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消えた探偵(著:秋月 涼介)

2006年06月10日 21時00分38秒 | ブックレビュー
タイトル:消えた探偵  著:秋月 涼介

舞台は精神病者たちが集まる施設で、登場人物たちはみな何らかの
精神疾患を負っている。
主人公のスティーブンもまた同様で、自分が異世界に行ってしまう
能力を持っていると思っている。
そんなスティーブンが見てしまった、殺人現場。
しかし、その現場で犯人に襲われ、異世界に飛んでしまうアクシデントに
襲われ、目覚めてみると殺人の形跡など何もなかった。

一体、どういうことだったのか。スティーブンがみたのは、ひょっとして
未来に起こる事件だったのか。
スティーブンは、調査を始める。。。

そんな感じの物語です。
犯人探しとか、結局誰がどうなったのかとか、色々ありますが
皆が皆、精神病を患っているので、それゆえに分かりづらいですかね。
でも最後に言われてみると、ああそういえばと、思えなくもないですが。
特異な舞台のせいか、探偵みたいなことをしていても
当然、うまいこと進むわけもなく。聞き込み一つも大変で。

だからミステリーといわれると、びみょうに困るような作品。
つまらないわけではないのだけれど、面白いかと聞かれると
これまた首を傾げてしまうという。
そんな感じでした。

総評     : 6点
ミステリ度  : 5点


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