小春 2014-11-26 | 季語の思い 困った時の「風頼み」というのがある。上五の季語がいいのがないかなと探して、 「秋風や」とか「青葉風」とかをついつい使ってしまう。 冬に入ると「小春頼み」が始まってしまう。自分が納得していればまあいいか。 ただ、その「頼み言葉」の他には自分特有の表現を入れておかないと陳腐な句になってしまう。 行動表行先欄に「小春空」 正面に富士を据えたる小春坂 煙突に煙小春の富士に雲 小春空駿河の雲は低く浮く あり余る海の高さや小春坂
高桐院の紅葉 2014-11-23 | 京の旅 京都の紅葉を見に行った。今年の紅葉はやや早いそうで、丁度見頃であった。 足にややまだ不都合があるので、あまり歩かずかつ混雑しない、 もっとも素晴らしい庭紅葉の大徳寺塔頭の高桐院のみ訪れた。 庵への紅葉を潜る石径 時沈む庵の翳の窓紅葉 照紅葉携帯電話へ税のこと
季感を味わう 2014-11-13 | 旅の写真 季節の変わり目を味わうために昨日中央フリーウエイを西へ走った。 富士山の冠雪はまだ小さかった。 冠雪の産毛のごとき富士が嶺 山梨県の双葉サービスエリアの紅葉はまだ見られた。 八ヶ岳の黄葉はもうほぼ終わっていた。 粧ひを解きて女岳の雲隠れ 山法師の葉は枯れ落ち、赤い実がたくさんなっていた。 辛夷の芽が来春に向けスタンバイを開始していた。 何故かタンポポが咲いていた。 望郷の日和蒲公英狂咲く 今朝、八ヶ岳山麓では雪が少々降っていた。 いろんな季節が重なって動いているようだ。
七五三 2014-11-08 | 写真・俳句 金平糖痩せゆく星の七五三 最近、「地方消滅」という本がよく売れているそうだ。 そういえば新幹線の車窓から人を全く見かけないところがとても多いように思っていた。