香彩日記

一筆入魂!今の思いを『書』に込めて。

岩殿山(いわどのやま)ー山梨県大月市

2012年09月22日 22時52分59秒 | 山歩き
              

岩殿山は、武田家重臣の居城のあった山で、JR大月駅から「岩殿城跡」と書かれた切り立った岩山が見えます。

標高は、スカイツリーと同じ634m。

お彼岸のお中日である秋分の日の今日は、ようやく暑さが和らぎ、秋らしい爽やかな風が吹いて、頂上のススキも揺らいでいました。

山から見える景色や珍しい草花などを見つけると、母に写メールするのが山歩きの楽しみの一つ。

母にメールを送るとすぐ返ってくる時もあれば、なかなか返信がないこともしばしば。
心配になって電話をしてみると、「あら、気づかなかった。見てみるから、ちょっと待って。」と、元気な声が返ってきます。

数週間前のその日も、そんな声が聞けると信じていました。

でも、何度掛けても、母が電話に出ることは、とうとう、ありませんでした。


今日の山歩きコースは、大月駅から岩殿山、天神山を経て、大月駅に戻る約3時間40分のコース。
天神山から岩殿山がよく見えます。

途中、鎖の張られたスリル満点の岩場がいくつかあります。
 
難所を越えると、風が気持ちいい。
もしかしたら、好奇心旺盛だった母が、一緒に難所を越えたのかも。

気儘な一人暮らしを続けた母は、あっという間に逝ってしまったけれど、今も自由に空を飛びまわっている気がします。

山を下りた舗道に、きれいな花が群生していました。

花の好きだった母に、写メして聞いてみたくなります。
「この花の名前わかる?」

もう、教えてもらうことはできないので、家に帰って、御岳で買った花のポケット図鑑を見てみたら、載っていました。

花の名前は、シュウカイドウ(秋海棠)。


母の知人に、お盆とお彼岸の間に亡くなる人は、寿命なのだと聞きました。

天命を全うした母は、「いつまでも私を頼っていないで、そろそろ自分で頑張りなさい。」と、言っているのかもしれません。


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高畑山(たかはたやま)-山梨県

2012年09月01日 19時39分45秒 | 山歩き
               

今日は、高畑山(982m)に行って来ました。
早朝、久々に雨が降りましたが、今日は晴れ!の天気予報を信じて、雨が上がってから家を出発。

高畑山は、昨年登った倉岳山の隣に位置し、富士山の好展望台の一つです。
JR鳥沢駅から往復ルートで、行き(登り)は休憩込みで2時間20分、帰り(下り)は1時間45分かかりました。

今回、印象に残ったのは、上りで見つけたコレ↓

細い木の枝が動いてるなあと思ったら、ナナフシです。
どこにいるか、わかるかな?
カメラを向けたら、ピタッと止まって、木の枝になりきっていました。

眺望は、山頂に着くまでは、扇山がちょっと見えるくらい。
山頂も残念ながら、富士山は見えませんでした。
 

下りは、ふかふか積もった枯れ葉に何度も滑りそうになって怖かった~。
そして、登山道から舗道に出る頃、雨が降り出しました。
鳥沢駅近くでは、お祭りのお神輿と遭遇。
 
雨の中、大変そうでした。
駅前の和菓子屋さんに寄ったら、去年のお祭りは、台風だったと言っていました。

帰りの電車では、雨が降っている様子はなかったのに、国立駅に着いた途端に降りだして、家が近づくにつれ激しくなり、まさにバケツをひっくり返したような雨をかぶってしまいました。
そうなると、もう笑うしかないって感じです。
でも、帰ってからの、後始末が大変でした。


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