オーストラリア ヒロシのリタイヤ日記

1994年からメルボルン在住のヒロシです。留学後に現地で就職、国際結婚、2020年、55歳からリタイヤ生活。

マリーナでカヤック

2023年03月03日 17時43分26秒 | 海外移住

今日はスキー友達のバルに招かれて、一緒にカヤックに行ってきました。カヤックというのはカヌーに似ていて、穏やかな海や湖や川で使う、一人乗りの船です。棒の両端に櫂(かい)のついた、パドルで水を漕いで、進みます。

朝食の後、8時半に家を出発、ライのヨットクラブに集合し、そこで、一つ目のカヤックをバルの車の屋根の上に載せ、次に、バルの家へ行って、二つ目のカヤックを僕の車の屋根に載せ、マリーナの中の、波がなく、穏やかな場所でカヤックをしました。

マリーナというのは、ヨットやボートの停泊所です。、防波堤のようなもので囲ってあるので、大きな波が来ない様になっています。そこには橋脚舟(ポンツーン)といわれる浮き橋のようなものが幾つかあって、ヨットやボートが接岸してあります。

バルと二人で車からカヤックを降ろして、背もたれを装着し、いざ、出発。カヤックはあまりやったことがなく、ほぼ初めての経験でしたが、少しずつ、真っすぐに進むようになって、マリーナのヨットやボートを見ながら、お喋りもしながら、2時間程、カヤックを楽しみました。

ヨットやボートのオーナーになるには、やはり、余程お金がなければ出来ません。例えば、全長30フィート(10メートル)のヨットやボートをここのマリーナに停泊させるには、一年に100万円ほどかかります。また、船をマリーナに浮かべると、船底に藻や藤壺などがつくので、一年に一度は陸揚げして、船底を掃除して、塗料を塗らなければいけないのですが、それも数十万円かかると思います。部品の交換や減価償却費などを含めると、300万円ぐらいかかってしまいそうです。普通の収入の人が買えるのは、小さな、車で牽引できるボートやヨットだと思います。これなら一年に、20万円か、30万円くらいで収まると思います。

数十億の資産がある富裕層の人達は、大きなヨットやボートをマリーナに留めています。ただ、数万円も出せば買えるカヤックと数千万円の大型ヨットや大型ボートとどちらが海を楽しめるかと聞かれると、どっちが良いとは言えないのが、面白いところです。大型ヨットはいくつかの寝室やキッチン、リビングルームなどもあって、1週間、数人の友達と航海することが出来ますが、カヤックは空いた時間、例えば、週末の午後、海や湖が穏やかなら、ウエットスーツに着替えて、友達と一緒に一時間、カヤックを漕いで運動が出来ます。

1時間半程で、カヤックは終えて、バルの家に帰り、お昼ご飯を食べました。人様の家へ初めてお邪魔するのは、新鮮な経験です。日本では友達の家へ遊びに行くのは、余程仲がいい友達でない限りしないのではないでしょうか。こちらでは、友達を家に招くのは信頼されている証拠で、日常茶飯事です。

因みに、バルは僕より年は数年上、ひょっとしたら10年ぐらい年上だと思います。毎日朝5時半ごろから2時間、犬と砂浜を散歩した後、ジムでウエイトやマシーンを使って体を鍛えるそうです。春夏秋のヨットシーズンには週に4回、ヨットにのり、その他に、ボランティア活動を週に一回しています。何年か前に旦那さんを亡くされて、今は一人暮らしですが、忙しくしていて、毎日とても楽しいそうです。

僕もバルの様に毎日楽しいリタイヤ生活が出来ればと思っています。

では、明日も、このブログでお会いしましょう。

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