香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

釣月耕雲ー団扇に書

2010年08月10日 18時30分46秒 | 書の学習
          

5月に会った友人に、韓国で買ってきた団扇に書を書いて欲しいと宿題を出され、昨日ようやく書きました。

ご希望のお題は「釣月耕雲」。
友人が韓国旅行中に見つけた書に書かれていた言葉で、参考までに写真を送ってくれました。

「釣月耕雲」(月に釣りし、雲に耕す)の出典は、
漢・学者、瞿法賜(くほうえい)の詩で、悠々自適の境地を表したものだそうです。

韓国では、書が書かれた団扇を短冊のようにぶら下げて飾るそうです。

面白いアイデアですね。

友人からの依頼は、
書体は任せるので、できれば、2字2段で大きな字で団扇からはみ出る感じがいいなぁ・・・とのこと。
急がないから一年先でもいいよの言葉に甘え、団扇横目に先延ばしにしていましたが、
団扇だけに、やっぱり夏の間には仕上げねば!と、ようやく取りかかりました。

1番始めに書いたのは、左側。団扇の骨の部分にうまく墨が乗らないのに気づき慌てました。
2番目に書いたのは右側。割とリラックスして書けました。
3番目の真ん中は、団扇からはみ出す感じという依頼を思い出し、太めの筆でドーンと書きました。

今朝送信した写真を見て、友人が選んだのは、右の団扇。
風流の極意のようなこの言葉、この作品が一番合ってるような気がします。とのこと。
ホント、その通りです!!

落款印は、そのまま押すと骨が邪魔してきれいに押印できないので、画仙紙に押印したものを貼りました。

あれから3カ月、やっと宿題終わりました
良い勉強になりました。ありがとう

追記 友人がブログに書いてくれました♪
http://blog.livedoor.jp/sanayayo/archives/65893951.html

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コメント (10)