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新江戸川公園から江戸川沿い(神田川をこの辺は江戸川と呼ばれる。)にほんの少し東に歩くと胸突坂の上り口の角に「関口芭蕉庵」がある。
ここは、かつて芭蕉が水道工事に携わっていた頃にその工事事務所(水番屋)があったところという縁のようだ。
芭蕉は、29歳で江戸に下り、35歳で宗匠として独立(立机)するまでの間に、水道工事関係の仕事に携わったようだ。文京区作成の資料には「神田上水の改修工事を監督したと言われています。」と書かれている。どんな仕事をしたのか明確にはなっていないが、事務の手伝いをバイト的にしていたのではないかと私は思う。
芭蕉庵の建物は、句会等に貸し出しをしている。玄関の右手の部屋は開放しているので入ることができる。
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深川の芭蕉庵に植えられていた芭蕉もここに植えられている。
何故か「古池や蛙飛び込む水の音」の句碑がある。
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神田川の対岸にわたると早稲田で、早稲田大学のキャンパスには自由に入れる。銀杏の黄葉は少し始まりかけていた。
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都の西北摂理銀杏を色付けり