




空模様は目まぐるしく変化した。
急に強い風が吹き出したかと思ったら、横殴りの細い雨

急いで何もかも取り込むと、パ~~と青空が開けてくる

18時から、随分距離が離れたお向かいのおじさんのお通夜へ行った。
大正9年生まれ、7~8年前から施設暮らしをしていた。
息子さん二人は都会へ、娘さん二人はこちらに残っているけど…
おばさんは、我が息子が生まれた時入院していた病院で、がん治療中。
息子さんがお見舞いに帰っていらっしゃって、同じ産婦人科で病棟が一緒。
洗面所で会うのがなんだか気の毒で、出来るだけかち合わないようにした。
こちらは慶びで、先方は哀しみで…
私が退院して10日ほどで亡くなった。
それから20年、独り暮らし、その後施設。
つい最近撮った、にこやかに笑っている遺影。
良いお顔をしていらっしゃるのを観て「良かったな~」って思った。