水仙のこぼれ話

         風に揺れる水仙の花から時折余談が零れ落ちてくる

京都花見旅行

2017-04-03 | 京の旅
3月末に京都へ花見の旅行に出かけた。例年だと丁度見頃の花見の頃なので宿を予約していたが、今年は京都も遅く、我々の滞在中にやっと開花宣言があった。醍醐寺の枝垂桜が4分程度で救われた。全体にちらほらか殆ど蕾であった。
桜はともかく貴重な家族旅行だと割り切って楽しんだ。



醍醐寺の国宝五重塔。

古塔より高きものなく花貴し



醍醐の枝垂れ往古よりの鶴翼か



春遅し物を置かざる醍醐棚



蕾より生るる間近の桜哉


天守閣跡より二条城。

花冷えや廊下の多き二条城


大徳寺塔頭黄梅院。

紫野古刹の苔へ花の雨

旅行の出発まえに開花宣言のあった東京も帰ってきたらまだまだ咲き切らず、がっかりしたりほっとしたり。

花一分そちこちの宴満開に

臨場感

2015-11-16 | 京の旅

                  京都・鷹峯の光悦寺


光悦寺・参道


                  京都・妙心寺・退蔵院

私が一年中で最も忙しい時期に女房殿が京都旅行に出かけ、このような写真を送ってきました。
京都が大好き、紅葉が大好きな私にはまったくもって羨ましい限りでした。
せめて写真に合った句を作ろうとしたのですが、臨場感のない凡句しかできませんでした。

もみじ葉の光悦垣に寄り添ひぬ

京洛の水面に燃ゆる紅葉かな

京・大寧軒・金地院

2015-09-16 | 京の旅


京の旅二日目の午後は、京都夏の特別公開の南禅寺の大寧軒に行きました。
大寧軒は、茶道薮内家家元が作ったお庭だそうで、東山を借景に、池の周りは苔むしたお庭です。
琵琶湖疎水からの滝によって池が庭の中心にあり、珍しい「三柱鳥居」が池の中にあります。






隣の金地院に行きました。「黒衣の宰相」と呼ばれた金地院崇伝が建立した南禅寺塔頭。
徳川家の支援が十分得られていたと思われ、たいそう立派な塔頭でした。境内には東照宮も建てられていました。





参道の関守としてこぼれ萩

二日間で3万2千歩歩きました。市営地下鉄・市バス二日間パス2千円をフル活用しました。
市バスは、京都駅発は混んでいるので、地下鉄で北大路バスターミナルへ行って乗ると結構すいています。
南禅寺は地下鉄東西線の蹴上からいけば簡単です。地下鉄を活用するのがコツのようです。

京・大徳寺塔頭興臨院

2015-09-16 | 京の旅


京の旅二日目は、秋の特別拝観の走りである大徳寺塔頭の興臨院に行きました。
朝10時からですが、5分前に着き、カメラ抱えた中高年男性2人が既に待っていました。
係りの人にお願いして5分前ですが入れてもらいました。
能登の畠山氏が創建し、後に前田家の菩提寺になったそうです。
立派な塔頭で、枯山水が豪放な石組みをしています。






件の大徳寺山門を内側から撮ったものです。


私の最も気に入っている高桐院(細川家菩提寺)に行きましたが、仏前結婚式のため拝観はかなわずとのこと。
やむを得ず入口のみの撮影です。でもこの道が大好きなので満足しました。


大徳寺塔頭の中で二番目に好きな芳春院(ここはもともとの前田家菩提寺)に行きましたが拝観ならずでした。
隣の大仙院が空いていましたので拝観しましたが、途中で帰りました。



秋麗の枯山水のはしごかな

京・上賀茂社・下賀茂社・式年遷宮

2015-09-14 | 京の旅


広島からの帰路、京都で途中下車しました。
京都はイベントも花も特になく、観光面ではオフシーズンだと思っていたのですが、
ホテルはいずこも満員でかろうじて高めのホテルに一人もぐりこむことができました。


上賀茂神社、下賀茂神社はともに今年が21年毎の式年遷宮にあたり、特別拝観が実施されていますので出かけました。
先ず、下賀茂社へ。糺の森に入ったところの「日本一の美麗神」の「河合神社」へ。
お孫ちゃんのために美麗お守りを購入しました。
日が照って暑い日でしたが、糺の森の中では涼しい風が吹いていて気持ちよく過ごせました。






「葵祭」とあるように下賀茂神社「双葉葵」がおしるし。「三つ葉葵」がご紋の徳川家のご支援もあったようです。
かつては境内にたくさんあった葵も今ではこの写真の一鉢のみだそうです。
「葵祭」に使う葵はあちこちから集めてくるそうです。




上賀茂社では、式年遷宮で檜皮葺の屋根の吹きなおしが終わった本殿、権殿を参詣することができました。
上賀茂社、下賀茂社の式年遷宮は、伊勢神宮のようにお社の建て替えを行うのではなく、部分修繕だそうです。
本殿修繕中は神様は権殿に遷宮され、修繕後が本殿にお帰りになるそうです。
今は権殿にお渡り中とのことで、権殿に参拝いたしました。







石橋を渡らんとして青蜥蜴