水仙のこぼれ話

         風に揺れる水仙の花から時折余談が零れ落ちてくる

東京・桜満開

2016-03-31 | 散歩の写真


東京に桜満開宣言の出た絶好の花見日和の本日、出勤するのはもったいないなあと思いながら午前中を過ごし、昼休みになると急ぎ日比谷公園に直行し、桜を眺め歩きました。気象庁の宣言通り満開でした。人出も多く公園の中にある「松本楼」というレストランは行列が出来ていました。
ここでも子連れママ友軍団が多数お花見をしていました。サラリーマン諸氏の集団昼食グループも多数でした。








帰りに少し回り道をして外務省前の桜を見に行きました。柵越しに敷地内の桜を撮ろうと柵につかまりながら撮っていたら、お巡りさんがやってきて、「柵に触ったらセンサーが作動するので、柵に触らないでください。何をしているのですか?」と問われました。何をしているかは見れば分かるのになあと思いながら、「桜をカメラで撮っていました。柵に触らなければカメラを撮っていいですね?」と云いましたら、「柵に触らなければカメラを撮っていいです。外務省の職員ですか?」と云われました。外務省の職員が柵越しに敷地内の桜を撮るはずがなく、この質問はどういう意味なのかなあと思いましたが、「通りすがりの者です。」と云って少し場所を移動して写真を撮りましたのがこの下の写真です。撮り終わったところで先ほどのお巡りさんが私の直ぐ横に立っていてびっくりしました。お上の領域に立ち入ろうとすると怖いことになりそうな印象を持ちましたのは私の過剰反応なのでしょう。



So qute! 瞳に映る桜花

千鳥ヶ淵の今日の桜

2016-03-28 | 散歩の写真


永田町での会議が4時に終わり、外に出ると晴れていたので、半蔵門、千鳥ヶ淵とお濠沿いに九段下まで小一時間ほど歩いて桜を見ていきました。
千鳥ヶ淵では、田安門辺りの桜は結構咲いていました。人出もぼちぼちで半数以上が日本以外のアジア人のようでした。ボートはそこそこ出ていました。






ただ、千鳥ヶ淵全般的には2分咲き程度で、まだまだのようです。ベストビューポイントでもまだがっかりです。



皇族の方々がよく出入りに使われる半蔵門辺りも2~3分咲き程度ですね。





国立劇場の桜は染井吉野ではなく、少し早く咲くので見頃でした。



予報では29日が満開と聞いていたので、少し遅くなっているのでしょう。
やや深刻な内容の会議でしたので、2分咲きの桜も目に心地よく楽しいひとときを過ごしました。


七分ほど心豊かに二分桜

亀の甲羅干し

2016-03-26 | 散歩の写真






昼休みに日比谷公園に散歩するたびに池では亀が甲羅干しをしているのを見かけます。
私は動物園の隣にある高校を卒業しましたが、校舎から動物園の動物を眺めて、動物たちは仕事もしないでぐうたらしていても食わせてもらえて羨ましいなあと当時は思っていました。
甲羅干しをしている亀をみていると高校時代のその気持ちを思い出しました。
でも、亀は甲羅干しはぐうたらしているのではないのですね。体温調節、皮膚に付着する寄生虫の除去、皮膚病予防、甲羅の病気予防、皮膚に付着する藻類予防、栄養素の吸収など、生きていくための重要な仕事であるようです。
考えてみれば、長時間動かずに犇めいているのはそうとうな忍耐力が必要でしょう。首も動かさずじっと一点を見つめているように見えます。
人間でも公園のベンチでずっと座っている人を見かけます。お年寄りが多いようですが、気持ちよさそうに居眠りをしている人もいます。人によってベンチに座っている時間が違いますが、亀のように暫くベンチに座っていなければ心身の健康が維持しずらくなる人も中にはいるかもしれませんね。ベンチがいっぱいで座るところがない場合は、歩きながら、この人は何で座っているんだろうと意地悪く考えている自分に気付くこともあります。


公園の亀や人を詠んだ自句で自分で気に入って句を記載しておきます。

首の向き定めて亀は秋惜しむ

緑陰の人それぞれの時刻表 

本当の春?

2016-03-18 | 散歩の写真






寒くなったり暖かくなったり、落ち着かない日々ですが、そろそろ本格的な春になったようですね。
お水取りも終わったし、お彼岸にも入ったし。街には、紫の袴をはいた若い女性をみかけます。
いかにもリクルート・ルックの若い人々が蠢いています。
梅は終わりかけ、早咲きの桜はああちこちに咲いています。

知り合いの人々から「第2の定年で、これからは「サンデー毎日」です。」との連絡を受ける季節でもあります。
大いにお楽しみください。


春昼の電車の揺れに身を任す

菜の花と検察庁

2016-03-15 | 散歩の写真


菜の花や検察庁に映る空

暖かい今日の昼休み少し歩いて日比谷公園へ出かけました。いろいろな花が咲いていました。
日比谷公園のテニスコート脇に菜の花がたくさん咲いています。とても有り難いことです。
塀越しに検察庁庁舎が建っています。最高検察庁、東京高等検察庁、東京地方検察庁が入っているビルです。

「発句はとり合物也。二つとり合て、よくとりはやすを上手と云也。」という芭蕉の言葉にあるように、
二つのものをどうとり合わせるかが俳句の要です。そこで、この写真のように菜の花と検察庁との取り合わせはいかがでしょう。
全く別の世界にあるもののようでありながら、本当は別世界であってはいけないものというような理屈は俳句の世界には無用なものでしょうね。
ただただ取り合わせの妙を楽しめばいいのでしょうね。気持ちのいい昼休みでした。