根津美術館に応挙展を見に行った際に美術館の庭園を見て回った。ここは東武鉄道や富国生命などを作り上げた実業家根津嘉一郎氏私邸跡。根津美術館はこの庭もあるので西洋人の来邦者に人気が高いと聞いた。私が行った時には庭を見て回る人の半数近くが西洋人と見受けられた。この庭には茶室が4つある。茶会が開かれているときはほぼ日本人で占められるのではなかろうか。
紅葉はようやく色づきはじめている状況で、見頃はまだまだのようだ。地下鉄表参道駅から歩いて10分程度の都心にあるのに、まるで深山幽谷に迷い込んだかのよな錯覚を覚える。
渋柿のまづ葉先より枯れ始む
白隠の達磨の眼冬立ちぬ
秋逝けり野川の岸の捨て小舟