水仙のこぼれ話

         風に揺れる水仙の花から時折余談が零れ落ちてくる

ハローウィーン

2015-10-31 | 旅の写真


八ヶ岳山麓にもハローウィンのお祭りは盛り上がりを見せています。
昼食を食べた店は夕食はハローウィンのパーティで、予約は満席だそうです。
魔法使いのおばあさんも店にいるし、トラック運転席にはかぼちゃが座っています。
小さい子どもたちは大喜びです。
ところで、ハローウィンの表記は、ハローウィーンがより近いでしょうが、俳句の季語としてはハロウィンのようですね。












ハロウィンのパンに盛りたる騒がしさ

八ヶ岳山麓の紅葉

2015-10-30 | 旅の写真


八ヶ岳山麓は今が紅葉の見頃です。何とも言えない幸せな気分になります。
大げさに言えば「生きていてよかった!」という気持ちですね。







紅葉越しに見る赤岳山頂付近。



太陽を焼き尽くすかに紅葉燃ゆ。

都心の芒

2015-10-29 | 散歩の写真


昼休み、虎ノ門ヒルズを散歩しました。2階に広い庭(下はマッカーサー道路)があり、芝生や木々が植えられています。
ベンチや芝生には大勢のサラリーマンやOLが弁当などを食べていました。日陰などの良いところは早くいかないと座れません。
こんな都心でも芒が風に揺れています。疲れが吹っ飛ぶような快さを感じます。


芒穂の光の欠片振り散らす

岡山後楽園

2015-10-23 | 旅の写真


岡山城の旭川対岸にある後楽園に行きました。池田家時代の藩主のお休みどころとして整備されたもので、綺麗なお城もまじかに見えて、広々とした庭園は気持ちよく、清々しいひと時を過ごしました。



ただ、先々週に行きました栗林公園と比べると、広いのだけれども中心部が芝生で少し物足りない気がしました。
私の勝手な感想かと思っていましたが、岡山藩池田家では途中藩財政が苦しく、中央部分を芝生で覆い経費節減に努めたそうです。
それも藩の経営としては立派なことで、改めて庭園の良さを感じました。庭園内に田んぼがあり、田が刈られ稲が稲架にかけられていました。
多分、藩主が領民の暮らしを実感できるようにそうしていたのではないかと想像しました。




旭川をはさんで、城は岡山市の管理、後楽園は岡山県の管理に分かれ、細い橋が両者を結んでいますが、ばらばらな管理にならないように、しっかりと連携していてほしいと思っています。



行くあてのなく秋蝶の飛んでをり

岡山烏城

2015-10-23 | 旅の写真


岡山城を訪れました。豊臣秀吉の五大老であった宇喜多秀家が建立した50万石の大国の城です。秀家が関ヶ原の戦いで西軍に組して敗北したため八丈島に流罪となり、領国はそっくり小早川秀秋のものになったそうです。ねねの甥の秀秋は関ヶ原の戦いで、土壇場になって西軍を裏切り、東軍の勝利を導いた人です。皮肉なめぐりあわせですね。その秀秋も病死し、後継ぎがいないことから領地を没収され、池田家のものとなり、岡山藩池田家は明治維新まで続いたそうです。(以上はにわか勉強でまとめたものです。)



烏城と呼ばれる黒い城は力強さを感じます。「烏城」は、岡山城は「うじょう」、松本城は「からすじょう」と呼ぶのだそうです。(これもにわか勉強です。)



後ろに後楽園を従えて金色の鯱鉾は秋の日に輝いていました。



天高く烏城に跳ねる金の鯱