原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

ひみつのサロンに行ってきた

2015-08-25 | 徒然なるままに


女神山、青山WSのOG(?)でもある
ノブコさんのひみつのサロンに行ってきた。



ノブコさんは、
青山WS開始から何年か後
ブッククラブ回で置きチラシを見て
参加してくれたのが出会いで、
古参組(笑)の一人でもある。

彼女は元々インド舞踊をやっていて
教えることもしていた。
が、その後いろいろ大きな出来事があり
それを経過しつつ50歳を過ぎて勉強を始め
アロマセラピーのサロンを開いて9年ほどになる。
お招きにあずかり、初めて訪れたのだった。

「キョウコさんのダンスセラピーに出た後から
いろいろな大変なことが起こり始めたんです。
魂が動き始めたのね。
キョウコさんのせいですよ。ほほほ」と笑ったが、
話を聞きながらわたしもそう思った。
何か扉が開いたのだな、と思った。

ワークショップ、個人セッション、
そして女神山合宿にも何度か参加してくれたが
そのたびに彼女の持つプリミティブな生命力溢れるダンスを見てきた。
いや、立ち会ってきた、というべきかな。

「どんなに大変なことがあっても
このひとには生命力がある。だから大丈夫」
と、ダンスを見ていていつも思った。

そして、大変なことは本当にいくつも訪れてきたのだった。

しかし、それを受け止め
経過し、ノブコさんの現在がある。

前回お会いしたのは2013年だったが
変わらずに元気だったし、
いい意味で脂が抜けて
よい年の取り方をしているなあ、と思う。

生まれてきて、
いろいろなことがあって
悲しみや怒りや恨みやどうにもならないことや、
いろいろなものを背中のリュックに詰め込んでしまうが
それをまた手放していくのが人生の折り返し地点だよな、
とわたしはいつも思う。

ノブコさんは生命力の強い、濃い(笑)ひとだけれど
ずいぶん捨ててきたのだな、と思う。
なんだかさっぱりした雰囲気になった。
とてもすてきな年の重ね方だ。

ダンスでは、黒い魔女っぷりが際立っていたのだが
いまや立派な白魔女である。

トリートメントの手のひらも
ストロークもとても優しく、
ほわほわと半分眠っていた。

しかしノブコさんは、
久しぶりにたくさん話したいことがあるようで、
施術中もなかなか全部は眠らせてくれないのである。
「話を聞いてもらって、個人セッションしてもらっているようだわ、ほほほ」と笑うのである。
いやいや、わたしもしていただいていますよ。

こうして、久しぶりに会っても
本当に深い話ができるのが嬉しい。
そういうのはキョウコさんのところだからよ、と言ってくれる。

それはわたしもそう思っていて、
ワークショップを長年続けてきて
嬉しいことの筆頭だ。

辛さも苦しさも涙も鼻水も笑いも恥ずかしさも怒りも
いろいろさらけ出して踊っていると
皆、魂の仲間になる。



ノブコさんもわたしも、
乳がんスライバーだ。
ノブコさんは乳がんの先輩なのだ。

がんは術後が本当に辛い。
治療のために使う薬で心身共にバランスが崩れる。

「でもあれがあってよかったわって今は言える。
今までの大変なことも、今の仕事に全て役立っている。
無駄なものが何一つないのよね」と言う。
「ストロークしていると、毎回違う。これ、ダンスだな、と思う」。

うむ。



しかし、ここで断言する。

ノブコさんはもっと変わっていくのだと思う。
そしてまた、それを踊るのだ。共に。
黒魔女も復活!だ。

死ぬまで変化する。
死ぬまで生き切る。
年老いても、
身体が動かなくなってもだ。

うむ。






写真はノブコさんのセッションルームです。
優しい精霊がたくさんいそうな、
とてもいい雰囲気でした。

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