KYOKUKENZO'S WORKSHOP 2024

「道」は自ら切り開くもの。
他人の後追いは「道」にあらず。

TPP合意。

2015年11月07日 | 韓国料理
休みを取って帰省した息子が
焼肉を食べに行こうと言う。

お。いいねぇ。行きますか。

彼はまず牛タンをたのむ。

あ。正確にはネギ塩タンです。
ネギがタンにくるまさってるの。
(くるまさる=北海道標準語)


先日TPPが大筋合意に至った。

日本にとって、色々なメリット、
デメリットが予想される。

12の国が参加している以上、
日本にだけ有利な協定とは
まずならないだろうけど。


このネギタンは安くなるはずだ。

牛タンやハラミ、サガリの関税は
TPPが発効した年から1/2になる。

日本は牛タンを97パーセント
輸入にたよっている。国産は
わずか3パーセントに過ぎない。

また、

輸入牛タンのうち99パーは、
TPP参加国からの輸入だという。

ということは、

日本の牛タンほとんどが
TPP参加国からの輸入という訳だ。

その関税が1/2になるって?
結構いい話じゃないですか。

現状、牛タンにかかる関税は
12.8パー。これが今後は1/2。
すなわち6.4パーセントになる。

ふうむ。ナルホドね。

この店のネギ塩タンは、えーと、
(メニューを見る)980円。

この6.4パーセントが
ネギ塩タンひと皿980円に
どれほど反映されるのか。
来年から消費税が上がるし。

為替や肉の質。肉相場。
ひと切れひと切れの厚みなどが
変わらないと仮定して

素人計算で、980円から
現消費税と現関税を抜く。
それに新関税と新消費税を
かけると941円となる。

お。39円も安くなるんだ。

実際にはこんな単純な計算じゃ
ないでしょうけど。


環太平洋戦略的経済連携協定。
Trans-Pacific Partnership。

域内GDPの91パーセントを
日本と米国の2国が占めるため
実質日米のFTAとの見方もある。

国内総生産。
Gross Domestic Product。
自由貿易協定。
Free Trade Agreement。

アベノミクスの一環として
これから5年をめどに関税が
段階的に撤廃されるという。

さてと

この続きは肉を食べてからにしよう。

しばらくだね。元気だった?

まずはカンパイだ。kyokukenzo
コメント
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