いろはの治療について記録として残しておこうと思います。
いろはが4回目の抗がん剤治療を受ける約2週間前のこと。
いろはを担当してくださっている先生から抗がん剤の追加投与(治療延長)が可能という
お話がありました。
それは、3回目治療までいろはに投与した抗がん剤を4回目から別の薬剤に変更し、
そこから3週間ごとに6回治療を続けるという内容でした。
(抗がん剤治療をする場合、一頭に対して生涯投与できる抗がん剤の量が決まっていて、
骨肉腫のような予後不良の腫瘍に関しては余命が短いという理由から、
最初の治療で生涯に投与できる全ての量を投与し腫瘍細胞を叩けるだけ叩くという方法があるそうです。)
新しい薬剤はこれまでのものより副作用が強く出やすく、
骨髄毒性、消化器毒性の他に腎毒性も出やすいという説明がありました。
当初の予定通りこれまでの薬剤を4回目まで投与し治療を終了するか、
4回目から新しい薬剤投与を開始し、計6回の治療を受けるか。
どちらにするかとても悩みました。
治療を継続するれば12月下旬まで通院が続くことになります。
今年いっぱい治療を受けたとして、
いろはが何の症状もなく元気に過ごせる時間はどれだけ残るのでしょう。
ここまで大きな副作用が出ないまま抗がん剤治療を続けられたことは
とてもラッキーなことだったと思っています。
もしいろはが強い副作用に苦しむ姿を見ていたとしたら、
私はいろはに抗がん剤治療を受けさせたことをとても後悔していたと思います。
ここから更に治療を続けて、もしも重篤な副作用が出てしまったら…
いろはが吐き気や下痢にひどく苦しむことになったら…
体力や免疫力が落ちていろはの命を削ることになったら…
治療の途中や12月の治療終了後すぐに肺転移が見つかったら…
そんなことをぐるぐると考え、担当の先生に相談しました。
「もし先生のお家の子だったら治療はどうされますか?」という私の問いに、
悩みながら「僕だったら4回で一旦治療を終わるかな…」と。
先生の言葉に後押しされ、いろはの治療は予定通り4回で終了すると決断しました。
完治が望めないのであれば、いろはにとって12月までの3ヶ月間はとても貴重な時間。
抗がん剤治療のスケジュールに追われ、苦手な通院を繰り返し、
副作用に苦しむ時間にはしたくないという強い思いが私の中にありました。
必要最低限の通院をしながら、いろはに痛みや苦しみのない期間をできるだけ長く維持してあげること、
それが私の希望です。
9月8日、いろはは無事に4回の抗がん剤治療を終えました。
これからはおいしくご飯やおやつを食べ、元気にお散歩し、
家族にたくさん甘え、仲間たちの中で楽しく穏やかな時間を過ごしてほしいと願っています。
いろはが4回目の抗がん剤治療を受ける約2週間前のこと。
いろはを担当してくださっている先生から抗がん剤の追加投与(治療延長)が可能という
お話がありました。
それは、3回目治療までいろはに投与した抗がん剤を4回目から別の薬剤に変更し、
そこから3週間ごとに6回治療を続けるという内容でした。
(抗がん剤治療をする場合、一頭に対して生涯投与できる抗がん剤の量が決まっていて、
骨肉腫のような予後不良の腫瘍に関しては余命が短いという理由から、
最初の治療で生涯に投与できる全ての量を投与し腫瘍細胞を叩けるだけ叩くという方法があるそうです。)
新しい薬剤はこれまでのものより副作用が強く出やすく、
骨髄毒性、消化器毒性の他に腎毒性も出やすいという説明がありました。
当初の予定通りこれまでの薬剤を4回目まで投与し治療を終了するか、
4回目から新しい薬剤投与を開始し、計6回の治療を受けるか。
どちらにするかとても悩みました。
治療を継続するれば12月下旬まで通院が続くことになります。
今年いっぱい治療を受けたとして、
いろはが何の症状もなく元気に過ごせる時間はどれだけ残るのでしょう。
ここまで大きな副作用が出ないまま抗がん剤治療を続けられたことは
とてもラッキーなことだったと思っています。
もしいろはが強い副作用に苦しむ姿を見ていたとしたら、
私はいろはに抗がん剤治療を受けさせたことをとても後悔していたと思います。
ここから更に治療を続けて、もしも重篤な副作用が出てしまったら…
いろはが吐き気や下痢にひどく苦しむことになったら…
体力や免疫力が落ちていろはの命を削ることになったら…
治療の途中や12月の治療終了後すぐに肺転移が見つかったら…
そんなことをぐるぐると考え、担当の先生に相談しました。
「もし先生のお家の子だったら治療はどうされますか?」という私の問いに、
悩みながら「僕だったら4回で一旦治療を終わるかな…」と。
先生の言葉に後押しされ、いろはの治療は予定通り4回で終了すると決断しました。
完治が望めないのであれば、いろはにとって12月までの3ヶ月間はとても貴重な時間。
抗がん剤治療のスケジュールに追われ、苦手な通院を繰り返し、
副作用に苦しむ時間にはしたくないという強い思いが私の中にありました。
必要最低限の通院をしながら、いろはに痛みや苦しみのない期間をできるだけ長く維持してあげること、
それが私の希望です。
9月8日、いろはは無事に4回の抗がん剤治療を終えました。
これからはおいしくご飯やおやつを食べ、元気にお散歩し、
家族にたくさん甘え、仲間たちの中で楽しく穏やかな時間を過ごしてほしいと願っています。