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京の辻から   - 心ころころ好日

名残りを惜しみ、余韻をとどめつつ…

蔓たぐり

2017年10月20日 | 今日も生かされて

冷ややかな雨に降りこめられるといった日が続いてきたから、「雨が降らなくてよかったですねぇ」と言葉をかけられ、それに「ほんとうにねぇ」といった言葉を返すだけでも気持ちが晴れるような一日だった。
〈秋の夜や膝の子にわが温められ〉(福永耕二)といった句があるが、抱っこをせがむ孫のLukasを膝や腕の中に抱き上げたときのぬくもりを愛おしく思い出しては心まで温められている。

          

まだまだ葉も蔓も青い部分が多いが、引き抜かれた蔓は用水路をまたぎ道路わきにまで広げられ、中に鹿ケ谷かぼちゃがころがされていた。1、2、…7、8、9、京都の伝統野菜に指定される鹿ケ谷かぼちゃが9個も朽ちるのを待つだけの身になって。表面には特徴である「こぶ」がないのだけれど。
いつもの道を外れたら、神社の境内地に見事な杜鵑草の花が咲いていた。

やる気に火がついた、などという勢いはないけれど、心に小さな灯がともるような温かい出来事があった。先を見据えて微調整してみようかしらと、友人の紹介談に心が揺れている。

コメント (8)
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