原キョウコ ダンスセラピーラボ

ダンスセラピーという手法を通して心身の解放をサポートし、心と身体と魂をつなぐことを目標に、研究を重ねている場です。

なぜいま現代シャーマニズムなのか?

2024-05-23 | シャーマニズム
今年から新たにシャーマニズムの探求をするWSを立ち上げました。
Shaman'sGate(シャーマンズゲート)という名で様々な場を作っていきます。

2024/3 首都圏での「シャーマニズムと身体ー変性意識を作るー」WS
2024/5 多摩川上流河原での「シャーマニックボディ」WS
に引き続き、
2/24/6 大阪での「シャーマニズムと身体ー変性意識を作るー」WSを行います。

ダンスからなぜシャーマニズムなのか、
ということを書きましたのでぜひお読みください。


★なぜ現代シャーマニズムなのか?

長年グループセッションを続けていると不思議なことがいろいろと起こります。
(人が集まり、身体とエネルギーが大きく動く場なのである意味当然であります)
殊に夏合宿で、自然の中で行うときには奇跡のようなことも起こります。
それはゲニウス・ロキ(土地や場の精霊)の力=場の力が
そこにいる人のエネルギーと合わさり働いているのだと捉えています。
自然のエレメントのエネルギーと同じく、
意図して操作できるものではない人知を超えた力でもあり、
こちらの態度や扱い方で受け取れるものが大きく変わるものです。

目に見えないものが動く時空を何度も体験し、
ふと思えばこれはアニミズムでありシャーマニズムの枠内であること、
それをそれと意識せずに行なってきたのだと(大分前ですが)
思うようになりました。
特に芸能はシャーマニズムの中で必要不可欠な要素です。

環境と世界全体を考える上で
人間社会のみフォーカスされがちな考え方に違和感がある方も
多いかと思います。
個に閉じこもる方が増えたこと、
この社会での生きづらさや閉塞感を感じる方も
増えているのではないでしょうか。

自分自身、ここ15年ほど
諏訪や古代信仰の地、縄文の遺跡などを何度も訪ね、歩き、踊りを捧げるうちに
身体の深いところで様々な歴史や土着信仰、土地のエネルギーなどを反芻し
自我でなくユング的な意味での「自己」の回復と存在を深く感じ
ばらばらであったものが大きな一つの像を結んできました。

コロナ禍の間に社会のあり方について問い直し、改めて学びを得て、
この時代に自分は何をすべきか、どうありたいのかを考えつつ
やはりここだ、(というより元々ここからだったのだ)と
辿り着いたのが
ネイティブ・アメリカンのシャーマニズムでした。
それと舞踏の技法を礎とし
現代シャーマニズムの探求をしています。

身体が大切な要素であることには変わりはありません。
セラピーや医療の元型がシャーマニズムの中にあるからです。
ユング派の心理学者アーノルド・ミンデルもプロセスワークの中に
シャーマニズムの手法を導入しています。


これからの時代にシャーマニズムをベースとした思考と行動は
必須のものだと個人的に思っています。
地球の存続と人間社会の在り方を真剣に見つめ
日々の小さなことから行動していくこと。
物質的/恣意的なだけではない、オルタナティブな世界観を身につけること。
それを様々な方々と分かち合うための一つの切り口として実践していきます。

・地球上のすべての自然とエネルギー(動物/植物/鉱物/4大元素)、気候
・精霊、地霊のエネルギー
・宇宙
・地球そのものの歴史/地球上の文化を築いてきた部族や種族/伝統的あるいは素朴な歌と踊り
・芸能、芸術、文化、儀礼、それらのベースとなる身体
・生と死、死の向こうにあるもの
を視野に入れ、リスペクトし
包摂的な世界観の元に行なっていきます。
あらゆるものの魂のために。

興味、関心のある方はぜひお運びください。
楽しんでいただきつつ、その世界の入り口への橋渡しをできればと思っています。

もちろん、インプロ、ダンスはいままで通りにWSにはに含まれていますので
ご心配なく!

今回はまず大枠の考え方を提示しています。

ワークを通して身体も自然の一部であることを実感し、
自然エネルギーとのコネクトを強くし、
シャーマニズムを体感するきっかけになりますように!



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