古代の史跡を歩く(旧:多摩の史跡を歩く)

川崎麻生区、町田市や、他地域の史跡の記録です。

長柄桜山古墳群(神奈川県逗子市・葉山町)

2017-04-02 21:13:02 | 日記
2017.4.2

◼︎長柄桜山(ながえ さくらやま)古墳群

〈1号墳〉
JR横須賀線 逗子駅から南へバスで数分、「葉桜」バス停


高台の住宅街を西へ数分歩くと、案内板がある


北に逗子市街、西側に逗子湾が見える


山道を登る

数分で後円部に。
シートで覆われている

案内板



平成になってから発見された、4世紀後半の前方後円墳。全長91m。現存では神奈川県で最大級の古墳。

くびれ部と、草で覆われた前方部



案内板

こんな山の中によく作った、と感心。
山道を西へ進み、第2号墳に向かう


〈第2号墳〉
1号墳から約500m西に進むと、道の左に2号墳への登り口

少し登ると後円部

説明板



1号と同じく、4世紀後半の前方後円墳。
西側に前方部

墳の南側に新しい説明板



前方部の西の端の樹林の切れ目から、逗子湾が見える。遠くに江ノ島。


江ノ島の左上、薄雲の向こうに、うっすらと白く富士山が見える。
晴れていれば丹沢も見えるそうだが、この日は見えず。残念。

〈逗子市郷土資料館〉
2号墳から西へ急な山道を下ると、木造平屋の資料館。大正時代の築。


入館料100円。

長柄桜山古墳の出土品(円筒埴輪等)を始め、市内の縄文・弥生・古墳時代の発掘物が展示されている。他に、逗子市ゆかりの文学者(徳冨蘆花等)の作品の展示等。

資料館の庭から逗子湾

西に降りると、蘆花記念公園


逗子の海水浴場

古墳のある山を振り返る

歩いて10数分で、逗子駅に戻る


逗子市のwebサイトに、古墳のパンフレットがPDFで掲載されている。
前述の資料館に、同じパンフレットがあった。


【★☆☆ 遺跡マニア向き】