水仙のこぼれ話

         風に揺れる水仙の花から時折余談が零れ落ちてくる

桜の自覚

2017-03-23 | 散歩の写真


一昨日東京の標準木について開花宣言があった。今日は千鳥ヶ淵辺りが開花するのではとそのあたりに出かけようかとも思ったが、証人喚問を見ることにした。昼過ぎに近所を散歩したら、あちらこちら桜が見頃になるくらいに咲いていた。公園の木には「ソメイヨシノ」の名札がかかっていたのでこれらは染井吉野のようだ。清々しい気持ちで散歩から帰宅したら、証人喚問が更に興味深いことになっていた。







まちなかの桜たること自覚せり

春嵐

2017-03-21 | 日記


森友学園、豊洲問題、韓国大統領弾劾、トランプ騒動、世界的な反グローバリゼーションの動きなどなど、世の中は騒騒しい。老後生活の我々は、病気と付き合いながら、こうした問題をああだこうだと話題にして楽しむことくらいしか。でも奇々怪々なことがこうも起こるものか。

俎板の鯉に無縁な春嵐

東京ミッドタウンの江戸富士

2017-03-19 | 散歩の写真


好天で暖かい今日、墓参りに行った。墓地の駐車場は長蛇の列になっていた。我々は地下鉄で行ったのでならばなかったが、花屋さんは混んでいた。
墓地の近くの東京ミッドタウンは開設10周年になり、その記念イベントとして庭に堆肥とおがくずで高さ6mの「江戸富士」を設置していると聞いていたので見に行った。夜はプロジェクトマッピングをするそうだ。可愛らしい富士山で面白かった。
庭には春の花々がたくさん咲いていた。そのうちの馬酔木、雪柳、金縷梅、それにミッドタウンのビルを背にした芽張り柳の写真をアップしておこう。








ビルを背の芽張り柳は大はしやぎ

花森安治展

2017-03-18 | 展覧会


世田谷美術館へ「花森安治展」を見に行った。暖かくてセーターに春ジャケットで汗ばむほどだった。
「花森安治展」は氏の情熱と才能が満ち溢れていた。時代状況を的確に把握し、その上に立って行動を起こした。充実した67年の生涯であったと思う。羨ましい気がする。
(追記)世の中に情熱と才能の溢れる人を時折見かける。このブログを書き終わったときに、大学教授をしている友人から新著が届いた。フランス滞在中の回想録だそうで、専門外なのにフランスの各地域のことをよく調べて写真も挿絵も自作の400頁の大著。数年前に500頁の専門書を出版したばかりなのに、大した人がいるものだ。




公園では梅の花は散っていたが辛夷の花が満開であった。美術館のテラスでランチを食べた。噴水の水が日の光を散らしていた。



あしたへの気持ちは白く辛夷咲く

忖度(そんたく)

2017-03-11 | 散歩の写真


最近「忖度」という言葉を耳にする。「森友学園」の件で官僚機構が誰かの気持ちを「忖度」したのではないかという説である。日常目にすることの殆どない言葉だ。「忖度」だけでこうなるのかなと若干疑問に思う。
「事実は小説より奇なり」で最近は毎日聞いていても飽きないような出来事が複数展開している。そういえばどっかに飛んで行った話題もあるなあ。


雛の宴祖父ぎこちなき黒田節

啓蟄や行列続くATM

春寒しサックスの音真直ぐに

梅林を透きて真白き遠高嶺

遠富士やミモザの庭の三輪車