寒燈
2015-01-26 | 日記
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寒燈の川面に揺れて七十年
俳句を始めて20年。句集を出すことになった。
読みたい人に読んでもらえるこのブログがあればそれで十分だと思っていた。
薦める人があり、また、お世話になった人にご報告の意味もあると思って、
句歴20年と第二の定年という節目に刊行を決意した。
句集編集を一年近く楽しんだ。
自分の句には結構思い出も思い入れもあり、選句は迷いに迷った。
句会で主宰から問題点を指摘された句であっても自分では気に入っている句は捨てにくい。
句集や章の題に使っている言葉の入っている句は、それだけを読んで評価する人がいるので、
自信のある句にある言葉を題に使う方が無難だと言われても題として捨てがたいものは変えたくない。
句集の編集は作成時期別が多いようだが、大物の俳人以外は何時作ったかは特に意味はない。
私は自分も読む人もわかりやすいようにと思って編集した。
まず、詠んだ場所別に大きく分け、次にテーマ別に分けた。
こんな編集の句集は私は見たことがないのでこれで大丈夫かと少々不安になった。
我が儘な編集であった。
主宰に選をしていただいた。
句会で問題点を指摘された句はやはり同じ指摘でボツになった。
赤字だらけのページもあり、ティックが並んでいるだけのページもあった。
20年も付き合っている主宰は何でもお見通しで、私の我が儘編集を
結構吸収していただいた。
本日原稿を出版社に入稿した。