入った方が安くなりそうです。 こちらに来てから、既に30年程、保険に入っていますから、既に15万円は払いましたが、、、。勿論、一度も救急車のお世話にならなければ、今までに払った保険料は無駄になってしまいますが、、、逆に何度もお世話になる可能性だってあるわけですが、、、。

日本ではそれ程緊急ではないのに救急車を呼ぶ人がいるそうですから、、、そういう事案を無くす為にも、有料化に踏み切る事は良いことだと僕は思います。仮に1万円徴収されるとしても、メルボルンの救急車の費用に比べたら、日本の救急車の徴収費はタダみたいなものではないでしょうか?

それに、救急車を呼ぶ頻度は、それ程多くはないですし、緊急を要しない人に貴重な救急車を使われてしまって、本当に必要な時に救急車が来なくて手遅れになったら本末転倒ですから、、、。

と言うことで、救急車の費用に関する限り、日本は天国、オーストラリアは地獄ですよね。

それでは、明日も、このブログでお会いしましょう。


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